人生漂流

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クライストチャーチの海岸を歩く New Brighton Beach & Brooklands Lagoon

クライストチャーチの南側は天然の良港リテルトン湾で、さらにその南は複雑な地形の Banks Peninsula バンクス半島です。一方、市の北側はまっすぐ延びる砂浜だけの海岸で、南北で対照的な海岸の風景を見ることができます。南の海岸風景はこれまでアカロア、テイラーズ・ミステイク、ポート・ヒルズ、クエイル島などで紹介しましたが、今回は北の海岸をご紹介します。

クライストチャーチ市から北へ40キロほど砂浜がずっと続きます。
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向こうに見える丘陵が南の方向でポート・ヒルズやバンクス半島です。
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水際は砂が海水で硬くなっているので、どこまでも歩いていけます。途中で "Hello" と挨拶した人がどこまで歩くのだろうと見ていたら、そのうち姿が見えなくなるほど遠くまで歩いていました。なかには写真のような車にパラグライダーをつけたような乗り物で風力を利用して海岸を走り回る人もいます。
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なぜか海岸に車がうち捨てられていました。なんとなく淋しげに見えます。
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この砂浜は10キロ先のワイマカリリ川 Waimakariri River でいったん切れます。その河口から南方に長さ約4キロの砂州ができていて、砂州と陸に囲まれたところが Brookland Lagoon ブルックランド潟です。この潟は幅が1キロほどあり、その潟の両側にも歩道が整備されています。
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潟にはいくつも池(水たまり)があり、水鳥が多く棲んでいます。カモの親子がいました。日本にこのような潟があったらとっくの昔に埋め立てられて農地か住宅地に変わっているでしょうね(八郎潟の例)。
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南の入り組んだ海岸とは様相を異にしたこの海岸も景色が雄大なだけに気持ちのいい逍遥ができます。砂山を越えてブルックランド潟に行けばまったく違った風景が見られ、結構変化に富んでいます。
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(2010/11/22, 24, 28)
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by tochimembow | 2010-11-30 17:57 | クライストチャーチと近郊

イセエビを食す

カイコウラ Kaikoura はマオリ語でイセエビ(kai)を食べる(koura)という意味だそうです。カイコウラに行ったらイセエビ crayfish を食べるべしと日本の旅行ガイド・ブックに書いてあり、インターネットではレストランは高いので、道路沿いの屋台で食べる方がいいというご推薦もたくさんあります。カイコウラ半島を歩いた後(別項Kaikouraを参照)、町の方へ帰る途中で道路に屋台の店が2軒ありました。手前の屋台に入りました。
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メニューにチャウダーとかマッスル貝とかフィッシュ・アンド・チップスとかの値段は書いてありますが、イセエビは書いてありません。「crayfishはあるか?」と聞くと、イセエビを並べた箱を見せて「これは茹でてあってこれから料理して食べさせてあげる」というので、注文しました。出てきたのがこれです。
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料理と言ったのは、1匹を半分に割って、立てただけです。それにサラダやフライドポテトをつけたので料理かなと思った程度です。ボイルしてあるので、硬くなっていて、味は日本で食べる茹でたイセエビと同じです。ブログにはカイコウラのイセエビを賞賛する記事がよく出ていますが、NZに来る前に日南海岸のえぷろん亭で食べた生のイセエビの方がおいしかったな。

食べていると車が来ては停まって、人が降りてきて私の皿を横目で見ながら「あれはいくらだ?」などと聞いています(ちなみに飲み物を入れて59ドル)。値段を聞くとそのまま行ってしまうか、安い魚などを注文して、誰も同じものを注文しませんでした(ちょっと得意)。レストランで食べると半身のイセエビが40ドルくらいらしいので、屋台の方が安いのは確かですが、それでもNZの人にはかなり高い食べ物でしょう。それにしてもメニューにちゃんと書いておけばいいものを。味と値段を天秤にかけると日本で食べる方がいいと思います。

