人生漂流

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カテゴリ:暮らしの風景( 14 )

眼に入れても痛くない孫達。しかし、子供には荷が重い

8月9日は三女の娘が1歳の誕生日を迎えます。地域によっては一升餅を子供にかつがせる習慣があり、かつげば一生食うに困らないとか。妻がそれをやろうよというので、そんな風習は餅屋の陰謀ではないかと疑いつつも、おとなしく従い、横浜くんだりまで出かけました。

さてその儀式は写真スタジオで、10日に行われました。餅屋も写真屋もよってたかって、それはきわめて大事な儀式であるかのように振る舞います。行く前はこんなにご機嫌な孫でした。
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さて、かつがせると、わずか8㌔の子供に1.5㌔の餅は重すぎます。
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当然、大泣きです。周りの大人達は「泣いた、泣いた」と大喜びで、拍手喝采。よその国の人が見たら児童虐待以外の何物でもない。

翌日は長女夫婦が娘を連れて横浜まで来ました。こちらの孫娘は1歳4ヶ月。
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やはり、1歳の誕生日に一升餅をかつがせたそうだが、こちらは何と紅白の一升餅が1個ずつあったとか。かわいそうな孫達よと同情しているのはグランパだけで、他の皆は一升かつぎで二人が大泣きしたことを話題にゲラゲラ笑うだけ。

いとこ同士がご対面。最初はお互いにそしらぬそぶりでしたが、やがて接近。
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相手を気遣うそぶりをちらほら見せましたが、大人が勝手にそう解釈しているだけか。
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こうしてかわいい孫達に寄り添って至福の一時でした。彼女たちにとっては大人のご機嫌取りで気疲れする一時だったでしょうが。
(2013.8.11)
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by tochimembow | 2013-08-12 22:27 | 暮らしの風景

我が家の紅葉

今年は紅葉を見に、山に行く暇がありませんでした。代わりに我が家の紅葉を楽しんでいます。12月に入ってすぐ頃に紅葉が最もきれいになります。
朝食を食べながらモミジが色づくのを楽しんでいます。」
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坪庭のモミジは上から赤くなっていき、下が緑の葉のときが絶妙な色合いでいいのですが、写真を撮ったときは遅すぎました。
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これから落ち葉を集めるのが一仕事となります。モミジ、コナラ、ヒメシャラ、エゴの葉がどっさり落ちて、毎週大きなゴミ袋に集めて出さなければなりません。
(2012.12.2)
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by tochimembow | 2012-12-04 23:45 | 暮らしの風景

二人の孫と元町とフェルメール

4月に長女夫婦に娘が誕生し、8月に三女夫婦にやはり娘が誕生し、いっぺんに二人の孫ができました。
10月に三女の夫婦がお宮参りのため、横浜に行ってきました。お宮参りは横浜の伊勢山皇大神宮で行いました。
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その後、5人で馬車道近くにある象の鼻パークに行きました。ベビーカーを押して歩くのは私の役目です。みなとみらい、赤レンガ倉庫などは家族連れや若いカップルでいっぱいでした。
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翌日、娘と妻が元町にショッピングに行きたいというので、またも私がベビーカー係を命じられ、二人がショッピングに興じている間、私は孫のボディガードを務めていました。
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元町も若い人でいっぱいです。私と同年配の人もいますが、元町に来るような年配者は派手な服装をしていて、ちょっと違和感を覚えます。
 帰宅後、長女の一家が来ました。
いとこ同士が並んで、見つめ合っています。誕生が三ヶ月半離れていますが、ずいぶん大きさが違います。
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その日は江戸川区にある長女のアパートに泊まって、翌日宮崎に帰りました。羽田に行く途中で、銀座のフェルメールセンターによって、フェルメールの絵を見てきました。レプリカですが、全作品が展示されています。フラッシュを使わなければ自由に写真を撮ることもできます。
有名な「真珠の耳飾りの少女」と「牛乳を注ぐ女」です。
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「天文学者」と「地理学者」です。
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「真珠の耳飾りの少女」や「真珠の首飾りの女」は現在、日本に来ていますが、それぞれ神戸と福岡に分かれて公開されており、両方を見に行くのは大変です。ここで展示されている作品は特殊なデジタル技術で創りだしたもので、本物を観ているような出来映えですから、お近くの方は行ってみてください。この展示会を監修している福岡伸一さんは、ここで展示されている作品は複製でもなく、模写でもなく、「翻訳」作品であると解説しています。分子生物学者らしい表現です。
(2012.10.23)
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by tochimembow | 2012-10-25 11:50 | 暮らしの風景

