ミルフォード・トラック 4日目 サンドフライ・ポイントまで
ミルフォード・トラック・ウォーキングは4日目が最後で、最も長い21キロを歩きます。我々が7時40分にクインティン・ロッジを出たときは一組を残して皆出発したあとでした。天気は曇り、朝だけ少し青空が見えました。
ロッジから少し行ったところでサザランド滝 Sutherland Falls が見えました。この滝はニュージーランドで一番高い滝で、世界でも5番目です。ロッジからこの滝まで往復1時間半かかるのですが、昨日ロッジに早く着いて元気な人はこの滝を見に行っています(私たちはとてもその元気はありませんでした)。
ミルフォード・トラックを歩いたイギリスの作家キップリングは「ここは雨が降るとまさに世界八番目の神秘となる」と言っていますが、確かにこのトラックの特徴は水(川や渓谷や滝)にあり、さまざまな水の様態を観察することができます。
4日目の歩程はアーサー川に沿った道で、大きく育ったシダ類が特に特徴的です。
吊り橋をいくつも渡りました。
渓流がいくつも流れ込んで、次第にアーサー川の幅が大きくなってきます。渓流は岩に苔が生えたりして日本のものとよく似ています。
たっぷりと水を含んだ森はいよいよ深くなります。
突然、写真の鳥が現れ、私たちの前を50メートルほど走っては振り返って私たちが来るのを待っています。
「こいつら道を間違えずに来ているかな」と確かめているようで、私たちが近づくとまた先を走って待っています。それを繰り返して300メートルほど行ったところでヤブに消えていきました。
ニュージーランドの鳥は概して人にフレンドリーで、人を見ると逃げるどころか近づいてくる鳥が多いのですが、特にこの鳥は私たちと一緒に歩きたそうでした。
3分の2位の距離を行ったところでジャイアント・ゲート滝 Giant Gate Falls に出て、ここが今日の昼食ポイントです。ここに着いたのは午後2時近くになっていました。
ミルフォード・サウンドらしい風景が出てきて最終地点が近いことがうかがわれます。
そしてついにミルフォード・トラックのゴール地点、サンドフライ・ポイント Sandfly Point に到着しました(15時45分)。
4日間(実質的には3日間)で33.5マイル(53.8キロ)を完歩した喜びにあふれています。普段、ウォーキングをしてトレーニングをしている私の方がくたびれた顔をして、全くトレーニングなしに参加した妻の方が元気いっぱいの表情でしょう。
サンドフライ・ポイントから船でミルフォード・サウンド・クルージングの発着地へ行き、最終宿泊地マイター・ピーク・ロッジ Mitre Peak Lodge に到着し、長いウォーキングは終わりました。このロッジはホテル並みの設備を持っています。
夜はロッジで打ち上げパーティがありました。クリスマスであることもあり、一流ホテル並みのバイキング形式の豪勢な食事で、ターキー、ラム、チキン、ビーフを始め、とても食べきれないくらいの料理とデザートが出ました。
パーティのあとは一人ずつに3人のガイドさんから完歩証の贈呈式が行われました。
ガイドさんには本当にお世話になりました。それほどたくましくも見えない3名でしたが、我々が担ぐ荷物の倍くらいのザックを背負って、跳ぶように歩いていたのが印象的です。
明るく、陽気で我々の旅をより楽しいものにしてくれました。本当にお世話になりました。
この日の歩数:36,000歩 (2010/12/25)
ミルフォード・トラックの高解像度写真を見るには次のURLをクリックして、表紙の写真をクリックし、次のページで「スライドショー」をクリックしてください。
http://www.imagegateway.net/p?p=DXBeJkSHyKS
ロッジから少し行ったところでサザランド滝 Sutherland Falls が見えました。この滝はニュージーランドで一番高い滝で、世界でも5番目です。ロッジからこの滝まで往復1時間半かかるのですが、昨日ロッジに早く着いて元気な人はこの滝を見に行っています(私たちはとてもその元気はありませんでした)。
ミルフォード・トラックを歩いたイギリスの作家キップリングは「ここは雨が降るとまさに世界八番目の神秘となる」と言っていますが、確かにこのトラックの特徴は水(川や渓谷や滝)にあり、さまざまな水の様態を観察することができます。
4日目の歩程はアーサー川に沿った道で、大きく育ったシダ類が特に特徴的です。
吊り橋をいくつも渡りました。
渓流がいくつも流れ込んで、次第にアーサー川の幅が大きくなってきます。渓流は岩に苔が生えたりして日本のものとよく似ています。
たっぷりと水を含んだ森はいよいよ深くなります。
突然、写真の鳥が現れ、私たちの前を50メートルほど走っては振り返って私たちが来るのを待っています。
「こいつら道を間違えずに来ているかな」と確かめているようで、私たちが近づくとまた先を走って待っています。それを繰り返して300メートルほど行ったところでヤブに消えていきました。
ニュージーランドの鳥は概して人にフレンドリーで、人を見ると逃げるどころか近づいてくる鳥が多いのですが、特にこの鳥は私たちと一緒に歩きたそうでした。
3分の2位の距離を行ったところでジャイアント・ゲート滝 Giant Gate Falls に出て、ここが今日の昼食ポイントです。ここに着いたのは午後2時近くになっていました。
ミルフォード・サウンドらしい風景が出てきて最終地点が近いことがうかがわれます。
そしてついにミルフォード・トラックのゴール地点、サンドフライ・ポイント Sandfly Point に到着しました(15時45分)。
4日間(実質的には3日間)で33.5マイル(53.8キロ)を完歩した喜びにあふれています。普段、ウォーキングをしてトレーニングをしている私の方がくたびれた顔をして、全くトレーニングなしに参加した妻の方が元気いっぱいの表情でしょう。
サンドフライ・ポイントから船でミルフォード・サウンド・クルージングの発着地へ行き、最終宿泊地マイター・ピーク・ロッジ Mitre Peak Lodge に到着し、長いウォーキングは終わりました。このロッジはホテル並みの設備を持っています。
夜はロッジで打ち上げパーティがありました。クリスマスであることもあり、一流ホテル並みのバイキング形式の豪勢な食事で、ターキー、ラム、チキン、ビーフを始め、とても食べきれないくらいの料理とデザートが出ました。
パーティのあとは一人ずつに3人のガイドさんから完歩証の贈呈式が行われました。
ガイドさんには本当にお世話になりました。それほどたくましくも見えない3名でしたが、我々が担ぐ荷物の倍くらいのザックを背負って、跳ぶように歩いていたのが印象的です。
明るく、陽気で我々の旅をより楽しいものにしてくれました。本当にお世話になりました。
この日の歩数:36,000歩 (2010/12/25)
ミルフォード・トラックの高解像度写真を見るには次のURLをクリックして、表紙の写真をクリックし、次のページで「スライドショー」をクリックしてください。
http://www.imagegateway.net/p?p=DXBeJkSHyKS
by tochimembow
| 2010-12-31 18:13
| ミルフォード・トラック