人生漂流

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カテゴリ:車のこと( 7 )

「駐車違反」に抗議する

クィーン・シャーロットを歩いた日(1月17日)のことです。ピクトンの水上タクシーの会社が入っている建物の横の駐車場は一日車を置いても大丈夫と聞いていたので、そこに車を駐車して、クィーン・シャーロット・トラックを歩き、水上タクシーで6時半頃に戻ってきました。車でモーテルに帰る途中、ワイパーに小さい紙が挟んであるのに気がつきました。「駐車違反」のチケットで、罰金40ドルを City Council (本来は市議会の意味だが、市役所のことらしい)に行って支払いなさいと書いてあります。よく読むと「パーキング・メーターをOFFにしてなかったから違反になる」とあります。「パーキング・メーターなんてなかったぞ」と思って、その日は役所が閉まっているので、モーテルに戻って宿の主人に見せ「こんなものをもらったけど?」と聞くと「あそこは無料のはずなのに、おかしいな。車の前にパーキング・メーターがなかったか?」と言います。「まさか、あそこは普通の駐車場で、そんなものありゃせん。パーキング・メーターって路上駐車するときのものだろう」と言うと、「確かにそうだな。僕はアドバイスのしようがないな」と逃げられました。結局、翌日役所で交渉するしかありません。

翌朝 City Council に行くとおばあさんの職員(どう見ても70歳を超えているけどそれでも市職員らしい)が出てきました。

二人の会話です。
私:こんなものをいただいたけど、ここに書いてあるパーキング・メーターなんてなかった。それはここに来る前にもう一度確認してきたゾ。

職員:これは駐車場の真ん中に機械があってそこで2ドル払うとチケットが出てきて、そのチケットをダッシュ・ボードの上に置いておけば、パーキング・メーターをOFFにしたということになるのだ。

何でそれがパーキング・メーターをOFFにしたことになるんだ。私は日本人で、ここに来たばかりだし、そんな変な習慣がわかるはずはない。ここは外国人観光客がたくさん来て車を置くところなのにこれではみんな理解できないじゃないか。
(実はday park 一日駐車は2ドルと書いた看板があるのにこの日初めて気がつきました。無料とばかり思い込んで前の日はよく見なかったのです。そのことは黙っています)

するとおばあさんが用紙(クレーム申告書らしい)を出して、
ここに名前、住所、電話番号を記入して、駐車の仕方がわからなかった理由を書いて、最後にサインをしなさい。
 私が書き込むのを見ながら、
パーキング・メーターとは路上にあって1台ずつ車の駐車料金を入れるものだと思っていたと書く方がいいよ。
(親切にアドバイスしてくれます)

おばあさんは何とかしてやろうと思っているなと感じて、
これを出せば払わなくてすむの?

うまくいけば(Hopefully)、払わなくてすむ。

Hopefully? それはいつわかるか?

いつまでNZにいるの?

あと2ヶ月いる。

それまでにはわかる。

じゃぁ、もし払わなければならないときはクライストチャーチで払えるの?

それはできない。ここに来て払ってちょうだい。

ご冗談でしょう。クライストチャーチからピクトンまで300キロあるから、ここまで払いに来たら罰金の何倍もお金がかかるじゃない。
そこで二人で大笑いしました。

Hopefully 払わなくてすむでしょう。

I hope so. といって去りました。

つたない英語で一生懸命抗議して、おばあさんは「この英語ができない日本人は多分ここのルールもよく理解できなくて可哀相だからなんとかしてやろう」と思ったのでしょう。
 最初行くときは「いい景色を堪能したから40ドルくらいピクトン市に寄付してもいいか」と思っていたのですが、おばあさん職員の好意でなんとかなりそうです。どういう顛末になるかはわかりませんが、もし不払いですんだら、今度ピクトンに行くことがあれば40ドルを寄付してあげようかと思っているところです。
(2011/1/18)
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by tochimembow | 2011-01-18 15:11 | 車のこと

幹線道路の橋がなくなった!?