5ヶ月半の決算報告

ニュージーランドでの漂流が終わりましたので、あと2,3記事を書いてこのブログは閉じる予定です。

今後、ニュージーランドで暮らす方が参考になるよう生活にかかった費用、車の走行距離、健康状態などをお知らせします。(金額は1ドル65円で計算していますが、実際は62円くらいです)

滞在期間 2010年10月4日~2011年3月20日
住まい クライストチャーチ中心部から北へ約3キロにあるタウン・ハウス

かかった費用
 家賃 4週間で82,000円 他に電気代が月6,000円ほど
 車レンタル料 月37,000円(保守・点検、保険料含む)
 生活費 月8~10万円(ガソリン代、旅行費用含む)
  食費だけなら3~4万円
 電話代 月1,950円(レンタル料、通話料含む)

車の走行距離 約14,000キロ

泊まりがけの旅行
 計30日間

巡った国立公園
 マウント・クック、フィヨルドランド、ネルソン・レイクス、アーサーズ・パス、アベル・タスマン、パパロア、カフランギ、トンガリロ各国立公園
※ニュージーランドには南島に10,北島に4の国立公園がある。

健康状態
 平均して1日1万歩以上歩いていたので、健康状態よし。
 病気・ケガ 捻挫1回、マウンテン・バイク事故で顔面、大腿部打撲・擦傷、病気なし。
 体重 約1キロ減少。
 血圧 120/80 mmHgくらいで変化なし。
 中性脂肪 この数年170~180 mg/dLの数値が続いていたが、120 mg/dLに下がった。
 LDLコレステロール この数年130~150 mg/dLの数値が続いていたが、110 mg/dLに下がった。
 HDLコレステロール 48.8 mg/dLで例年と変わりなし。

毎年、人間ドックで中性脂肪が高すぎると警告を受けていましたが、一挙に下がったのに驚きました。LDLコレステロールも下がり、HDL/LDL比は上がっています。これで歩くことの効用が証明されたと思います。歩くことはこれからも欠かさず続けようと思います。
(2011/3/24)
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by tochimembow | 2011-03-24 14:33 | 暮らしの風景

ワイタンギ・デイ Waitangi Day 二つの国名、二つの公用語

今日2月6日はワイタンギ・デイで国民の祝日です。ワイタンギ・デイとは1840年2月6日にイギリス政府とマオリ人の間で結ばれた条約を記念する日です。ワイタンギ・デイが何かを知っていたらよっぽどのニュージーランド通です。

