人生漂流

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カテゴリ:国立公園とその周辺( 20 )

忘れ去られた世界を走る Forgotten World Highway

タウポ湖近くのトゥランギに2泊してマウント・タラナキ Mt. Taranaki (Mt. Egmont)に移動の日です。今朝までいたモーテルは部屋はきれい、庭がきれい、オーナーは愛想がよくて親切、朝新聞は入れてくれる、無線LANもランドリーもただで、しかも料金は普通とすべてがよかったので、鍵を返しに行ったときおかみさんに”This is the best motel that I have ever stayed in New Zealand”(このモーテルは僕がこれまでニュージーランドで泊まったモーテルの中で最高です)と言ったら、大喜びしてご主人を呼び出し「この方がうちはニュージーランドで一番ラブリーなモーテルと言ってくださったのよ」(日本語にすればこういう口調か)と言って二人から握手攻めでした(ラブリーとは言ってないんだけど・・)。トゥランギに泊まることがあればここをお薦めします。Creel Lodgeというところです。
URL http://www.creel.co.nz

モーテルを出てタウポ湖を見に行きました。これはNZで最大の湖で琵琶湖よりわずかに小さい面積を持っています。湖畔から見ても大きいので全体がどのくらいかは見当がつきません。
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そこからいったんタウマルヌイ Taumarunui というところに北上し、国道43号線に入りました。そのあたりで富士山そっくりの山が見えました。マウント・ナウルホエと思われます。
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高台からはタウポ湖が見えます。
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モーテルのオーナーに行き方を教わったとき43号線はForgotten World Highway(日本語にすれば“忘れら去れた世界のハイウエイ”)という名前だと言われていました。たしかに43号に入るところに「Forgotten World Hwy この先50キロはガソリン・スタンドなし」という標識があります。どういう意味かなと思いながら走っていたのですが、日本の山間部を縫う道路のようなものです。日本と違うのはカーブ・ミラーがないことです。

(余談 カーブミラーについて) アメリカもニュージーランドもオーストラリアも曲がりくねった道にカーブ・ミラーを置きません。昔、アメリカ人の友人が日本に来てカーブ・ミラーが各所にあるのを見て、こう言いました。「アメリカにこういう鏡をつけたらたちまち若者に石を投げつけられて割られてしまう。誰も割らないのは驚きだ」。カーブミラーは強化ガラスやステンレス、アクリルなどでできていますが、外国ではいたずらでたちまちぼこぼこにされてしまうでしょう。それがカーブミラーを置かない理由と思います。

最初は牧歌的な風景が展開していましたが、そのうち狭い山道となり舗装がなくなりました。カーブが多く、砂利で滑らないようにひっきりなしにハンドルを切らなければなりません。「これって国道だよね?」。20キロ以上は砂利道が続きます。そしたらトンネルが見えてきました。
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幅は2メートル半くらいしかなく当然一台しか車が通れず、大型トラックはとても通れそうもありません。ただ岩を掘削しただけで、コンクリートで固めてあるわけでもなく、もちろん照明はありません。ライトをつけて入っても暗いのでおそるおそる走り抜けました。それもそのはずサングラスをかけていたからです。「ウ~ン、まさしく忘れ去られた世界だな」と思いました。そして再びのどかな丘陵地帯の風景となりました。
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ようやく舗装道路に戻りましたが、今度は牛が何頭も道路にのさばっています。「国道に牛を放置するなんてどういう農家だ」と思いながら走っていると前方を走る車が見えてきました。ちょっとした坂を登って下りにさしかかったところ道路上に10頭ほどの犬が群がっているのを見て慌ててブレーキを踏みました。「道路に牛がいたり、犬が何頭もいたりどういう世界じゃ」と思ったら、先ほど前を走っていた車が反対車線に止まっています。「ん??」と思い、徐行したらその車から太ったおばさんが降りてきて「あらまぁ、どうしましょう」(聞こえたわけではありませんが)とおろおろしています。何とその車の前に羊が横たわってヒクヒクしています。そして牧童が駆け寄ってきました。この国に来て始めてみた羊の交通事故でした。それにしてもなぜ反対車線で羊をはねたんだろうという疑念がわきました。おそらく走行車線に羊がいるのを見て、それを避けようと反対車線に行ったら羊も同じ方向に逃げようとしてぶつかったのではないかと想像しました。このようにいろいろ非日常的なことに出くわして“忘れ去られた世界”とはうまい文学的表現だと納得しました。しかしハイウエイという名前はあまりに僭越です。ハイウエイではなく林道と言うべきです。このようなことがあってこの道路は私にとって“忘れられない道路 ”Unforgettable Road" となりました。

