ミルフォード・トラック 3日目 マッキノン峠越え
3日目はミルフォード・トラックのハイライト マッキノン峠 Mackinnnon Pass 越えです。ポンポローナ・ロッジから700メートル登って峠に達し、今度は一気に900メートル下ってクインティン・ロッジに至るこのトラックでもっともハードな行程ですが、同時にもっとも景色がいいとも言われています。この日は1時間早く起きて、7時半には出発しなければなりません。
天気はやはり時折小雨がぱらつく程度で登山道が滑って危ないというほどではなさそうでした。一応、雨具を着込み完全武装で出かけました。
ロッジを出てすぐにクインティン滝 St. Quintin Falls が見えました。高さは230メートルあります。
ここからミンタロ・ヒルの森に入っていきますが、周りの山が冠雪しており、昨夜雪が降ったようです。
山肌にはたくさんの滝ができていました。写真の下の方にススキのような植物がありますが、これはトイトイ toetoe といってパンパスの仲間です。
峠が近くなってくるとジグザグの登山道となり、次第に山が近くなってきます。
ジグザグ道の途中ではいろいろな高山植物が咲いていました。写真は長い名前ですがサウス・アイランド・フォックスグローブ south island foxglove です。キツネノテブクロ foxglove (ジギタリス)と名前が似ています。同じゴマノハグサ科に属しますが、花の形は全く違います。
下の写真はデイジーの1種ですが、正確な名前は分かりません。ハースト・デイジー Haast Daisy ではないかと思います。
黄色いのはキク科の花マーガリート marguerite と思われます。
こういう花を楽しみながら登るので、それほど苦しくはありません。
高く登るにつれて花が変わっていきます。峠はもうすぐのようです。
ちょうど12時に峠のマッキノン記念碑に到着しました。ここでガイドのお姉さんが待っていて、暖かいホット・チョコレートを飲ませてくれました。
何とここでは雪が降っています。ニュージーランドは夏だというのに。じっとしているととても寒いのですが、彼女は最後の人が来るまで1時間半も雪の中で待っていて、ホット・チョコレートをサービスしているのです。
天気は悪かったのですが、峠から見る景色は最高です。
(上の写真はレンズに雪がついて一部曇っています)
記念碑から10分ほど行ったところにマッキノン峠小屋 Mackinnon Hut があり、ここで昼食を取りました。
小屋の中は暖かく、別のガイドさんが温かい飲み物をサービスしてくれました。カメラのレンズがすぐに曇ってはっきりとは写りませんでしたが。
昼食が終わるとこれから一気に900メートルをくだらなければなりません。12時50分に小屋を出ました。はるか下に見える川の先に今晩泊まるロッジがあります。
上りより下りの方がはるかに辛いのですが、花を愛でたり、滝を眺めたりなので、それほど苦にせずゆっくり下りました。
渓流まで下ると瀑布群があり、次から次へと大きな滝が轟音を立てて流れています。
峠の小屋から約3時間かかって今日の宿泊地クインティン・ロッジ Quintin Lodge に着きました。
ロッジの前ではパラダイス・ダックの親子が遊んでいました。頭が白いのがお母さん、右にいるのがお父さんです。
この日はクリスマス・イブでしたが、峠で雪を見たので、皆が夏のニュージーランドでホワイト・クリスマスを経験したと大はしゃぎでした。この日は上り下りがきつい行程だったので、足にまめを作った人や脚を痛めた人が多く、ロッジで手当をしていました。ロッジの従業員が全員でクリスマス・ソングを歌って祝ってくれました。この日の夕食はステーキです。皆さんエネルギーを使ったからですね。
歩いた距離:15キロ、この日の歩数:31,000歩 (2010/12/24)
ミルフォード・トラックの高解像度写真を見るには次のURLをクリックして、表紙の写真をクリックし、次のページで「スライドショー」をクリックしてください。
http://www.imagegateway.net/p?p=DXBeJkSHyKS
天気はやはり時折小雨がぱらつく程度で登山道が滑って危ないというほどではなさそうでした。一応、雨具を着込み完全武装で出かけました。
ロッジを出てすぐにクインティン滝 St. Quintin Falls が見えました。高さは230メートルあります。
ここからミンタロ・ヒルの森に入っていきますが、周りの山が冠雪しており、昨夜雪が降ったようです。
山肌にはたくさんの滝ができていました。写真の下の方にススキのような植物がありますが、これはトイトイ toetoe といってパンパスの仲間です。
峠が近くなってくるとジグザグの登山道となり、次第に山が近くなってきます。
ジグザグ道の途中ではいろいろな高山植物が咲いていました。写真は長い名前ですがサウス・アイランド・フォックスグローブ south island foxglove です。キツネノテブクロ foxglove (ジギタリス)と名前が似ています。同じゴマノハグサ科に属しますが、花の形は全く違います。
下の写真はデイジーの1種ですが、正確な名前は分かりません。ハースト・デイジー Haast Daisy ではないかと思います。
黄色いのはキク科の花マーガリート marguerite と思われます。
こういう花を楽しみながら登るので、それほど苦しくはありません。
高く登るにつれて花が変わっていきます。峠はもうすぐのようです。
ちょうど12時に峠のマッキノン記念碑に到着しました。ここでガイドのお姉さんが待っていて、暖かいホット・チョコレートを飲ませてくれました。
天気は悪かったのですが、峠から見る景色は最高です。
(上の写真はレンズに雪がついて一部曇っています)
小屋の中は暖かく、別のガイドさんが温かい飲み物をサービスしてくれました。カメラのレンズがすぐに曇ってはっきりとは写りませんでしたが。
昼食が終わるとこれから一気に900メートルをくだらなければなりません。12時50分に小屋を出ました。はるか下に見える川の先に今晩泊まるロッジがあります。
上りより下りの方がはるかに辛いのですが、花を愛でたり、滝を眺めたりなので、それほど苦にせずゆっくり下りました。
渓流まで下ると瀑布群があり、次から次へと大きな滝が轟音を立てて流れています。
峠の小屋から約3時間かかって今日の宿泊地クインティン・ロッジ Quintin Lodge に着きました。
ロッジの前ではパラダイス・ダックの親子が遊んでいました。頭が白いのがお母さん、右にいるのがお父さんです。
この日はクリスマス・イブでしたが、峠で雪を見たので、皆が夏のニュージーランドでホワイト・クリスマスを経験したと大はしゃぎでした。この日は上り下りがきつい行程だったので、足にまめを作った人や脚を痛めた人が多く、ロッジで手当をしていました。ロッジの従業員が全員でクリスマス・ソングを歌って祝ってくれました。この日の夕食はステーキです。皆さんエネルギーを使ったからですね。
歩いた距離:15キロ、この日の歩数:31,000歩 (2010/12/24)
ミルフォード・トラックの高解像度写真を見るには次のURLをクリックして、表紙の写真をクリックし、次のページで「スライドショー」をクリックしてください。
http://www.imagegateway.net/p?p=DXBeJkSHyKS
by tochimembow
| 2010-12-30 19:55
| ミルフォード・トラック