マオリは文字を持っていなかったため、マオリ人がいつ、どこから来たかは記録がありませんが、約700年前にタヒチ方面から来たと推定されています。最初に小舟でNZの陸地を発見したマオリ人が「あそこに白い雲がたなびいている」と叫んだことから、ここを「アオテアロア Aotearoa(長くたなびく白い雲の土地)」と名付けました。それでニュージーランドのもう一つの国名はアオテアロアと言います。
(写真:マオリ移住時の生活の想像図、カンタベリー博物館)
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(写真:マオリ初期の住居、ウイロウバンク自然公園)
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ヨーロッパ人が入植するようになるのは1790年代からですから、約500年間はマオリだけの島だったわけです。ヨーロッパ人が入植する前、マオリは約12万人いたと推定されていますが、ヨーロッパ人が入って1830年頃には約2万人に減っていました。人口が急減した原因の一つはヨーロッパから持ち込まれた伝染病(インフルエンザ、赤痢、チフス、百日咳など)が抵抗力のないマオリの間で蔓延したためです。180年代初め、ヨーロッパ系白人は約2千人いましたが、その中にはオーストラリアの刑務所を脱獄した連中が多数おり、彼らが最初にマオリ人との間で争いを起こすようになりました。絶え間ない戦争によってかなりのマオリ人が殺されました。またマオリ部族間での衝突もしばしば起こっており、彼らは銃を手に入れるために交換で土地を武器商人に提供していました。国内が惨憺たる状況となって、イギリス政府はホブソン William Hobson を最初のイギリス総督に任命し、マオリから土地が武器商人に渡るのを阻止するため1840年にオークランドの北にあるワイタンギで45のマオリ部族の代表と話し合い、1)すべてのマオリ人はイギリス女王の臣民となり、ニュージーランドの主権は王権に帰属する、2)マオリの土地保有を認めるが、土地を売却できるのはイギリス政府に対してだけである、3)マオリはイギリス国民としての権利を有する、ことを取り決めました。これがワイタンギ条約で、これよりNZは正式にイギリスの植民地となりました。この条約に参加しなかった部族が多かったため、その後512人の首長から署名を取り付けています。

ワイタンギ条約は締結されましたが、条約の解釈をめぐって矛盾が生じました。英語で「主権」という言葉がマオリ語で「支配権」に訳されていたりして、あとでマオリは不平等条約であると抗議を始めました。マオリは文字を持たず、条約締結時アルファベットをもってマオリ語を表現していましたが、それすら理解できないマオリが多かったに違いありません。3年後にはマオリの大きな反乱が起こって武力衝突は約30年間続きました。その論争はいまだに続いています。1907年にNZはイギリスの自治領となり、事実上イギリスから独立しましたが、公式に独立国家となったのは第二次世界大戦後の1947年です。1995年、エリザベス女王はワイタンギ条約の解釈をめぐる紛争で150年間にマオリが不当な扱いを受けたことに公式の謝罪の意を表しました。

このようにして現在、ニュージーランドには二つの国名と二つの公用語があります。人口の13%がマオリといわれていますが、混血が増え、純粋のマオリはきわめて少数であるといわれています。政治の場ではマオリ党が4名の議員を国会に出しています(定数120名)。

今日はワイタンギ・デイを祝う催しがあるかと町に行きましたが、特別なものはなくアート・ギャラリー前の広場で記念コンサートをやっているだけでした。聞いている人は数十人で、盛り上がっていません。何しろ今日は36度の猛暑で、歩いているのは旅行者だけでしたから。
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(2011/2/6)
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by tochimembow | 2011-02-06 05:59 | 暮らしの風景

キーウィのQOL

前にニュージーランド人(キーウィ)に人生で大切なものは何かと聞くと、男性の多くは「家族、スポーツ、ビール」と答え、女性は「家族、友人、スポーツ」と答えると書きました(「キーウィ それぞれの生活事情」)。

2月に入って英会話教室の夏休みが終わり、昨日(2月3日)は Crockford Bridge Club というところの教室に行きましたが、そこで配られた資料に興味深いことが書いてありました。

Sunday Star Times という新聞がキーウィは自分の人生の幸福度をどう考えるか調査したところ、キーウィの大部分が自分の生活の質 (Quality of Life, QOL) は「きわめて高い」と答えたそうです。理由として挙げているのは、環境がよい、アウトドアに行きやすい、町が安全である、家族や友人が近くにいるなどです。彼らの考えを代表して「自分は金持ちではないけど、NZで生まれて、NZに住んでいられることが最高の贈り物である」という意見を紹介しています。