(余談)イセエビとロブスターとクレイフィッシュの違い
ここに来るまでイセエビの英語名はロブスタ-lobsterだと思い込んでいたのですが、こちらではロブスターとは言わず、クレイフィッシュ crayfish というようです。crayfishはアメリカではザリガニを意味し、ニューオリンズでは川にいるザリガニをたくさんゆでて食べる料理が有名です。ですからアメリカで言うクレイフィッシュとここで言うクレイフィッシュは違うもののはずです(ニューオリンズではザリガニをcrawfishともいうからよけいにややこしい)。
 宮崎はイセエビが有名なところですが、禁漁期にはオーストラリアやニュージーランドから輸入した冷凍イセエビを食べさせます(一部の店はなぜか活イセエビを出すが)。結婚式などで出るイセエビも輸入品です。ですからカイコウラで食べたイセエビと日本で食べるイセエビが同じ味がするのは当然です。ただし解禁になったときに日南海岸で食べるイセエビ定食はイセエビを刺身で食べて、その後味噌汁にしてくれるので、この方が断然美味です。ロブスターと日本のイセエビは違うものだと聞いたことがあります。アメリカのロブスターは食べた記憶がないので、日本のイセエビが同じ味かどうかは分かりません。知っている人がいたら教えてください。
(2010/11/27)
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by tochimembow | 2010-11-27 18:04 | 食べること

美しい海と山と怠惰なオットセイ Kaikoura

カイコウラ Kaikoura はクライストチャーチから北へ200キロの所にある観光地で、クジラ、イルカ、オットセイを見ることができるので有名です。ぜひ行ってみろと言われていたのですが、遠いのと、クジラ・ウォッチ・ツアーは船に乗って4時間くらいかかる(しかもクジラが現れないことも多い)ので泊まりがけになることから、躊躇していました。オットセイは岸から見えるので、今日、それを見ようと行ってみました。朝9時頃に家を出て昼少し前に着きました。案内所でオットセイの生息場所を聞いたら Point Kean というところを勧められました。車で7,8分の所です。
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上の写真はPoint Keanの駐車場ですが、その先の海岸にオットセイがいます。車からでも見えます。
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5頭ほどいましたが、ただ寝そべっているだけで人がいても逃げもせず、愛想もなければ、威嚇もありません。

ここはカイコウラ半島の先端で、そこから南へ半島を回る道があります。潮が引いていたので、海岸沿いに歩き始めました。途中でカモメの大群に会いました。数百羽はいます。近づくと一斉に「ギャー、ギャー」言いだし、「変なやつが来たぞ。どうしよう」と言っているようです。
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所々にオットセイが横たわっていました。人を噛むこともあるので10メートル以内には近づくなと警告がありますが、1メートルまで近づいても知らん顔です。
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 Whalers Bay (捕鯨者の湾)というところに来ると大きな白い岩が二つあります。
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右側の崖を登って、崖の上の歩道に出ました。ここから見る眺めは見事でした。
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崖の上の道からは雪をかぶった高い山が見えます。カイコウラでこんな山を見ることができるとは予想していなかったので、感激でした。一番高い山は Mt. Manukau (標高2610m)と思われます。雲がかかっていますが、大きな雪渓には光が当たって輝いています。
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町へ戻る途中、屋台でイセエビを食べました。そのレポートは別項(イセエビを食す)で。

帰り道に展望台に上がってみたら、雲が少なくなってカイコウラの町の彼方に先ほどの山々のいただきが美しくそびえて見えました。
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海の方は雲がなくなり、海の色が全く違って見えます。
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往復400キロ6時間を運転するのはきつかったですが、美しい海とアルプスの山が見える素晴らしい景色で今まで行ったところのベスト3に入ります。オットセイはただ「あ、いた」で終わりでしたが。
(2010/11/27)

(続きを読む) アシカ、オットセイ、アザラシの違い
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by tochimembow | 2010-11-27 16:54 | ウオーキング

孤独の島 ニュージーランド 2億年の歴史

2億年前、インド、アフリカ、アラビア半島、オーストラリア、南米、南極は全部くっついていてゴンドワナ Gondwana 大陸を形成していたという。この時期はジュラ紀(ジュラシック紀)にあたり、生物史的には恐竜の天下で、誕生したばかりの哺乳類は地球の一部で細々と生きていたと考えられている。8千万年前にオーストラリアが分離して、さらに6千万年前にそこからニュージーランド(NZ)やニュー・カレドニアが離れて島となった。恐竜が絶滅したのはこの前後である。NZやニュー・カレドニアが分離して以後、それらの島には地上を徘徊する哺乳類がいなかった*1。存在していた哺乳類はコウモリとクジラなどの海獣だけであった。空を飛ぶ動物は外から入ってきた可能性があるが、哺乳類は海を越えて移動できないため長い間NZは哺乳類がいない島であった。恐竜時代からNZに棲み続けているのはトゥアタラ tuatara というトカゲに似た爬虫類(体長約80cm)である。この動物は2億年前から姿が変わっていないという。NZの主である。
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(トゥアタラの写真はWikipediaより)

