森林セラピー基地 矢筈岳トロッコ道を歩く
今年の紅葉はよくないようです。ニュースで全国の紅葉の名所を撮影した画面を見ても、どこも色が鮮やかではありません。雨が多かったせいだとも言われていますが、急激な寒さが来なかったこともあるのでしょう。
そういうことで今年は紅葉見物に出かけようとしませんでしたが、宮崎県日之影町が森林セラピー基地に選ばれているので行ってみようと妻が言い出しました。森林セラピー基地とは、森林を歩くことによって生理的あるいは心理的にリラックス効果が得られると森林セラピーソサイエティが認定した場所で、全国に44個所あります(宮崎県には3個所)。 http://www.fo-society.jp/
日之影町には名山・傾山を始め多くの山がありますが、町は5つの歩道を森林セラピー・コースとして自薦しています。
http://www.hinokage.jp/therapy/
この日はその中でもっとも距離が長い矢筈岳(やはずだけ)トロッコ道を歩きました。この道は日之影川に沿って、矢筈岳をぐるりと回るコースです。片道7キロあるので、往復14キロを歩かなければなりません。
国道218号線で日之影に入るとこんにゃく村という食堂があり、そこから北へ折れて日之影川沿いを走っていくと登山口があります。歩き始めたのは1時半頃でした。
最初の1キロほどはスギの植林の中を歩いて行きますが、やがて自然林に入ります。川を挟んで西側には丹助岳、東には比叡山が見えます。
(丹助岳)
(比叡山)
この辺りは大崩山(おおくえやま)、傾山(かたむきやま)から祖母山に連なる山々に属し、奇岩が特徴です。比叡山はロッククライミングの練習場としても知られています。
カエデは紅葉していない木、落葉してしまった木と不揃いですが、ところどころには紅葉した木があります。
昔、トロッコ道だったため道は広く、平坦で気持ちよく歩けます。山を見上げたり、日之影川を見下ろしたりで飽きません。日之影川の上流には美しい渓流で有名な鹿川(ししがわ)渓谷があります。
このコースには2つのトンネルがありますが、最初のトンネルに来ました。案内のパンフレットには懐中電灯を持参するようにと書いてあります。
長さは50メートルほどですが、ライトなしではおぼつかないほど真っ暗です。コウモリが住んでいると言われていますが、それらしき動物には会いませんでした。
トンネルを過ぎた辺りから、紅葉があちこちに見られ始め、それなりに堪能することができました。
片道7キロ歩くとへばるだろうと思っていましたが、景色は明るく、変化があって、気分よく歩けるので、疲れません。
ほぼ終点まで来たとき時刻は午後3時15分頃になっていました。急いで戻らないと暗くなるので、早足で引き返しました。比叡山が夕日に輝いていました。
往復14キロを3時間半で歩きました。他には歩いている人が全くいませんでしたが、素晴らしいコースです。もっと多くの人に知ってもらいたいものです。
(2011/11/27)
そういうことで今年は紅葉見物に出かけようとしませんでしたが、宮崎県日之影町が森林セラピー基地に選ばれているので行ってみようと妻が言い出しました。森林セラピー基地とは、森林を歩くことによって生理的あるいは心理的にリラックス効果が得られると森林セラピーソサイエティが認定した場所で、全国に44個所あります(宮崎県には3個所)。 http://www.fo-society.jp/
日之影町には名山・傾山を始め多くの山がありますが、町は5つの歩道を森林セラピー・コースとして自薦しています。
http://www.hinokage.jp/therapy/
この日はその中でもっとも距離が長い矢筈岳(やはずだけ)トロッコ道を歩きました。この道は日之影川に沿って、矢筈岳をぐるりと回るコースです。片道7キロあるので、往復14キロを歩かなければなりません。
国道218号線で日之影に入るとこんにゃく村という食堂があり、そこから北へ折れて日之影川沿いを走っていくと登山口があります。歩き始めたのは1時半頃でした。
最初の1キロほどはスギの植林の中を歩いて行きますが、やがて自然林に入ります。川を挟んで西側には丹助岳、東には比叡山が見えます。
(丹助岳)
(比叡山)
この辺りは大崩山(おおくえやま)、傾山(かたむきやま)から祖母山に連なる山々に属し、奇岩が特徴です。比叡山はロッククライミングの練習場としても知られています。
カエデは紅葉していない木、落葉してしまった木と不揃いですが、ところどころには紅葉した木があります。
昔、トロッコ道だったため道は広く、平坦で気持ちよく歩けます。山を見上げたり、日之影川を見下ろしたりで飽きません。日之影川の上流には美しい渓流で有名な鹿川(ししがわ)渓谷があります。
このコースには2つのトンネルがありますが、最初のトンネルに来ました。案内のパンフレットには懐中電灯を持参するようにと書いてあります。
長さは50メートルほどですが、ライトなしではおぼつかないほど真っ暗です。コウモリが住んでいると言われていますが、それらしき動物には会いませんでした。
トンネルを過ぎた辺りから、紅葉があちこちに見られ始め、それなりに堪能することができました。
片道7キロ歩くとへばるだろうと思っていましたが、景色は明るく、変化があって、気分よく歩けるので、疲れません。
ほぼ終点まで来たとき時刻は午後3時15分頃になっていました。急いで戻らないと暗くなるので、早足で引き返しました。比叡山が夕日に輝いていました。
往復14キロを3時間半で歩きました。他には歩いている人が全くいませんでしたが、素晴らしいコースです。もっと多くの人に知ってもらいたいものです。
(2011/11/27)
by tochimembow
| 2011-11-29 00:01
| 日本の自然