マウント・タラナキの麓のストラットフォード Stratford に着いたときは山に雲がかかっていました。タラナキも富士山によく似ており、トム・クルーズと渡辺謙が出演した「ラスト・サムライ」はタラナキを富士山に見立ててここで撮影が行われたのですが、残念ながらその姿を拝むことができませんでした。。
(2011/2/25)
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by tochimembow | 2011-03-05 07:35 | 国立公園とその周辺

トンガリロ・アルパイン・クロッシング Tongariro Alpine Crossing

北島旅行2日目はトンガリロ・アルパイン・クロッシング Tongariro Alpine Crossingを歩きました。朝6時20分にトゥランギのモーテル前にシャトルバスが迎えに来て、マンガテポポ Mangatepopo 駐車場まで約1時間。ここからマウント・トンガリロの火口を越えてケテタヒ駐車場までの19.4kmを7~9時間かけて歩くのがトンガリロ・アルパイン・クロッシングです。一番高いレッド・クレーターと一番低いケテタヒ駐車場の標高差は1130mあります。NZでもっとも人気がある日帰り山歩きコースで、一日に3000人以上が歩くことも珍しくありません。この日もマンガテポポには次から次へとバスが来て人を降ろしていきます。

7:27 いよいよ出発です。この季節、この時間は日の出から間がないのでまだ少し暗いです。マウント・ナウルホエ Mt. Ngauruhoe (2291m)には雲がかかっていました。
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ここからソーダ・スプリングス Soda Springs まではなだらかな上り道です。
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7:42 雲の間から日が差してきました。
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太陽に当たって雪のように白く見えるのはコケです。
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8:46 ソーダ・スプリングス到着。ここから大きな火口壁を登ることになり、南クレーター South Crater まで約300メートルを上がります。振り向くとソーダ・スプリングスまではダンゴになって歩いていた人々が、上り坂になるとばらけてきて点々と人の姿が見えます。歩道はよく整備されているので歩きにくいことはありません。
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9:26 南クレーターの上 (1600m) に出ました。マウント・ナウルホエへの往復は3時間かかりますが、ガイドブックには9時15分までにここに到着してマウント・ナウルホエを往復しないと最終バスに乗り損なうと書いてあります。
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ここからは火山礫の多いガラ場となり滑りやすいところを歩かなければなりません。広い火口に入ると歩きやすくなります。(横長の写真は写真をクリックして拡大したパノラマでご覧ください)
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雲が出ていてマウント・トンガリロは見えないのですが、雲の流れ方によって景色が変わるので、それも面白いです。
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10:00 このコースの最高点レッド・クレーター Red Crater の上 (1886m) に出ました。
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ここからマウント・トンガリロの頂上を往復すると1時間半かかるのですが、頂上は雲で隠れているため行く人はあまりいません。ここまで来た人は休憩して雄大な景色を楽しんでいます。
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ここからまた別の火口に向かって下っていきます。
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10:28 その途中でこのコース最大の見せ場エメラルド湖 Emerald Lake が見えてきました。湖の向こう側では熱湯が湧いているらしく水蒸気が立ち昇っています。
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エメラルド湖は近くに寄ってみると普通の池ですが、苦労して登ってきて上から見ると宝石のように見えるのですね。
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ここから中央火口 Central Crater になります。振り返るとレッド・クレーターのてっぺんはかなり高く見えます(写真左の頂上)。右はトンガリロ山ですが、頂上は見えません。
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この辺が一番山がきれいに見えるところでした。雲の流れ方で山の姿がさまざまに変わるのですが、どうしてもトンガリロの頂上は姿を見せませんでした。
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火口の中は別世界に来たような気分になります。
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ブルー・レイク (Blue Lake, Te Waiwhakatata-o-te Rangihiroa) が見えるようになるとひたすら下る道となります。
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下り道にはいろいろな花が咲いているので飽きません。