NZは何千万年も鳥の天国であり続け、天敵がいないため羽根が退化して飛べない鳥が誕生し、彼らが我が世の春を謳歌していた(それが今日滅びの道をたどっていることについては別項「飛べない鳥」を参照)。NZに哺乳類が棲みつき、殖え始めるのは約1000年前(700年前という説もある)にマオリ族がポリネシアからNZに移住して以来である。マオリはネズミと犬を持ち込み、それらがNZ島に繁殖するようになった。マオリは巨大鳥モア moa を食料、衣料として狩猟し、やがてモアを獲り尽くしてモアは絶滅した*2。マオリは生物が絶滅することに危機を感じ、森は聖地であるとし、それ以後は森の中での狩猟を禁じたという話もある*3。19世紀後半にヨーロッパ人が毛皮を取る目的でポッサムを持ち込んで飼育を始めたが、毛皮人気が衰退したとき管理がずさんとなり、ポッサムが逃走して野生化したものが増えた。一時は7000万匹に達したと言われ、キウイの卵を食べるためキウイの天敵となっている。人間が新たな動物を連れてきてわずか数百年、特にこの百数十年でNZの生態系はめちゃめちゃになってしまった。
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(ポッサムの写真はナショナル・ジオグラフィックより)

現在、NZ政府はポッサム撲滅に乗り出しており、ポッサムやネズミを殺す薬を森林にまいたりしている。しかし薬剤を使うことも新たな環境問題を引き起こし、ジレンマに陥っている。生態系が変わることの重大性に気づくのはあまりに遅かった。文明の発達した国から来た人間の智恵はその程度のものであったといえる。(2010/11/26)

*1 NZとニュー・カレドニアは生物相が似ているといわれる。古代の生物相をいまだ多く残しているのはニュー・カレドニアで、棲息する脊椎動物は爬虫類と鳥類であり、哺乳類、両生類はいない。しかしそれがいつまで保存されるかは疑問である。
*2 小型の種類のモアがいまだに生きていると主張する学者もいる。もし生存するモアが見つかれば生物学上の大発見となる。
*3 http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/history/hi_08_03.html
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by tochimembow | 2010-11-26 08:24 | モノローグ

美術館 Art Gallery へ行く

クライストチャーチのシンボル大聖堂から西側ハグレー公園までは歴史的建造物や文化施設が多くあり、町並みがきれいなところです。

今日はクライストチャーチ・アート・ギャラリー(美術館) Art Gallery of Christchurch に行きました。博物館、アート・センターの近くにあります。

これがアート・ギャラリーです。博物館、アート・センターは19世紀の建物を使っていますが、ここは近代的です。南半球で最大の美術館だそうです。
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ニュージーランドの画家の絵が中心なので、世界で超一流のアーティストの作品があるるようには見えませんが、好きな絵の前に立ち止まってじっくり見ていました。Rita Angusという画家の作品が気に入りました(写真左上)。
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写真を撮っても何もいわれません。日本ではやかましくいわれますが。
この美術館に収蔵されている作品全部(6000点)をインターネットで見ることができるのはすごいと思いました。

アート・ギャラリーから南に2ブロックほど行くとエイボン川に Bridge of Memorial 追憶の橋が架かっています。これは第一次世界大戦のときヨーロッパ戦線に出征する兵士がこの橋を渡って駅に向かい、この橋を思い出に刻んだといわれています。
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(2010/11/23)
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by tochimembow | 2010-11-23 15:41 | クライストチャーチと近郊

ニュージーランドには春夏秋冬がない? 一日のうちに四季がある

NZに来る前に調べたとき、クライストチャーチで1月(夏)の平均最高気温は22.5℃、平均最低気温は12.2℃、7月(冬)はそれぞれ11.3℃と1.9℃とものの本に書いてありました。夏と冬で最高気温も最低気温も10℃くらいしか差がなく、年間気温が安定して過ごしやすそうだと思ってきました。

