草津白根山を歩く
高山植物の最盛期です。手軽に山の花が見られる場所を探したら、草津白根山(2117m)が出てきました。ロープウェイで山頂近くまで登れて、日本百名山の一つでもあります。高原植物の女王と言われるコマクサが咲いているということも分かりました。
7月3連休の初日、高速が渋滞することを覚悟の上で、朝6時前に船橋の自宅を出発しました。Googleマップでは所要時間が4時間から最大5時間45分でしたが、関越道が埼玉県内ずっと渋滞で、6時間かかって草津白根ロープウェイ山麓駅に到着しました。ロープウェイで上昇中、眼下にシャクヤクの花がたくさん見えました。
時期は終わっているはずですが、ハクサンシャクナゲでしょうか。近くに行って確かめたいが、時間がありません。山頂駅から弓池まで舗装された道を行くと池の周りにワタスゲたくさんあり、綿毛をつけていました。 尾瀬を思い出します。レストハウスから約15分上って湯釜展望台に着くと、神秘的な湯釜が見えまた。6月までは火山活動のため警戒レベル2で、展望台への道が閉鎖されていましたが、我々はラッキーでした。湯釜の周囲に道がありますが、10年以上立入禁止になっているそうです。
そこから山頂駅に戻ってコマクサリフトで本白根に上りました。火口(ここは水がありません)まで約15分歩くと火口壁のガレ場にコマクサが群生していました。北アルプスで見るコマクサより赤が濃く、やたらたくさんあるのが気になります。北アルプ、南アルプス、八ヶ岳など3,000メートル級の山で見るコマクサは強風に耐えて、岩陰にひっそり咲いていて、それを見つけると大変嬉しいのですが、これだけたくさんあるとありがたみに欠けます。
他にイワカガミ、ツマトリソウなども咲いていました。帰りがけに草津温泉館で一風呂浴びて、5時過ぎに帰路につきました。帰りは渋滞もなく順調で、約4時間で帰宅しました。行きは大渋滞で閉口しましたが、高山の花と幻想的な池を見ることができ、満足いく山行(高低差150メートルしかないので、登山をとは言えないが)でした。
(2017.7.15)
by tochimembow
| 2017-07-16 22:28
| 日本の自然