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人生漂流

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ベトナム紀行 6.ホーチミン市内観光

12月2日(土)

ベトナムでの滞在は8日目となり、今日の深夜の便で帰ります。三都市を巡って、ややくたびれ気味で、午後1時までレイトチェックアウトにしてホテルで休み、午後からのツアーに出かけることにしました。その間、ドンコイ通りを散策しました。

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ドンコイ通りはマジェスティックホテル(上の写真)から北へ延びる通りです。ブランドショップやレストランが建ち並ぶ、ホーチミンの銀座と言うべきところです。
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ドンコイ通りのほぼ真ん中にあるのが市民劇場(オペラハウス)です。1897年にフランス人が設計して、建てられた劇場です。
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午後1時半に迎えが来て、見ると、参加者はまたしても私一人です。あまりたくさんは回りたくないので、戦争証跡博物館、統一会堂(旧大統領府)、サイゴン大教会、中央郵便局だけにしてくれと頼みました。まず戦争証跡博物館です。
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上の写真は博物館の庭にあるベトナム戦争で使われた米軍ヘリコプターのレプリカです。下はベトナム人民軍の戦車のレプリカです。ソ連製だったようです。
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館内は写真の展示が多く、ベトナム戦争時の各国の報道記事(日本のものが最も多かった)、世界各地での反戦デモの写真、枯葉剤の犠牲となった人々の写真などが展示されています。私は、若い頃はベトナム戦争の経緯に大変関心があり、毎日テレビや新聞記事をむさぼるように見ていたので、古い記事は懐かしく思いました。
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特に印象に残ったのは枯葉剤による被害者たちの写真でした。枯葉剤(ダイオキシンが主)は、森林に隠れている解放戦線兵士や北ベトナム軍兵士を見つけて攻撃するためアメリカ軍が空から散布したもので、400万人のベトナム人に降りそそぎ、100万人に何らかの障害が出たと言われています。その影響は3世代にわたって残り、さまざま身体障害(奇形持が多く出生した)、精神障害が出ました。目をおおうばかりの写真が並んでいますが、これがまさに戦争犯罪の現実であることを世界の人々は知らなければなりません。下半身がつながった結合双生児であるベトちゃん、ドクちゃんは日本人医師も参加して分離手術が行なわれ、日本でも大きなニュースとなりました。ベトちゃんは26歳で亡くなりましたが、ドクちゃんは順調に成長し、双子の子供をもうけました。東日本大震災のあと東北を訪れ、被災者を励ましたり、今年、ベトナムを訪問した天皇・皇后夫妻と面会しています。

次は統一会堂を訪れました。
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ここは南ベトナム政府の大統領府となっていました。1975年4月30日、この建物の前(噴水の向こう)にある大通りから、北ベトナム軍・解放戦線軍が入って、サイゴンが陥落しました。この建物内を細かく案内されましたが、ホーチミンは蒸し暑く、ここは冷房がないため早く退散したくなりました。
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統一会堂から見たビジネス街です。細長いビルがホーチミンで一番高いビル(ビテクスコ・フィナンシャルタワー、68階、266メートル)です。現在、80階以上のもっと高いビルを建設中だそうです。
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次に行ったのが中央郵便局です。なぜ郵便局が観光地なのかわからなかったのですが、パリのエッフェル塔を設計したエッフェルが鉄骨を設計し、フランス風の建物となっているため、観光地となっているようです。
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中にお土産屋がいくつもあります。
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中央郵便局の前にサイゴン大聖堂があります。
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ホーチミンのカトリック教徒が集まる中心となっています。修復中のためか中に入ることはできませんでした。

ティエンハウ寺もコースに入っていましたが、前日行ったので断って、ホテルに戻りました。飛行機まで時間があるので、最後にもう一度フォーを食べようとホテルの近くにあるPho 24という店に行きました。Pho 24はフォーのチェーン店で、ホーチミン市内に10数軒あるようです。おいしかった。
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ハノイはジャンパーがないと寒いくらいでしたが、ホーチミンはとにかく暑く、湿度が高いため余計に暑苦しさを感じました。ホーチミンで一番涼しい時期はいつだと聞いたら「今だ」と答えていました。8月頃に来たらどんな暑さなのでしょう。

ベトナムを縦断して、満喫感がありました。アジアはこれまで中国、韓国、タイ、フィリピン、インドネシア(ジャワ島)を訪れましたが、今回のベトナム旅行が最も充実した旅でした。