クイーンズタウンからマウント・クックを経てクライストチャーチへ戻るときのことです。我々がミルフォード・トラックを歩いているときから全国的に雨が降り続いていたようで、このときも雨だったので景色のいい72号線ではなく、南島の幹線道路である国道1号を使って家路を急いでいました。クライストチャーチまであと50キロほどとなって、まもなくラカイア Rakaia という町に入ると、前方に車の行列ができていて、前に進めなくなりました。この国では羊の大群が道路を横切るときに車を停めなければならないことがよくあるのですが、幹線道路で羊を移動させる人はいないだろうから、工事で片側通行なのかと思ったのですが、そのうちUターンして逆方向に走り出す車がいて、窓を開けて何か叫んでいます。そのときは妻に運転を交代していたのですが「 "No Bridge!"(橋がない!)と言ってるよ」と言います。「橋がない?幹線道路なのに?」。
 この先にラカイア川 Rakaia River という大きな川があることは知っていました。大雨で橋が流されたのだととっさに思い、我々もUターンして迂回路に向かう車の後を追いました。72号線に行かなければクライストチャーチに帰れないということは分かっていたのですが、カーナビがついておらず、迂回路も知らないので、前の車から離れないように田舎道を120キロのスピードで必死に追いかけました。妻は「わたしゃニュージーランドでこんな運転をさせられるとは思わなかった」とぶつぶついいながら、それでも前の車を見逃すまいとハンドルにしがみついています。迂回する車を見失うとどこへ行っていいか分からなくなるので、運転を代わるわけにも行きません。1時間くらい疾走してようやく72号線のラカイア渓谷に出ました。
 普段はきれいな水が流れて美しい渓谷(下の写真)なのですが、水量が3倍くらいに増えて濁流となっています。おまけにその濁流を見るためにたくさんの車が止まって人々が写真を撮ったりしています。NZ人も野次馬だなと思ったのですが、こちらは無事に帰り着くのに気が焦っているし、車を停めることすら大変なので写真を撮るのは断念しました。
(10月のラカイア渓谷)
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渓谷から離れたところで撮った川の遠景が下の写真です。これが河口付近で洪水になったというわけです。
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予定より1時間半も余計にかかって帰宅しました。インターネットで道路情報を見たら、橋が流されたのではなく、橋の上まで水が来て渡れなくなったということが分かりました。それは我々が到達する10分前に起こりました。あと10分早く通っていたら何事もなかったわけです。

ニュージーランドの川はほとんど護岸工事がされていません。だから景色がいいのですが、ひとたび大雨が降ると手の着けようがなくなります。川幅は小さいのに普通でも並々と水をたたえている川もあります。日本は小さい川でも川岸をコンクリートで固めてしまっていますが、どちらがいいのか、人口の少ない、時間がゆったりしているこの国では橋一つくらいが使えなくなってもさほど気にしないのでしょうか。
(2010/12/28)
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by tochimembow | 2011-01-02 05:59 | 車のこと

AA= JAF+陸運局+免許試験場+自動車保険会社

AA (Automobile Association)は日本のJAF、アメリカのAAA、カナダのCAAに相当するニュージーランド自動車協会で、79ドル(約5000円)の年会費を払って会員になればガス欠、タイヤのパンク、鍵閉じ込めなどのとき助けに来てくれる点ではJAFと同じですが、AAはそれ以外に車検、運転免許試験や免許更新の業務も行っており、さらに自動車保険、車の売買(これは多分カーディーラーと提携していると思う)、車のローン、運転教習、旅行の斡旋(航空券、ホテルの予約)まで行っています。これは最近の行政改革でそうなったことで、それまでは車検は日本の陸運局、免許は都道府県の警察に相当する部署が担当していました。それがすべて民間に移管されたということです。
 まさに「官から民へ」の典型ですが、よくここまで思い切った改革をしたものだと思います。と同時に、その結果AAは巨大な力を持つことになり、それが新たな問題を引き起こす可能性はあります。
(2010/11/3)

(追加) AAがスピード・カメラの情報を提供
NZでは速度違反を厳格に取り締まることは前に書きましたが、それを検知するのはパトカー、覆面パトカー、固定式スピード・カメラ(日本で言うオービス)、移動式スピード・カメラ(道路にバンなどが停まっていてその中にカメラが隠してある)などのようです。面白いのはAAがスピード・カメラ(固定式)設置場所の情報を提供していることです。インターネット上でクライストチャーチ市内には6個所スピード・カメラが設置されていることを教えてくれます。日本でも高速道路のオービスはその手前で設置していることを教えますが、これは人の顔を無断で撮影したことで肖像権を巡る裁判があって、事前予告をすることになっているらしいです。ともかくNZでは固定式スピード・カメラの場所を知っているだけではあまり役には立たず、速度違反をしないことが第一です。
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by tochimembow | 2010-11-03 10:37 | 車のこと