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やがてケテタヒ・ハットが見えてきました。
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左手には噴煙を上げている火口があります。
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12:17 ケテタヒ・ハット到着。
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ケテタヒ・ハットから終点までは約1時間半です。ロトアイラ湖 Lake Rotoaira を手前に、ずっと向こうにタウポ湖 Lake Taupo を見ながら下っていきます。
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14:00 終点のケテタヒ駐車場到着。帰りのシャトルバスは1時間おきに来ます。ここからモーテルまで約30分でした。
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※トンガリロ・アルパイン・クロッシングを歩かれる人へのアドバイス
1)交通手段について 車でマンガテポポに行ってもそこに戻ることはできないのでシャトルバスを利用することになります。シャトルバスはタウポ、トゥランギ、ワカパパ・ビレッジ Whakapapa Village などから出ています。バス会社によっては泊まっているモーテルの前でピックアップして、帰りにそこで降ろしてくれるところもあります。6時頃から何本もバスが出ますが、なるべく早いバスに乗ることをお薦めします。それは当然ですが、山は早い時間ほどきれいだからです。
2)持ち物について 水と食料は必らず必要で、天候が急変しやすいので雨具も必要です。火口壁を下りるときは滑りやすいので、ポールを持っていくと便利です。
3)履き物 スニーカーでも歩けないことはありませんが、火口壁の上り下りは軽登山靴の方が歩きやすいです。
4)トイレ トイレは登山口と下山口の他、コースの途中には3ヶ所あります。ソーダ・スプリングスからケテタヒ・ハットまでの約4時間はトイレがありませんからソーダ・スプリングスで済ませておく必要があります。
5)難易度 9時間もかかると言われると相当苦しいように思えますが、きついと感じるところはほとんどありませんでした。私は下りが苦手で、1100mを一気に下りるので一時はひるみましたが、ほとんどの下り道は走ってでも下りられそうになだらかに道ができています。景色がよく、変化に富んでいるので下りでうんざりすることもありません。実際に正味歩いた時間は6時間でした。ガイドブックより1時間ほど速く歩きましたが、これは私より速い人が何人もいたためで、それらの人にあおられて速くなったようです。
(2011/2/24)
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by tochimembow | 2011-03-04 19:38 | 国立公園とその周辺

ウエリントンからタウポ湖畔へ from Wellington to Lake Taupo

クライストチャーチ大地震から一夜明けた早朝クライストチャーチ空港に行くと午前7時にターミナルがオープンしました。国際線は飛んでいないようです。ウエリントン行きは1時間遅れで出発しました。ウエリントン Wellington はニュージーランドの首都ですが、人口はクライストチャーチの半分約19万人です。道路はクライストチャーチより整備されていて、交通量はクライストチャーチより多いように思います。市の面積がそれほど大きくないのとウエリントン市周辺の町に住む人が多いのではないでしょうか。

1号線を約3時間半走るとトンガリロ国立公園に入り国立公園で最高峰のルアペフ山 Mt. Ruapehu (2797m)が見えてきました。右には富士山のような形をしたナウルホエ山 Mt. Ngauruhoe (2291m)が見えます。トンガリロ山 Mt. Tongariro (1967m)はナウルホエ山の真後ろにあるので見えませんが、これらの山は活火山で、いずれの山も1980年以降でも噴火しているので登山には注意が必要です。この一帯の山は世界自然遺産に登録されています。
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もう少し車を進め、トゥキノ・マウンテン・ロード Tukino Mountain Road から見たルアペフ山の写真です。高いだけに雪があり、荒々しい姿を見せています。
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ナウルホエ山は今は雪がありませんが、雪をかぶった写真を見ると本当に富士山そっくりです。
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この日の宿泊地トゥランギはそこからすぐです。タウポ湖畔で一番大きな町はタウポですが、翌日トンガリロ国立公園に行くのに便利なトゥランギに宿を取りました。夕暮れ時のトゥランギの町です。
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泊まったのはクリール・ロッジ Creel Lodge というモーテルですが、オーナーのおばさんがいつもニコニコして親切でとても感じのよい女性でした。部屋もきれいで広い居間と寝室があり、その間にキッチンとバスルームがあります。Wi-Fiの電波が弱いのでベランダのテーブルでインターネットにつなぎました。きれいな庭があり、別荘にいるような気分でした。
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(2011/2/23)
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by tochimembow | 2011-03-04 07:39 | 国立公園とその周辺