ところが1ヶ月半住んでみて、寒い日は寒く、暑い日は暑く(当たり前だが)、朝5℃まで下がって朝食のとき暖房を入れるくらいだったのに、昼に出かけるときは25℃以上に上がって車は冷房をかけなければならないくらい暑くなることがよくあります。昨日と今日とで最高気温が15℃も違うなどということもあります。日本では春と秋は気温変動があるとはいってもそれぞれの季節の中での変動は小さくこれだけ大きな温度変化はありません。暑い日は必ず太陽がかんかんに照っていて、雨が降ると寒気を感じます。「平均」気温にだまされていました。5℃から25℃まで温度が上下しても平均は15℃、10℃から20℃に変化しても平均は15℃ですからね。季節間での温度差より日ごとの温度差の方が大きいので、メリハリの利いた春夏秋冬があるようには思えません。ですからNZの天候を ”four seasons in one day"(一日のうちに四季がある)と特徴づける言葉があります。

このように体感的には四季を感じにくい国です。花を見ていれば、桜は9月頃から咲き、シャクナゲは10月に咲くので、春とか初夏とか分かりますが、桜はいったん咲くと2、3週間咲き続け、シャクナゲは1ヶ月近く咲いたままです。こういう現象も日本と違っていて「花の命は短くて」という表現はこの国からは出てこないように思います。開花時期が長いのはおそらく日ごとの寒暖の差が大きいことと関係があるのでしょう。

天気予報を見るとき注意しなければならないのは南風が吹くかどうかです。予報に”Southerly” (南風という意味だがNZとオーストラリアでは南極からの風という意味になる)とあれば南極から冷たい風が吹いてきます。「」のマークで示す天気予報もあります。南島最南端から南極までの距離は約2500km、クライストチャーチとオーストラリアのメルボルン間は約2400kmですから、いかに南極が近いか分かるでしょう(ちなみにオーストラリアの最南端タスマニア南海岸と南極の距離は3400km)。南極大陸はオーストラリアの2倍の面積があり、NZの気候への影響はオーストラリアより南極の方が大きいと思います。また南島は北の端から南の端まで背骨のようにサザン・アルプスが貫いているので、これも天気が変わりやすい要因です。ともかくNZの天気は変わりやすく、天気予報もあてにならず「曇りのち雨、ときどき晴れ」などと何でもありの予報(それでも外れる!)もあり、朝見た予報と昼頃見た予報がまるきり逆転していることもしばしばです。日本とNZは同じように島国ですが、気候はずいぶん違います。
(2010/11/22)
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by tochimembow | 2010-11-22 17:00 | 暮らしの風景

見たぞ!マウント・クック

旅行2日目はいよいよあこがれのマウント・クックです。テカポ湖から100キロ、約1時間半です。8号線を走っていくと、ミルクと水色の絵の具を溶かし込んだような色の大きな湖が現れ、その向こうに威風堂々とした山が見えました!あれがマウント・クックに違いない。NZで一番見たかったのがマウント・クックだったので感激ひとしおです。
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この湖は Lake Pukaki プカキ湖といってテカポ湖より大きな湖ですが、水の色が実にきれいで、不思議な碧さです。写真ではなかなかその色が出ません。
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この湖に沿ってマウント・クック国立公園に入って行きます。マウント・クックが次第に大きく迫ってきます。
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この山は標高3,754メートルで富士山より20メートルほど低いのですが、荒々しく容易には人を寄せつけない感じがします。この山に登るのは熟練者に限られ、頂上まで数日かかるそうです(2年前の夏、日本人二人が遭難し、一人が救助、一人が亡くなったニュースはこちらでは多くの人が知っています)。公園内でただ一つのホテル Hermitage Hotel を中心にいくつもウォーキング・コースがあります。その中で一番有名な Hooker Valley Track フッカー・バレー・トラックを歩くことにしました。往復4時間と書いてあります。
 歩き始めてまもなく、マウント・クックを代表する花マウント・クック・リリーが満開でした。
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この花はリリーと名前がついていますが、キンポウゲ科の花です。クック山によく似合います。
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途中で2回吊り橋を渡ります。左の吊り橋は風にあおられてかなり揺れ、ちょっとスリルがあります。
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この急流はマウント・クックおよび氷河から来て、プカキ湖(写真右)へ流れ込みます。水はこのあたりですでに青白くなっています。
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このコ-スの一番奥は氷河です。
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氷河の表面は泥で汚れているので、あまりきれいには見えません。
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氷河から崩落した氷が浮かんでいます。
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ここは人気のコースなので、100人以上の人とすれ違いました。団体できている人達が何組もいましたが、全部日本人でした。