ベトナム旅行のTips 5 タクシーの選び方
空港に着くとタクシーの客引きが大勢寄ってきます。「25万ドンでOK」などと安い料金を言ってきた場合は要注意です。その料金ですむことはないそうです。ハノイで信用できるタクシー会社はハノイタクシー、マイリン(Mai Linh)タクシー、ノイバイ(Noi Bai)タクシー、タクシーグループと聞きました。ホーチミンではヴィナサンタクシー(Vinasun)が圧倒的に多く、マイリンタクシーも信用できます。ただしヴィナサンタクシーの偽物があり、本当のヴィナサンタクシーは屋根やドアに38 27から始まる電話番号が表示されていますので、それを確認してください。タクシー会社名がなくTAXIとだけ表示していたり、メーターがついていないタクシーは乗らない方がいいでしょう。シクロ(人力車)は絶対乗るなと言われました。バイクタクシーも最初は1万ドンで行くと約束していて、回り道をして、2万ドンをふっかけたりするそうです。ベトナムのタクシー料金は日本の半額以下(ホーチミンの空港からホテルまで14万ドンくらい)ですから、市内交通手段としてはこれを使うのがよいと思います。

ベトナム旅行のTips 6 麺料理
ベトナムの麺料理は奥が深いです。いろいろな種類がありますので、詳細については下記のサイトを参考にしてください。

# by tochimembow | 2017-12-09 14:44 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 5.メコン川クルーズ

12月1日(金)
ホーチミンでの宿はホテル・マジェスティック・サイゴンです。フランスの植民地であった時代から続く伝統あるホテルで、アメリカとのベトナム戦争ではロケット弾が打ち込まれたり、開高健がここに滞在して「ベトナム戦記」を執筆していたことが知られています。
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このホテルはドンコイ通りの南端にあり、レストランからサイゴン川が見えます。ベトナム戦争の末期(1975年4月)砲弾が撃ち込まれたのはこのレストランです。
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この日はメコン川クルーズを予約していました。今回は9名のツアーでした。市から約1時間走って、メコン川に着き、メコン川を渡ります。
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メコン川は中国に発し、ラオス、ミャンマー、カンボジアを経てホーチミンに流れ込みますが、ホーチミンまで下ると川幅はなんと3km、日本にはない大河です。泥の川のように見えますが、水はきれいだそうです。船に約20分乗ってミトーに着きました。ミトーはメコンデルタにある町です。

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家や塀を見ると割と裕福な集落のように見えます。
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門には犬の置物を置くそうです。沖縄でシーサーを置くのと似た風習です。門扉の奥にオレンジ色に見えるのは墓です。陶器でできているような立派な柩を自分に家の庭に置くそうです。ベトナムは今でも土葬が主流で、柩には一人しか入りませんから、家で何人も物故者が出ると、庭に柩がいくつも並ぶことになります。

クルージングの船着き場近くになるとたくさんのお土産屋が並んでいます。
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蜂蜜農場を見て、ココナツキャンディ工場に立ち寄りました。
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さて本日のメインイベント、マングローブの林の中を小舟でクルージングする船乗り場に着きました。
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客は3~4人しか乗れません。狭い川に300隻の船が行き来していて、ぶつかり合いながら、進んでいきます。
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クルージングが終わるとメコン川を渡る船に乗り込み、ココナツジュースが振る舞われました。甘いですが、全部は飲みきれません。
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そこからランチでメコン・レスト・ストップというレストランへ行きました。5年前に皇太子が来て食事をしたそうで、写真が飾ってあります。
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テーブルに象耳魚(elephant ear fish)という大きな魚の唐揚げが乗っています。メコン川で捕れる魚です。右のボール状のものはゴールデン・ライス・ボール、餅の中に空気を入れて揚げると中が空洞でソフトボールくらいの球になります。下は揚げ春巻きです。
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このツアーでの名物料理だそうですが、おいしいとは思いませんでした。下は元の姿。
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下の写真の左は手巻きの生春巻き、右はフォーだと思います。野菜、パイナップル、牛肉、フォーなどを巻いて食べます。
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食事が終わって、ホーチミンに戻り、最後にティエンハウ寺(天后宮)という中国系の寺院に行きました。
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この頃になるともう疲れて、早く帰りたいと思うようになりました。
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この日の夜は、妻のいとこの招待でThe Deckというレストランで豪華な食事を頂きました。生牡蠣とソフトシェルクラブが絶品でした。