アーサーズ・パスを歩く3 ビーリー・スパー・トラック Bealey Spur Track

ご近所のO氏ご夫妻と我々4人でアーサーズ・パス国立公園の手前にあるビーリー・スパー・トラック Bealey Spur Track を歩きました。スパーとは「なだらかな尾根」という意味です。国立公園のDOC(環境保護局)オフィスで車を置く場所などを聞いた上で、クライストチャーチ側に約5キロ戻って、ワイマカリリ川 Waimakiriri River を越えたところで国道脇の駐車場に車を置いて歩き始めました。ここの標高は675メートルです。いきなりブナ林の中を急登しますが、このあたりは湿気が多く、さまざまなキノコが生えていました。写真はいかにも毒がありそうなキノコです。

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by tochimembow | 2011-02-19 08:14 | 国立公園とその周辺

南島北端の旅 4.帰途につく チョコレート工場とオットセイの海岸

4日目はクライストチャーチに帰る日です。ピクトンのモーテルのご主人にブレナム Blenheim を通るとき手作りのチョコレート工場があるから寄ってみるとといいと言われました。ブレナムに入ってワイナリーが続く街道沿いに教えられたマカナ Makana Chocolate Factory というチョコレート工場がありました。
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中に入ると窓越しにチョコレートを作っているのを見ることができ、店員がチョコレートを試食しなさいと勧めてくれます。
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日頃チョコは敬遠する私なのですが、勧められるままにナッツをまぶしたチョコを食べてみると、これがおいしく、思わず "Very good!" と叫んでしまいました。店の人は他のチョコも持ってきて「これも食べなさい」というので3種類ほど食べましたが、それほど甘くなく、上品な味でした。映画の「ショコラ」を思い出しました。
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ブレナムに行くことがあったらこのチョコレート工場に寄るといいですよ。

ブレナムから南下してワラヌイ Wharanui から海岸沿いの道となります。ケテレング Keterengu の海岸で休憩をしたときの風景です。
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ケテレング海岸のパノラマ写真です(写真をクリックすると拡大写真が出ます)。
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ここからカイコウラまでの海岸で岩礁があるところではオットセイが泳いでいたり、岩の上に寝そべっています。
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ピクトンから正味4時間ほどでクライストチャーチに戻りました。今回は美しい海に感動するとともに、タカヘ、イルカ、オットセイなどの野生動物も見ることができ、満足できる旅行でした。特にゴールデン・ベイは印象的でした。
(2011/2/16)
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by tochimembow | 2011-02-18 19:43 | 国立公園とその周辺