一方で、Listener 紙は、NZはあまりに安全路線で、冒険がなく、ビジネスで大きな成功が望めないので、アメリカに移住することを決めた女性を紹介し、彼女の「キーウィの目標は海岸のそばに家を持つこと、いい車を持つこと、貯金をすることだが、こういうことは自分には励みとならない」という談話を掲載しています。

二人のNZ人にこの記事をどう思うかと聞いたら、二人とも「どちらも正しい」と言いました。我々のようにリタイアした人間にはNZは美しく、住みやすく、いい国ですが、若い人には刺激がなさ過ぎるような気がします。成功への野心がある人には物足りないでしょう。

日本はかつて坂の上にたなびく一筋の雲をめがけてしゃかりきになって坂道を駆け上っていきました。現在は韓国や中国がそういう状態です。日本人は、ある峠に達した今、腹はいっぱいになったが、心は充足感がないことに戸惑っています。新たな峠の上の雲を追っていく人、坂を下ってQOLを大切にする生き方を選ぶ人、多様な価値観が生まれつつあります。
(2011/2/4)
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by tochimembow | 2011-02-04 18:10 | 暮らしの風景

キーウィ それぞれの生活事情

キーウィ(Kiwi ニュージーランド人)がどのような暮らしをして、どのような考えを持っているかは相当な数の人に聞き、相当調べないとわかりませんが、これまでに知り得た範囲のことを断片的に書きます。間違った情報もあると思いますので、適宜訂正していきます。

・人生で大切なもの キーウィに人生で大切なものは何かと聞くと、男性の多くは「家族、スポーツ、ビール」と答え、女性は「家族、友人、スポーツ」と答えるそうだ(日本ニュージーランド学会編「ニュージーランド入門」)。家族が真っ先に上がるのはわかる。初対面のキーウィに私が聞かれるのは「どこから来たのか、いつ来たのか、いつまでこの国にいるのか」ということで、それを聞いた後でかならずと言っていいほど聞かれるのが「家族と一緒に住んでいるのか?」である。「一人で住んでいる」と答えると実に複雑な表情(まずいことを聞いてしまった)をする。「妻は働いているので一緒に来れなかったが、休暇を取って年末に来ることになっている」と付け加えると、一様に安心した顔を見せる。それほど家族を重視しているということであろう。しかし一方で1/3の人が離婚するというデータもあり矛盾するようにみえる。アメリカでも離婚経験の夫婦が家族第一と言う人が多いから、家族を大事にする人は離婚しないというわけではないのだろう。男女ともスポーツを挙げているのは面白い。アウトドア・スポーツに生き甲斐を感じているような人は多い。これほど多種多様なスポーツに人々が参加している国を私は知らない。バンジージャンプはNZが発祥の地である。自転車や椅子に乗ったまま飛び降りるバンジーもある。「ビールが大切」はジョークだろうが。

・仕事第一か、生活第一か? キーウィの生活信条は一生懸命働いて、地位や高い収入を得るより、生活をのんびり楽しむことにあるようだ。午後5時になると仕事をやめて帰るか、遊びに行く人が多い。私の経験ではこの点でカナダも似ている。日本はかつてがむしゃら仕事人間の大国であったが、バブル崩壊以後挫折した。のんびり型に切り替えることもできず、いまだに方向を見いだせないでいる。

・キーウィはフレンドリーか? アメリカ人のように初対面でも10年来の友人であるかのようにオーバーに親交の情を示す人は少ない。道ですれ違うときこちらが黙っていると知らぬそぶりで通り過ぎる人は結構いて、日本人のように一見シャイにも見える。しかしこちらが相手の目を見て、ちょっと会釈すると、ほとんどの人が言葉で挨拶してくる。そこから打ち解けて話をすることも多い。道を尋ねたりするとほとんどの人が親切に教えてくれる。

・人材流出 NZの平均国民所得は日本の約70%と低い(米ドルで換算したとき)。平均年収は250万円くらいか。技術や資格を持っている人はオーストラリアの方が高収入なので、優秀な技術者がオーストラリアなどに国外流出し、国にとって大きな頭痛のタネとなっている。そのためか技術者や資格のある外国人が移住しようとすると永住権を取りやすい。