初のスピード違反検挙

アーサーズ・パスからの帰りはずっと下り勾配なので、ついスピードが出てしまい、前の車も同じスピードだからいいかと追従していると反対車線から緑のプジョーが来ました。その車が急停車してUターンし、ダッシュボードに赤と青に点灯するランプが現れて、追っかけてきたので「しまった!」と思いましたが、すでに遅し。路肩に車を停めると、おまわりさんが「ハロー」とかいいながら降りてきて「メーターが115キロと言ってるよ」と嬉しそうに言います。「僕は日本から来たばかりで交通ルールをよく知らないし~」とか、「前の車と同じスピードで走っていたのに~」とか言ってあがきましたが、敵は捕らえた獲物を放しません。結局15キロオーバーで80ドルの罰金になったのですが、尋問を受けながら雑談になりました。そのさわりを。
 おまわりさん「何しにニュージーランドに来たんだ?」
 私『定年退職したからホリデー*で来たんだよ』
 「ホリダイか。結構、結構。定年まで何をしてたんだ?」
 『大学に勤めてたよ』
 「(免許証を見て)今65歳だな、お前は若いよ。俺は68だよ」
 『68?68って定年にならないの? 』
 「前は定年制があったけど、制度が変わって体がしっかりしていればずっと働けるんだよ」
 『頭もシャープじゃないとダメじゃない?』(暗にあんたは頭がシャープだとおだてる)
 「そうそう」(得意そう)
 『いいな~。日本なんか会社にいると60歳でやめさせられて、することない人がいっぱいいるんだよ』

こんな調子で、和気あいあい(こちらは低姿勢でいなければならないからそういう雰囲気に持っていく)に会話が進んで、彼が「じゃー。銀行に行って20日以内に罰金払っといてね。もし忘れても何回も督促状が行くから大丈夫だよ」と言って分かれました。
 捕まったのは悔しかったけど、「そういえば今日は英語で会話してなかったけど面白い会話をしたな」とか「こちらはdayを”デイ”と言って彼は”ダイ”と言ってたけど僕の発音を理解したし、ゆっくり喋ってくれたし、国際免許証を見せたらすぐに“ああ、国際免許か”と分かったのはあやつ相当日本人を捕まえ慣れてるな」などと思いもし、「80ドルはきれいな景色を見せてもらった料金と考えよう」と自己弁護しながら制限速度を厳格に守って帰りました。
 この国で日本人はスピード違反でよく捕まるそうです。1年間いると4回くらい捕まるという話もあります。覆面パトカーはいるし、分からないところに速度検知器(オービス)はあるし、くわばらくわばら。
 アーサーズ・パスの写真は別項で。(2010/10/24)

*6ヶ月のビジター・ビザで来ているときは渡航目的をホリデー(休暇)だと言わなければならないのはあとで知りました。観光だとか旅行だというと何で6ヶ月も滞在するのだと怪しまれます。観光や旅行は3ヶ月以内の観光ビザの範疇に入るようです。大使館や入国審査で渡航目的をしつこく聞かれたのはホリデーと申告しなかったからのようです。

(続きはこちら) 後の祭り
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by tochimembow | 2010-10-24 18:27 | 車のこと

NZドライブの怪

ニュージーランドは日本と同じ左側通行なので、左右を間違える心配はありませんが、日本と異なるルールがあります。

1)ラウンドアバウト交差点の怪 ここにはラウンドアバウトという信号のないロータリーの交差点が多くあります。これはイギリスから来た方式ですが、この四つ角ではまず車は左折でロータリーに入り、時計方向に回りながら自分が行きたい車線に出て行きます。ロータリーに入るときは右から来る車が優先です。右の車線に行きたいときは右のウインカーを出して左折でロータリーに入り、目的の車線に出るときに左折のウインカーを出します(図の1)。ややこしい!最初、左折するのに右のウインカーを出すなんて。
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(http://abroad.driver.jp/img/manual2.gifからのパクリ)

2)制限速度の怪 市外走行中、突然制限速度100kmの標識が出てきます。100kmで走っていると、今度は突然50kmになります。100kmから一気に50kmに速度を落とすなんて無理じゃないかなぁ。次に速度が変わるまで標識がないので、標識を見落とすとここは何キロで走れるのだろうと不安になります。日南海岸のようにカーブが多い道で100kmの速度標識が出たりもします。こんなところでどうやったら100kmで走れるんだろう?