# by tochimembow | 2017-12-08 17:54 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 4.ホーチミンに入る

11月30日(木)

フエからホーチミンへは30日にヴェトジェット航空で移動しました。しかし、その2日前にチケットを斡旋した会社(Expedia)からメールで運航便が変更になったから午前7~12時に会社(日本)に電話してくれと緊急連絡がありました。電話すべき日は天国の洞窟ツアーでしたから出発前に事情を聞かなければならず、朝5時(日本時間午前7時)に電話をすると、中国人らしい女性が応対に出て、予定していた便が欠航になった、ベトジェットの16時50分発なら空きがあると言います。ホーチミンで人に会う約束だから何とか他の航空会社でいいからもっと早い便のチケットをとってくれと頼んだのですが、要領を得ず、こちらの希望が通りません。ともかくもっと早い便をとって連絡をくれと言って電話を切りました。ツアーから帰った時間ではサポートデスクに電話が通じません。どうなっているか分からないまま、翌日の早朝になって16時50分発に変更したという自動メールが来ました。細かい要望を理解できない外国人を相談窓口に置いているなんてどういう会社だと思いました。

そういういきさつがあり、飛行機まで時間が空いたので、ホテルの隣りにあるスーパー(Big C Market)に行ってみました。小さなモールとなっており、フードコートもあります。
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値段が見えるでしょうか?うなぎも売っていました。
飛行機が夕方になったので、ホテルに交渉したら、追加料金なしでレイトチェックアウトを認めてくれました。昼はホテルのレストランに行くと、カツカレーがメニューにあったので、それを注文しました。残念ながらカツがうまくなく、はずれでした。
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16時50分発のつもりで空港に行ったら、機材到着遅れのため出発が45分遅れました。ホーチミンのタンソンニャット空港に着いたら、今度は荷物が出てくるのに30分以上かかり、妻のいとこに会うのがすっかり遅くなってしまいました。LCCは人手がないため一人で荷物をベルトコンベヤに載せているようです。格安航空は今後絶対乗らないぞと心に誓いました。

妻のいとこはホーチミンでJICAの関係で地下鉄建設に携わっています。もう10年以上ホーチミンに居住しています。久しぶりに日本食を食べたいだろうとリトル東京(レタントン通り)というところに連れて行ってもらいました、
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ここは狭いところに日本の居酒屋、蕎麦屋、焼き鳥屋、寿司屋などがぎっしり集まっています。中には超ミニスカートの女性が呼び込みをしている怪しげな店もあり、新宿の歌舞伎町裏通りを連想します。時津洋という店で和食を食べ、久しぶりに焼酎をあおりました。
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ベトナム料理はヘルシーですが、さすがに5日も続くと飽きるし、胃が疲れてきていたので、ここで和食はいいタイミングでした。

ベトナム旅行のTips 4 ベトナム国内の移動
ベトナムで一番大きい航空会社はベトナム航空(Vietnam Airline)で、ベトジェットやジェットスターはLCCです。気をつけてもらいたいことはベトナムの国内便は乗客が少ないと、欠航にして、次の便に回すのが通例になっているそうです。ベトナム航空ですらやっています。次の予定があるときは早めの便を予約しておく必要があります。鉄道はすごく時間がかかります。ハノイからホーチミンまでは鉄道で36時間と聞きました。高速道路はありますが、一般道との交差点があったり、バイクが頻繁に走っていますから、あまり高速では走れません。ちなみに一部にETC(VETC)もありますが、利用している車は少ないようです。


# by tochimembow | 2017-12-08 11:56 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 3.フエの帝廟・寺院を巡る

11月29日(火)
昨日、天国の洞窟をガイドしてくれたニャットさんが迎えに来ました。今日はフエの帝廟・寺院巡りですが、参加者はまた私一人でした。フエに来てから日本人を見かけません。8月にコロラドに行ったときも、日本人は我々だけで、一体日本人はどこに行っているのでしょう。海外に出かける人が少なくなっているのだろうか?