・NZは世界一の福祉国家だった 年収が40,000~60,000ドル(日本円で280~400万円)あると収入の3分の1が所得税で引かれる。しかしそれ以外に年金積立・健康保険料はない。だから給料から天引されるパーセントは日本とあまり変わらない。老齢年金、医療費、失業保険は保障されている。病院に行っても医療費は支払わなくていい(歯科、高度医療は別だと思う)。失業保険は勤労時の65%が支給され、10年間もらい続けることもあったが今は厳しくなった。失業保険だけで暮らしている人は多い。老齢年金は65~72.5%が支給される。15歳までの義務教育は無料である。葬式費用も自治体から出るという。
 車の死亡事故で加害者が賠償する義務はない。国から4万ドルの死亡保障が出る。これでは事故死したらとても遺族を養えないと思ったら自分で自分に死亡保険をかけるしかない。かつてNZは世界一の福祉国家と言われたが、財政悪化でその内容は次第に低下してきた。それでもセーフティ・ネットは日本よりはるかに高いのではないだろうか。消費税は昨年9月までは12.5%だったのが、10月から15%に値上げされた。それを含めても食料、日用品の物価は日本より安い(現在の為替レートで計算すると)。

・産業 製造業はほとんど酪農・農業生産物の加工、羊毛関係である。農産物の半分は輸出している。機械工業は少ない。電気製品は輸入品が多い。美しい風景と短い移動時間をアピールして最近映画のロケ誘致に力を入れている。

・車 自動車産業はもちろんなく、車はすべて輸入である。日本車が占める率は日本より高い。毎年約10万台の中古車が日本から輸入されている(最盛時は20万台)。「横浜トヨタ」などというステッカーを貼った車が走り回っている。走行距離20万キロ、30万キロでも乗っているので、日本車の耐久性を証明しているようなものだ。スバルの車がやたら多いので、中古車屋さんに「なぜか?」と聞いたが、「この国に合っているんでしょうかね」という答だった。アウトドアが盛んなこととこの国で行われる世界ラリー選手権大会(WRC)にスバルのインプレッサが出場し、常に優勝候補だったことから知名度が高いのであろう(昨年から出場をやめたが)。韓国車は増加傾向にある。アメリカ車はフォードが多い。Holdenという車が走っているが、これはGMのオーストラリア子会社で作った車。

・観光立国 430万の人口の国に年間240万人が観光で外国から訪れ、観光収入はGDPの13%を占める(Wikipedia)。だから観光は税収の点でも雇用の点でも重要な産業である。日本人観光客は年間14万人で、豪、英、米に次いで4番目であるが、日本人は金を落とすのでいいお得意様である。捕鯨問題でNZがオーストラリアよりやや弱腰になってきたのは、日本人がNZの印象を悪くしてもらいたくないという気持ちがあるのかもしれない。

・ニュージーランド特産品 私がこれまで見た限りでお土産になりそうなNZ特産品はマヌカ・ハニー(食品には限らない)、メリノ・ウール・セーターなど毛製品(ポッサムとの混紡はいい)、ヒスイの装身具、ワイン。

・皮膚ガンが多い国 NZは南極に近いため上空にオゾンホールがあり、紫外線は日本の7倍強い。そのため皮膚ガンになる人が多い。それにもかかわらず、戸外で帽子をかぶっている人は1割くらいしかいない。よっぽど強力な日焼け止めを塗っているのだろうか?私は紫外線で目が痛くなることが多い。

・禁煙国宣言
 公共施設、レストラン、バー、ホテルのロビーで喫煙は認められていない。現在、タバコは1箱1,000円以上するらしい。NZは2025年に国中を全面禁煙にする方針を決めている。愛煙家の住めない国となる。