テカポ湖周辺はルピナスがいっぱいでしたが、国立公園内には全くありません。以前はたくさんあったそうですが、NZ固有の花ではないので、国が全部抜いてしまったそうです。どこにでもある黄色のエニシダもここにはありません。公園内はゴミが一つもありません。富士山はゴミだらけという理由で世界遺産を落とされましたが、NZは自然を保護するやり方が徹底しています。

この日は国立公園から少し離れた Twizel トワイゼルという町の近くにある農場が経営するBed & Breakfast (B&B) に泊まりました。B&Bは朝食付きの民宿のようなもので、アメリカやカナダではB&Bは割安で泊まれるのですが、NZではホテルより高いのが普通です。このB&Bの部屋はきれいでテカポのホテルよりずっとましでした。マウント・クックの連山が一望できる格好のロケーションにあります。翌朝、朝食を他の宿泊者と同じテーブルで食べるのですが、そのときいろいろ話をします。宿泊客は私の他は夫婦一組だけで、宿の経営者夫婦を交えて5人で1時間近くおしゃべりしていました。宿のご主人の英語が分かりにくかったのですが、雨でどこへも行けそうもないし、結構いろいろな話をしました。このB&Bの経営者は肉牛生産農家で、居間から見える1キロ先と後ろ側1キロまでが自分の土地だといっていました。
 この日はオアマル Oamaru という所へペンギンを見に行こうと思っていたのですが、雨が止みそうもないので仕方なく一路クライストチャーチへ戻りました。
(2010/11/19~20)
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by tochimembow | 2010-11-20 17:42 | 国立公園とその周辺

パノラマのような山と湖 Lake Tekapo

初めて泊まりがけの旅行(2泊3日)に行きました。南島のハイライト・コースである Lake Tekapo テカポ湖と Mt. Cook マウント・クックを回る旅です。まずテカポ湖、ここは国立公園の区域外ですが、南島で最も有名な観光地の一つで、日本からの南島観光には必ずここに立ち寄るようツアーが組まれています。クライストチャーチから230キロ、約3時間半で着きます。テカポ湖の入口に Church of the Good Shepherd「善き羊飼いの教会」があります。写真手前にルピナスの花が咲いているのが分かりますか。今頃、テカポ湖周辺はこの花が満開です。
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教会の中から撮った写真です。
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湖から雪をかぶった山がいくつも見えます。
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ルピナスは外来の花ですが、このシーズン湖を彩っています。
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湖のすぐ近くに Mt. John マウント・ジョン(標高1031メートル)があり、その頂上に天文台があります。ここから見る星空は見事らしいのですが、残念ながら今日は雲って夜になっても晴れそうにありません。この山に登って、ぐるっと回るコースがあるので、そこを歩きました。頂上まで40分ほどで、そこから湖の反対側を見ると山、山、山の連続です。240度くらいに展望が拡がって、首を回さないと全部を見きれない壮大なパノラマです。
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上の写真は広角レンズを使って、カメラを移動させながら撮ったのですが、2枚では全部が収まりませんでした。右に見える湖は Lake Alexandrina アレキサンドリナ湖です。

山からテカポ湖の奥の方へ下りていくと島があります。湖面に山が美しく映っています。
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一回り3時間ほどかかってかなりくたびれましたが、湖からは見えない大展望を望むことができ満足でした。頂上までは何人か歩いていましたが、その先は誰にも会わず、静かな山行でした。

泊まったのはGodely Hotelという町の中心にあるホテルですが、部屋はあまりきれいではなく、バスルームにはバスタブがなくがっかりでした。このホテルの隣りに Kohan「湖畔」という日本料理の店があり、そこの名物のサーモン丼を食べました。鮭はマウント・クックの方で養殖しているそうです。日本酒があるというので久しぶりに熱燗の酒をいただきました。

ただ一つ残念なのは星空を見ることができなかったことです。ここの星空はインターネットにいろいろ写真が掲載されていますので、それから拝借したものをご覧いただきます。
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(http://www.newzealand.com/travel/Japan/より)
これはFraser Gunn という写真家が撮影した有名な写真ですが、どこかでご覧になったことがありませんか?たとえ空が晴れていても三脚をもっていかなかったので、星空を撮るのは無理でしたが・・。次の機会には降るような星を見たいものです。
(2010/11/18)
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by tochimembow | 2010-11-20 14:35 | 国立公園とその周辺