南島北端の旅 3.クイーン・シャーロット Queen Charlotte

旅行3日目はピクトン周辺です。私は前回もクイーン・シャーロット・トラックを歩きました(前回のレポート)が、妻は初めてなので、もう一度同じコースを歩きました。

今回はピクトンから別の会社の水上タクシー Cougar Line でレゾリューション・ベイ Resolution Bay まで連れていってもらいました。前回下りたシップ・コーブ Ship Cove よりは歩く距離が少し短くなります。
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上陸するとすぐに羊が歓迎に現れました。
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この日も絶好の天気のため美しい海を見ることができました。
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1ヶ月前はマヌカの花が咲いていましたが、この時期は写真のような白い花が咲いていました。
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ランチを食べているとウエカが2羽出てきて回りをぐるぐる歩き回っています。エサを与えることは御法度です。
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3時間ほど歩くとピックアップの船が来る Furneaux Lodge の波止場が見えてきました。
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今回は行きも帰りも水上タクシーからイルカの群れをたっぷり見ることができました。
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10頭ほどいて、船がスピードを下げると船の前や後ろについてジャンプしたり、潜ったりして愛嬌を振りまいています。船長さんに聞くと、どこでイルカが現れるかは予想つかないそうで、天候によっては出てこないときもあるそうです。船長さんは双眼鏡でペンギンを探していましたが、残念ながらこの日はペンギン君のお出ましはありませんでした。
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ピクトン港に戻ったのは4時半頃でした。夕食後、モーテルを経営しているご夫婦と1おしゃべりして、気がついたら10時半を過ぎていました。
(2011/2/15)
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by tochimembow | 2011-02-18 18:43 | 国立公園とその周辺

南島北端の旅 2.ゴールデン・ベイ Golden Bay

旅行2日目はゴールデン・ベイ周辺をドライブしました。ゴールデン・ベイはフェアウエル・スピット Farewell Spit からアベル・タスマン国立公園のセパレーション・ポイント Separation Point まで半径約45kmのほぼ円形に海岸線ができています。泊まったモーテルのオーナーにゴールデン・ベイはどこがいいか聞くと地図に数カ所のチェック・マークを入れてくれました。

Collingwood
最初のお薦めの場所コリングウッド Collingwood に行きました。ゴールデン・ベイのほぼ真ん中に位置します。水はあくまで青く、海なのにほとんど波がありません。
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すぐそばでカモメが大群が並んでいました。
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ゴールデン・ベイの西から東へカメラをスイングして撮ったパノラマ写真です。(写真をクリックして拡大してみてください)
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Puponga
ゴールデン・ベイの西側にあるプポンガ Puponga から長さ35キロの砂嘴が伸びており、その先端がフェアウエル・スピットです。プポンガからフェアウエル・スピットまでは一般車両は入ることができず、砂上を走行する車に乗るツアーに参加しなければ岬まで行くことはできません。プポンガには小高い丘があり、そこに上ると360度のパノラマ風景が広がりました。(写真をクリックしてください)
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Cape Farewell

そこから少し行くと外洋に面したフェアウエル岬 Cape Farewell に出ます。この岬はタスマン海に面し、波があり、風も強く吹いていました。はるか先にフェアウエル・スピットがあるのですが、写真でははっきりわかりません。
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海の反対側は広い羊の牧場です。(写真をクリックしてください)
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Wharariki Beach
しばしタスマン海の眺望に酔いしれ、そこからストーン・ブリッジ Stone Bridge があるワラリキ・ビーチ Wharariki Beach に向かいました。プロンガからダートな道路を約10分行って、ワラリキ・ビーチへ向かって歩いて行きます。約15分歩くと池が見え、その向こうに大きな岩がそびえています。そこが海岸です。
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約20分かかって海岸に着きましたが、そこには奇岩がいくつもあります。
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これがストーン・ブリッジで、岩の中が波でえぐられて橋のような形をしています。
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ここの砂は硬くしまっており、水際を歩いても靴が砂にめり込みません。岩にはたくさんのワカメやアオサがついており、ワカメを食べてみたら歯ごたえがあってとてもおいしいものでした。
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Totaranui (Abel Tasman Track)
ゴールデン・ベイの西端から今度は東端のトタラヌイ Totaranui へ行きました。トタラヌイはアベル・タスマン国立公園の北の中心地で、アベル・タスマン・トラックの中継地点でもあります。ここからアワロアに向けて少し歩きました。
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前回はアベル・タスマン・トラックの南の方を歩きましたが、こちらの方は人があまり来ないので、海はよりきれいなように思えます。
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雲も美しく、もっと時間をかけて歩きたいところでした。
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この日はあちこちに寄ったので、午後3時を過ぎてしまい、急いでこの日の宿泊地であるピクトンへ向かいました。ゴールデン・ベイは見るところが多く、2日くらいかけて回るべきでした。静かで美しい海は一生忘れることができないでしょう。眠い思いをしながら、約5時間の道をドライブしました。
(2011/2/14)
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by tochimembow | 2011-02-18 12:10 | 国立公園とその周辺