その他 
・クライストチャーチにいる外国人
 クライストチャーチには約1,500人の日本人が居住し、日本人会(カンタベリー日本人会として)には500名(200世帯)ほどが加入している。働き盛りの日本人でNZに永住しようとする人は少なく、若い人で永住権を持っている日本人はワーキング・ホリデーでNZに来てキーウィと結婚した女性が多い。NZでリタイア人生を送る人は多いようだが、日本の年金が減少傾向のため難しくなりつつある。韓国人会には5,000名、中国人会にはおそらく2万人の会員がいる。実数はその何倍かいるだろう。韓国人、中国人は家族ぐるみで移住する人が多い。韓国には高校・大学入学をめぐって激烈な受験戦争があり、それを嫌って移住してくる人も多い。NZ政府と中国政府は中国人のNZ移住を積極的に推進するという取り決めをしているのでNZに住む中国人はうなぎ登りに増えるであろう。
(20111/1/12) 
(福祉制度について誤りがあるというご指摘がありましたので、一部訂正しました。コメントありがとうございました。 2011/1/13)
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by tochimembow | 2011-01-12 05:45 | 暮らしの風景

南半球のお正月

明けましておめでとうございます。

初めて南半球でお正月を迎えました。大晦日に紅白を見ることもなく、おせち料理も年賀状もなく、静かな元旦です。年が変わった瞬間、外で"Happy New Year!"と叫んでいる人がいたり、花火を打ち上げる人がいたくらいで、元日は交通量が普段より少ないこものの日常どおりの風景です。ただし商店、銀行、郵便局などはショッピング・モールや観光客が集まる市の中心部を除いては5日まで休みです。

妻は12月19日からニュージーランドに来て元日に帰って行きました。それまであまりニュージーランドに興味はなさそうでしたが、来てみて気に入ったようです。おせち料理を作らなくてよかったというのが最大の理由のようですが、ミルフォード・トラックを始めとする景色がよかったこともあります。

1月2日にニュー・ブライトンの海岸にいってみると大勢の人がいました。泳いでいる人もいれば、サーフィンを楽しんでいる人もいます。この日は波が高いので、サーフィンにはいい日です。
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桟橋にも人がたくさんいます。かなりの人が釣りをしています。中国人はパドル・カニ paddle crab というカニを釣るのが好きらしいです。のぞいてみるとかなり大きなカニで、胴体の直径が10センチ以上あります。日本のワタリガニに似ています。
 ニュージーランドの正月は夏なので、海岸が人気なのですね。
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それではニュージーランドの夏の動植物をご紹介します。

まず道路を行く羊の大群から"Happy New Year"のメッセージです(今年はうさぎ年だけど)。(Kaikouraに向かうScenic Inland Routeで出くわしました)
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オットセイは寝正月です(1年中そうだけど)。(Kaikouraにて)
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鳥は相変わらずですが。(Styx MillおよびTravis Wetlandにて)
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ニュージーランドにトンボの種類は多いです。
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花はニュージーランドに来た10月とはずいぶん変わりました。(Styx MillおよびTravis Wetlandにて)
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写真はマヌカ manuka の花で、ティー・ツリー tea tree ともいいます。由来は、ビタミンCを多く含み、キャプテン・クックがこの葉でお茶を作り、長い航海中の船員の壊血病を予防したことによるものです。マヌカ・ハニーは最高の蜂蜜といわれ、ニュージーランドの特産品です。(Travis Wetlandにて)
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今年もよろしくお願いいたしします。
(2011/1/2)
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by tochimembow | 2011-01-02 06:39 | 暮らしの風景

図書館に行く2 Central Library

前に記事を書いたニュー・ブライトン図書館は海辺にありますが、今回は市の中心にある中央図書館 Central Library をご紹介します。ここは日本語の図書があるというので行ってみました。

