人生漂流

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壱岐に行きました

「めがね」(監督:荻上直子)という映画で小林聡美やもたいまさこが離島でボーッと暮らす(映画では「たそがれる」と言っている)のを観て、どこかの離島でたそがれようぞと探したら壱岐という島名が思い浮かびました。「めがね」の舞台は与論島ですが、与論島は遠く、飛行機代だけで11万円もかかります。壱岐なら博多港から船で1時間ほどの距離だし、人気スポットでもなさそうだから混んでないだろうと3日朝に高速で福岡まで行って、高速船ジェットフォイルに乗りました。何と船は満席で、予約なしの人はキャンセル待ちしなければならないほどでした。
 郷ノ浦港に着くと民宿ひとみのご主人が迎えに来ていました。民宿は空港の近くですが、この空港は大村から1日に2便しかないので、めったに飛行機の音はしません。民宿近くの大浜海岸に行きました。海がきれい!水が本当に青く、透き通ったような色です。妻は桜貝を探し回っています。
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左が大浜方向、右が錦浜方向です。海の中で黒く見えるのはワカメです。
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 夕食は魚、サザエ、ウニが満載の料理でした。
 翌日、レンタカーで島を一周することにしました。観光地図では猿岩というところを推奨しているので、まずそこに行きました。本当に猿そっくりの岩が海に突き立っています。
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周辺はなだらかな草の丘となっていて、気持ちのいいところです。崖の上から海を見下ろすと、きれいな波が打ち寄せていました。
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そこから勝本港というところに行くと、辰の島というところに行く遊覧船の案内があります。案内所に貼ってある写真を見ると奇岩が多く、海岸もきれいなようなので、午後1時半の船に乗ることにして、勝本朝市に行って魚の干物やウニを買い、近くにある大幸物産というレストランで昼食を取りました。ここの名物はウニで、ウニを採る海女さんがテーマになっているNHKの朝ドラ「あまちゃん」を毎日観ているので、それにあやかりウニ丼を食べました。
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この島でも海女さんがウニを採っているそうです。お昼を食べて波止場に行くと、海の底にたくさんのウニがいました。これだけいるなら誰でも採れそうです。フグやアジやチヌが目の前でたくさん泳いでいるので、私でも簡単に釣れそうです。
 さて時間が来て遊覧船に乗るとまず辰の島をぐるりと回りました。
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ここは無人島ですが、夏は海水浴場となる浜があります。白い砂で、水が美しいコバルトブルーです。海底まで白い砂なので、こういう水の色になるのだとガイドが説明していました。外海に出ると玄武岩でできた柱状節理の奇岩壁を見ることになります。
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上の写真は蛇ヶ谷というところです。岩の間から波が奥まで侵入しています。
島の北側にあるマンモス岩です。
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島を海側から見た後、上陸しました。この島はいろいろな野生植物が群生していることでも知られています。
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島の一番高い羽奈毛崎まで来ました。海側は断崖絶壁ですが、柵がなく、こわごわと見下ろすときれいな波が岩にぶつかっています。
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対馬海峡を一望できます。水平線が曲線になっているのが分かるでしょう。
蛇ヶ谷を山側から見るとまるでバームクーヘンをナイフで切ったように二つの岩が並んでいます。高さは50メートルあるそうです。
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山の上から見た海水浴場です。
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 1時間後に迎えに来た船で戻って、次は島の東側に車を走らせて左京鼻に来ました。
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この近くにはらほげ地蔵という満潮になると水に浸かる6体の地蔵があります。前掛けをしているので分かりませんが、水に浸食されてお腹に穴が空いている(ほげている)そうです。
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その近くで海女さん達がこの日採ってきたウニの殻むきをして、卵を集めていました。ウニの卵は意外と少ないものです。ウニ丼には何個分のウニが入っているのかと尋ねたら、「10個分くらいじゃろう」と言っていました(じぇじぇ*、だから2100円もしたんだ)。このウニは海女のおばあさんが1時間くらい潜って採ってきたものだそうです。それ以上は体が寒くなって潜れないと言っていました。 *「じぇじぇ」は朝ドラ「あまちゃん」ではやり始めた驚きを表す東北の海女言葉)
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 最後の日(5日)は民宿の近くにある筒城浜(つつきはま)で時間をつぶしました。大量のワカメが打ち上げられていますが、やはり美しい砂浜です。
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 壱岐は何もないところだろうと、格別な期待も持たずに出かけましたが、たそがれる暇がないほど美しい景色を次々とみることができ、充実したゴールデンウィークでした。最後に、妻の収穫、桜貝です。
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(2013.5.3~5)
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by tochimembow | 2013-05-06 00:19 | 日本の自然
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


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