南島北端の旅 1.ププ・スプリングス Pupu Springs/ Golden Bay

1642年にオランダ人アベル・タスマン(エイベル・タズマン)は南島北端の大きな湾に到達し、ニュージーランドを初めて見たヨーロッパ人となりました。彼らはここに上陸する前に船上でマオリと戦うこととなり、4人のオランダ人が殺されたため、タスマンはこの湾をMurderer's Bay (殺人者の湾)と名付けてこの地を離れ二度と来ることはありませんでした。それから200年後、ヨーロッパ人が入植するようになって内陸部で金鉱が発見されたため、湾の名前はゴールデン・ベイ Golden Bay に改められました。ゴールデン・ベイはアベル・タスマン国立公園とカフランギ国立公園に囲まれた静かで美しい湾です。

妻が再びクライストチャーチを訪れたのでゴールデン・ベイ、アベル・タスマン・トラック、クイーン・シャーロット・サウンドを旅しました。前回と同様、ネルソン・レイクス国立公園のロトロア湖 Lake Rotoroa に行き、湖畔を歩いた(ネルソン・レイクス国立公園についてはここをクリック)後、モトゥエカ Motueka から峠を越えて、タカカ Takaka に入りました。タカカはゴールデン・ベイの中心となる町です。タカカの近くにププ・スプリングス Pupu Springs があります。国内最大の湧出量を誇る泉で、その水によって池ができています。
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透明度は世界一と言われる泉です。さまざまな色に彩られた泉の底を透き通った水を通してみるとふしぎな美しさがあります。
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水辺にはつがいのタカヘ takahe がいると思って興奮しましたが、これはタカヘによく似たプケコ pukeko のようです。タカヘは飛べない鳥で絶滅が危惧されており、野生のタカヘを見ることはほとんどないそうです。
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この泉はタカカ川が伏流水となって地下を通り、ここで湧き出しているのです。
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池は川となって流れていきます。
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(2011/2/13)
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by tochimembow | 2011-02-18 11:37 | 国立公園とその周辺

マウント・クックとテカポ湖周辺2 Mt. Cook & Lake Tekapo

友人のY君夫妻がNZ旅行に来て、クィーンズタウンからクライストチャーチへ回る日程なので、マウント・クックで落ち合ってテカポ湖に泊まりクライストチャーチに戻る旅行をすることになりました。私がマウント・クックに来るのはこれが3回目で、2回目は妻と一緒で、ミルフォード・トラックを歩いたあとでしたが、あいにく雨で山を見ることができませんでした。ハーミテージ・ホテルで合流しましたが、この日も小雨混じりで、マウント・クックは雲に覆われて見えませんでした。ビジター・センターで聞くと山の方には行かない方がいいと言われ、歩く距離が少ないブルー・レイク Blue Lake とタスマン氷河 Tasman Glacier 見物をすることにしました。