大聖堂から歩いて3,4分の所にあります。
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入口にある総合案内で日本の本はどこにあるかと聞いたら「first floorの奥の方にある]というので一階をぐるぐる回りましたが、見つかりません。奥にも案内のデスクがあるので、そこで聞いたら「upstairs 上の階だ]と言われました。イギリスやNZでは first floor は一階ではなく、二階を意味することをうっかり忘れていました(一階は ground floor という。アメリカでは first floor が一階を意味する)。二階に上がると日本図書コーナーがありました。
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分類もせずに雑然と本が並んでいます。古本屋で二束三文で売っているような本ばかりで、ハーレクイーンなどもあります。これは多分図書館が系統立って購入したものでなく、日本人が帰国するときに寄贈した本を置いてあるだけではないかと思います。あまり読みたい本はありませんでしたが、それでもアエラと婦人雑誌があったので、アエラを読んで、自分でもってきた文庫本を1時間くらい読んでいました。
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貸出もするようなので、日本からもってきた本を全部読んでしまったら、ここに借りに来ようかなとも思っています。
(2010/11/30)
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by tochimembow | 2010-12-01 20:03 | 暮らしの風景

ニュージーランドには春夏秋冬がない? 一日のうちに四季がある

NZに来る前に調べたとき、クライストチャーチで1月(夏)の平均最高気温は22.5℃、平均最低気温は12.2℃、7月(冬)はそれぞれ11.3℃と1.9℃とものの本に書いてありました。夏と冬で最高気温も最低気温も10℃くらいしか差がなく、年間気温が安定して過ごしやすそうだと思ってきました。

ところが1ヶ月半住んでみて、寒い日は寒く、暑い日は暑く(当たり前だが)、朝5℃まで下がって朝食のとき暖房を入れるくらいだったのに、昼に出かけるときは25℃以上に上がって車は冷房をかけなければならないくらい暑くなることがよくあります。昨日と今日とで最高気温が15℃も違うなどということもあります。日本では春と秋は気温変動があるとはいってもそれぞれの季節の中での変動は小さくこれだけ大きな温度変化はありません。暑い日は必ず太陽がかんかんに照っていて、雨が降ると寒気を感じます。「平均」気温にだまされていました。5℃から25℃まで温度が上下しても平均は15℃、10℃から20℃に変化しても平均は15℃ですからね。季節間での温度差より日ごとの温度差の方が大きいので、メリハリの利いた春夏秋冬があるようには思えません。ですからNZの天候を ”four seasons in one day"(一日のうちに四季がある)と特徴づける言葉があります。

このように体感的には四季を感じにくい国です。花を見ていれば、桜は9月頃から咲き、シャクナゲは10月に咲くので、春とか初夏とか分かりますが、桜はいったん咲くと2、3週間咲き続け、シャクナゲは1ヶ月近く咲いたままです。こういう現象も日本と違っていて「花の命は短くて」という表現はこの国からは出てこないように思います。開花時期が長いのはおそらく日ごとの寒暖の差が大きいことと関係があるのでしょう。

天気予報を見るとき注意しなければならないのは南風が吹くかどうかです。予報に”Southerly” (南風という意味だがNZとオーストラリアでは南極からの風という意味になる)とあれば南極から冷たい風が吹いてきます。「」のマークで示す天気予報もあります。南島最南端から南極までの距離は約2500km、クライストチャーチとオーストラリアのメルボルン間は約2400kmですから、いかに南極が近いか分かるでしょう(ちなみにオーストラリアの最南端タスマニア南海岸と南極の距離は3400km)。南極大陸はオーストラリアの2倍の面積があり、NZの気候への影響はオーストラリアより南極の方が大きいと思います。また南島は北の端から南の端まで背骨のようにサザン・アルプスが貫いているので、これも天気が変わりやすい要因です。ともかくNZの天気は変わりやすく、天気予報もあてにならず「曇りのち雨、ときどき晴れ」などと何でもありの予報(それでも外れる!)もあり、朝見た予報と昼頃見た予報がまるきり逆転していることもしばしばです。日本とNZは同じように島国ですが、気候はずいぶん違います。
(2010/11/22)
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by tochimembow | 2010-11-22 17:00 | 暮らしの風景
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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