3)右折優先の怪 四つ角で自分が左折しようとしているとき反対車線から右折しようとする車があると右折車が優先です。これは日本と逆です。外国人がニュージーランドに来て、このルールを知らないためよく事故を起こすので、2012年に左折優先に変えるそうですが、かなり混乱するのじゃないかなぁ。

4)道路の名前の怪 欧米、オセアニアはどこも道路は地名や人の名前がついていて、住所も道路の名前で表します。たとえば私の住所は72B Crafton Streetです。まっすぐ伸びる道をひたすら走っていると突然道路の名前が変わります。地図を見てもどこから変わるか書いてありません。これが私が道に迷う原因の一つです。同じ道路なのになぜ名前を変えるんだろうと思います。想像ですが、昔、有力者が「あそこからここまでは俺の名前をつける。ここから向こうはお前の名前をつけろ」とでも言って名前をつけたのではないでしょうか。

5)自動車保険の怪 この国では車で死亡事故を起こしても賠償責任がありません。政府が賠償します。だから保険に加入しない人が多いそうです。どういう仕組みなのかもう少し調べてみます。医者や弁護士をひき殺しても同額なのかなぁ。

6)トンネルではヘッドライトを点けるな!? クライストチャーチからリテルトンLytteltonという小さな港町に行く間に長さ約2キロのトンネルがあります。このトンネルに入ったとき、日本の習慣でヘッド・ライトを点けて走りましたが、対向車を見ると誰もヘッド・ライトを点けていません。皆、スモール・ランプを点けています。同じ道を戻るとき、トンネルの入口に"Park Lights ON"と書いた標識があります。その標識は最初にトンネルに入るときにも見たのですが、意味が分かりませんでした。2回目でPark light(駐車灯)=スモール・ランプのことだと分かりました。ヘッド・ライトではなくスモール・ランプを点けて走りなさいという意味でした。スモール・ランプは和製英語ですね。このトンネルは照明があるので、スモールでいいけど、照明がないところはヘッド・ライトでしょうね。
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by tochimembow | 2010-10-13 11:48 | 車のこと

地球の迷い方

土地勘ができていないというより、方向音痴なのでしょうね。今朝は市の中心にあるインフォメーションセンターに行き、帰りに同じ道を戻る途中、右折禁止であるのにに気がついて直進したらどこにいるか分からなくなってしまいました。午後からは郊外にあるPort Hillsという丘から市の全景と海と山を見ようと出かけたらさんざん迷って、ゴンドラの駅があったので従業員に地図を見せて"Where am I now?"(ここはどこなの?)と聞いたら笑いながら教えてくれました。結局目的地には到達できず、引き返しました。そしたら帰り道でまた迷って車を途中で止めては、地図を見てこっちだろうと行くとまた間違えて、自己嫌悪の一日でした。日本でカーナビに慣れすぎているのもよくありません。いったん迷うと西も東も分からなくなってしまいます。
 教訓:1)道を間違えたら必ず元の道に引き返そう。2)コンパスを車に乗せておこう。(10月12日)
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by tochimembow | 2010-10-12 15:28 | 車のこと

車のこと

車を日本人が経営しているリース屋さんから借りました。1999年のレガシィ2.5Lで、11万キロ走っています。エンジンは快調でダッシュ力、加速は強烈なものを感じます。10年前にレガシィが大人気だったのに納得しました。ニュージーランドは速度オーバーに厳しく5キロでもオーバーすると捕まるそうです。市内は制限速度が50か60km、郊外は100kmだそうです。6ヶ月で保険を入れて29万円。傷なしで返せば1200ドル返ってきます。だから月5万円に近いレンタカーです。高いとは思うけど短い間だからこの方が気楽です。
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クライストチャーチで日本車の占有率は日本より高く、ほとんど日本車です。なぜかスバルの車が多いです。日産より多いのは確かです。スイスのアルプス地方もスバルが多かったのでアウトドアが盛んな国は4駆のスバルが人気なのでしょうか?新車に乗っている人は少ないです。日本でやたら見るプリウスは1台しか見たことがありません。こちらは20万キロ、30万キロと走った車でも平気で乗り回しています。お国柄というより、所得が少ないんだろうなと思います。
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by tochimembow | 2010-10-10 13:08 | 車のこと
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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