ブルー・レイクに来ると雨は止んでいました。駐車場から10分ほど歩くとブルー・レイクに来ます。湖よりは池という方がよく、色はブルーではなく緑です。
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そこからさらに10分ほど上がるとタスマン氷河が見える展望台に着きます。
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タスマン湖 Lake Tasman の奥の方にかなり長い氷河があるのですが、表面が土埃に覆われているため、写真では氷河とはわかりません。氷河から崩落した氷塊が漂っているので氷河があることがわかります。
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展望台からタスマン湖に下りて別のルートで帰ろうと私が提案し、そっちへ回ったのですが、歩道がなく岩がごろごろして非常に歩きにくく、1時間も余計にかかってしまいました。Y君夫妻には気の毒なことをしました。
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マウント・クックを離れて約100キロ走るとテカポ湖につきます。テカポ湖周辺は国内でもっとも晴れの日が多いことで知られていますが、この日もいい天気でした。写真は前にもご紹介した湖畔に建つ善き羊飼いの教会 Church of Good Shepherd です。
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この日は湖畔のホリデー・ホームというところに泊まったのですが、素晴らしく設備の整った一軒家でした。
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クィーンサイズ・ベッドの寝室が2つ、ツイン・ベッドの寝室が1つ、暖炉と豪華なソファがある居間、IHヒーターや食器乾燥機がある大きなダイニング・キッチン、2つのバスルームがある広い家です。築後6ヶ月で室内装飾、調度品はとてもきれいです。こんなに広いところを本当に3人だけで使っていいのだろうかと宿の主人に電話で確かめたくらいです。
 そして何より素晴らしかったのは星空でした。家の灯りを消してバルコニーに出ると満天の星で、天の川やマゼラン星雲がはっきり見えます。町の中心から離れていて、ちょうど新月の次の夜だったことが幸いしました。双眼鏡でのぞくとさらにたくさんの星が見えます。こんなに多くの星を見たのは子供の頃以来です。三脚をもってきていないので星空を写真に撮ることができなかったのが何とも残念です。テカポ湖はマウント・ジョン Mt. John 天文台での星空ツアーが有名ですが、そこまで行かなくてここでも十分に感動的な星空見物ができました。写真家が撮ったテカポ湖の星空は下のURLをクリックしてください。一番下に写真があります。
http://frontback.exblog.jp/13668843/

翌朝、起きると家の周りを野生のウサギがたくさん跳ね回っていました。
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車でマウント・ジョンの頂上へ上がると360度山に囲まれたパノラマ風景を見ることができました。写真に見える湖はアレキサンドリナ湖 Lake Alexandrina、右端が天文台です。
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去年の11月に来たときは周りの山の多くは雪をかぶっていましたが、この日は高い山だけが雪をかぶっています。大きな山が見えるので、頂上のカフェの人に聞いたら、それがマウント・クックだと言われました。
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マウント・ジョンからマウント・クックは直線距離で60キロほどです。前日は雨でマウント・クックを見ることができませんでしたが、マウント・ジョンから見ることができたので二人も満足していました。
(2011/2/7~8)
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by tochimembow | 2011-02-10 13:52 | 国立公園とその周辺

アーサーズ・パスを歩く2 オティラ谷とデブリス・パンチボウル滝

アーサーズ・パス Arthur's Pass を歩くのは2回目です。前回来たのは12月始めで山はかなり雪をかぶっていましたが、真夏の今は高い山だけ雪が残っています。リンドン湖 Lake Lyndon 付近から見たアーサーズ・パスの遠景です。
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今回は峠から西へ約5キロ車で走ったところにスタート地点があるオティラ・バレー・トラック Otira Valley Track を歩きました。オティラ渓谷の左にはアーサーズ・パス最高峰のマウント・ロールストン Mt. Rolleston (2275m) があるのですが、ここからは見えません。
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国道の反対側にはマウント・テンプル Mt. Temple (1913m) が見えます。前回はマウント・テンプルのスキー場まで歩きました。
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石ころだらけの道を40分も歩くと橋があって、これから先は危険なので熟練者のみという立て札があり、それ以上は断念しました。
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そこで弁当を食べて、引き返しました。右はマーガリートですが、左の花は名前がわかりません。
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ニュージーランドのトンボです。日本のオニヤンマくらいの大きさがあります。
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往復1時間半くらいの行程で、これだけでは物足りないので、インフォメーション・センターの近くにあるデブリス・パンチボウル滝 Devlis Punchbowl Falls を見に行きました。駐車場からちょっと歩くともう滝が見えます。
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木の階段をフウフウ言いながら15分ほど登ると滝の直下に来ました。高さは131メートルあります。近すぎて全景が写真に入りません。
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近くで見ると水量が多いためかなり豪快でした。

アーサーズ・パス国立公園にはさまざまなコースがあり、コースによって趣が異なり、クライストチャーチから日帰りができるので滞在中にもう何回か来てみたいところです。
(2011/1/25)
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by tochimembow | 2011-01-25 18:12 | 国立公園とその周辺
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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