フオン川渡航
市の真ん中を流れるフオン川をドラゴンボートで渡りました。
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大きな川ですが、橋が二つしかなく、川の北と南を行き来するには橋でかなり渋滞します。しかしこのボートは観光用で、日常の渡し船ではありません。ボートの中でお土産を並べているおばさんがいて、しつこくスカーフや絵などを買えと迫ってきました。いくら断ってもベトナム語で同じものを何度も買えと離れません。こんなときは一人だけのツアーは困ります。目の肥えた日本人はとても買わないようなものばかりですが、あまりにしつこいので、一番安い農村風景を描いた水彩画を2枚買いました(2枚で約1,000円)。昨日のツアー中にこういう笠(ノンラーという)をかぶったベトナム人と牛を何度も見かけたけど、車が走行中で写真を撮れなかったからまあいいか。
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ティエンムー寺
川を渡ったところに車が待っていて、そこから郊外にあるティエンムー寺へ行きました。
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この寺は1601年に建てられた禅寺で、八角形で7層の塔が中心となっています。塔の各階には仏像がありますが、中に入ることはできません。天女が建てたという伝説があり、天女の寺という異名もあります。この寺の住職が1963年、南ベトナム政府の仏教弾圧に抗議して、サイゴンのアメリカ大使館前でガソリンをかぶって、火をつけ、焼身自殺したことは有名です。そのときお祈りをしながら、身じろぎもせずに死んでいく姿の動画は世界に衝撃を与え、反米・反南ベトナムの機運を高めるきっかけとなりました。心臓は燃えず、その心臓はハノイに保存されているそうです。そのとき住職がサイゴンまで乗っていったオースチンが陳列されています。

グエン朝(阮朝)王宮
次にフオン川の近くにある世界文化遺産・グエン朝(阮朝)王宮に行きました。ここで1802年から1945年までグエン朝12代が続きましたが、1887年から1945年まではフランスの支配下にありました。
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周囲2.5kmの広大な城郭の中に10以上の建造物があります。この王宮はベトナム戦争のとき戦場となり、いまだ修復中の建物もあり、石の壁には弾痕が残っています。
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「夏草やつわものどもが夢の跡」といった風景でしょうか。
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ドンバ市場
ゆっくり見るには2時間はかかるでしょうが、1時間くらいで切り上げて、王宮の近くにあるドンバ市場へ行きました。
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上野のアメ横のようなところです。
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食料品、衣料、雑貨などの雑多な店が2階建ての建物の中にひしめいています。
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ここはスリが多いということをあとで知りました。このあと王宮近くのレストランでランチをいただきました。
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ブンボーフエ、お好み焼き風オムレツ、豚肉、野菜炒め、エビ・ピーマン・玉ねぎの炒めものでした。

カイディン帝廟
食事の後に行ったのはカイディン帝廟です。グエン王朝12代カイディン帝(啓定帝)の廟(霊を祭るところ)になっています。墓所だからか建物は黒くくすんで、何となく不気味です。
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しかし中はフランスの味付けをした装飾が施され、かなり立派です。下の写真はカイディン帝(1885-1925)。カイディン帝はフランスの傀儡と言われ評判は悪かったようですが、フランスの留学時、フランスの文化に触発され、フランス風の装飾を取り入れました。壁はタイルでフランスと中国の文化を混合したようなデザインが施されています。
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カイディン帝の柩。
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トゥドゥック帝廟
カイディン帝廟の近くにトゥドゥック帝廟があります。トゥドゥック帝(嗣徳帝 1829-1883)はグエン王朝では在位36年と一番長く王位にいました。
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初夏であればベトナムの象徴である蓮の花が美しい池があります。
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トゥドゥック帝には109人の正室・側室がいたそうですが、幼少の頃、天然痘にかかって子供はいなかったそうです。
この日、回った4つの史跡はすべて世界遺産となっています。

4時頃にホテルに帰着し、夕食はホテルのコンシェルジェのお勧めでNook Cafe & Barという店で、ブン・ボー・フエ、春巻きを頂きました。
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もう一品注文したら、ウエイトレスがそんなに食べられないからやめた方がいいと、忠告してくれ、2つにしましたが、正解でした。親切な店員です。

昨日と今日、2つのツアーでガイドをしてくれたニャントさんです。2日間で16時間くらい付き合ってくれました。
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下は3泊したインドシナ・パレスのコンシェルジェの女性です。
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大変親切で、ハノイやホーチミンにはない温かいもてなしを受けました。右の若い女性は外国人観光客に人気があるようでTripAdvisorの口コミ欄に宿泊客が撮った写真がいくつも出てきます。

フエは立ち寄った3つの都市では一番のお気に入りでした。ここの人々と接していると、日本人はベトナム人とウマが合うのではないかと思えてきます。また訪れてみたいところです。

# by tochimembow | 2017-12-07 18:38 | ベトナム紀行
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片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


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