NZで暮らすための情報(Index)

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 定年後NZで暮らすことを考えている方へ
 ニュージーランドの物価
 NZのドライブ方法
 山歩きのさまざま
 NZの貨幣・紙幣
 ニュージーランドには季節がない
 英会話の練習をするには
 AA(ニュージーランド自動車協会)の役割
 図書館を利用する1 New Brighton Library
 図書館を利用する2 Central Library
 キーウィ それぞれの生活事情
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by tochimembow | 2010-11-20 12:01 | NZ暮らしの情報(Index)

キウイにご対面 Willowbank Wildlife Reserve

NZに来る前はキウイ(キーウィ) Kiwi は国鳥だからあちこちで見ることができるだろうと思っていましたが、誰に聞いても「それは無理だ」と言います。絶滅寸前で希少な存在だからです。家からすぐのところに Willowbank Wildlife Reserve ウイローバンク野生動物園というところがあって、調べるとそこでキウイを見ることができるようです。しかも他の動物園はガラス越しにしかキウイを見ることができないが、その公園はじかにすぐそばで見ることが出来るのが売りとなっています。
 そこで行ってみました。この公園は沼や川を利用して自然に近い状態にしてあって、なるべく檻を使わないでNZに棲む動物を観察できるようにしてあります。
 鳥はNZ原産の鳥の他、オーストラリア、アジアから入ってきた鳥が各種いました。ダチョウ科の鳥が多いようです。元々NZには哺乳類はいなかったので、現在いる哺乳類(ワラビー、カワウソ、サル、シカ、山羊などを展示)はすべて外来です。
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さて目的のキウイ舎に入ると中は真っ暗です。キウイは夜行性のため中を暗くしてあり、暗室灯が数個ついているだけなので、入ってすぐは歩くことすらできません。目が闇に慣れてきて、目を凝らしても物の形はぼんやりしか見えず、10分ほどキウイを探しましたが、いる気配がありません。27ドルも入場料を払ってキウイが見れないのは損だと思って、受付で文句を言ったら、懐中電灯をもったおねえさんが「私が見せてあげるから、ついておいで」と言うのでもう一度キウイ舎に行きました。途中にやはり絶滅危惧種のタカヘの鳥舎があり、おねえさんが近づくと嬉しそうに寄ってきます。「ずいぶんフレンドリーだね」というと、「そうよ。タカヘもキウイもフレンドリーな鳥よ」と言います。
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キウイ舎に入っておねえさんは柵を越えて物陰に潜んでいるキウイを抱いて「これがオスのキウイよ」と見せてくれました。次に別の所からメスのキウイをもってきました。「オスとメスはどうやって見分けるのか?」と聞くと、「体が大きいのがメス。色はオスメス変わらない」そうです。この舎の中に3羽いますが、それをすぐに見つけるなんてさすがキウイ担当のベテランです。彼女の話ではキウイ舎の外にも15羽のキウイがいるけど、昼はみんな巣箱の中で寝ていて、夜にならないと出てこないそうです。ここが夜10時まで開園しているのはそれを見るためです。「キウイの敵は何だ?」と聞くと「一番はフェレット、ポッサムで、ネズミは卵を食べるのでやはり敵だ」と言っていました。
 公園の中にキウイの卵の模型が展示してあります。写真前列がキウイで、後列一番大きいのがダチョウの卵、一番小さいのがニワトリの卵(褐色)です。キウイの成鳥の大きさはニワトリと同じくらいですが、卵はニワトリの約6倍あります。体の大きさに対して卵の大きさの比率が世界一大きい鳥がキウイだということです。
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キウイは写真のフラッシュに大変驚いて怯えるので、写真を撮ることは厳禁です。インターネットに出てくる野生のキウイの写真は多くが赤外線カメラで撮ったものです。キウイはウズラのくちばしを長くしたような姿で、「キャー!可愛いっ!」というほどの美形ではありませんが、絶滅しそうになってきた経緯を考えるとNZの人々が大切に思う気持ちはよく分かります。(別項「飛べない鳥」も参照してください)
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(http://www.pri.org/theworld/?q=node/18626より)
(2011/11/16)
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by tochimembow | 2010-11-17 10:46 | クライストチャーチと近郊
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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