人生漂流

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ミルフォード・トラック 4日目 サンドフライ・ポイントまで

ミルフォード・トラック・ウォーキングは4日目が最後で、最も長い21キロを歩きます。我々が7時40分にクインティン・ロッジを出たときは一組を残して皆出発したあとでした。天気は曇り、朝だけ少し青空が見えました。
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ロッジから少し行ったところでサザランド滝 Sutherland Falls が見えました。この滝はニュージーランドで一番高い滝で、世界でも5番目です。ロッジからこの滝まで往復1時間半かかるのですが、昨日ロッジに早く着いて元気な人はこの滝を見に行っています(私たちはとてもその元気はありませんでした)。
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ミルフォード・トラックを歩いたイギリスの作家キップリングは「ここは雨が降るとまさに世界八番目の神秘となる」と言っていますが、確かにこのトラックの特徴は水(川や渓谷や滝)にあり、さまざまな水の様態を観察することができます。
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4日目の歩程はアーサー川に沿った道で、大きく育ったシダ類が特に特徴的です。
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吊り橋をいくつも渡りました。
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渓流がいくつも流れ込んで、次第にアーサー川の幅が大きくなってきます。渓流は岩に苔が生えたりして日本のものとよく似ています。
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たっぷりと水を含んだ森はいよいよ深くなります。
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突然、写真の鳥が現れ、私たちの前を50メートルほど走っては振り返って私たちが来るのを待っています。
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「こいつら道を間違えずに来ているかな」と確かめているようで、私たちが近づくとまた先を走って待っています。それを繰り返して300メートルほど行ったところでヤブに消えていきました。
 ニュージーランドの鳥は概して人にフレンドリーで、人を見ると逃げるどころか近づいてくる鳥が多いのですが、特にこの鳥は私たちと一緒に歩きたそうでした。

3分の2位の距離を行ったところでジャイアント・ゲート滝 Giant Gate Falls に出て、ここが今日の昼食ポイントです。ここに着いたのは午後2時近くになっていました。
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ミルフォード・サウンドらしい風景が出てきて最終地点が近いことがうかがわれます。
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そしてついにミルフォード・トラックのゴール地点、サンドフライ・ポイント Sandfly Point に到着しました(15時45分)。
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4日間(実質的には3日間)で33.5マイル(53.8キロ)を完歩した喜びにあふれています。普段、ウォーキングをしてトレーニングをしている私の方がくたびれた顔をして、全くトレーニングなしに参加した妻の方が元気いっぱいの表情でしょう。

サンドフライ・ポイントから船でミルフォード・サウンド・クルージングの発着地へ行き、最終宿泊地マイター・ピーク・ロッジ Mitre Peak Lodge に到着し、長いウォーキングは終わりました。このロッジはホテル並みの設備を持っています。

夜はロッジで打ち上げパーティがありました。クリスマスであることもあり、一流ホテル並みのバイキング形式の豪勢な食事で、ターキー、ラム、チキン、ビーフを始め、とても食べきれないくらいの料理とデザートが出ました。
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パーティのあとは一人ずつに3人のガイドさんから完歩証の贈呈式が行われました。
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ガイドさんには本当にお世話になりました。それほどたくましくも見えない3名でしたが、我々が担ぐ荷物の倍くらいのザックを背負って、跳ぶように歩いていたのが印象的です。
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明るく、陽気で我々の旅をより楽しいものにしてくれました。本当にお世話になりました。
この日の歩数:36,000歩 (2010/12/25)


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by tochimembow | 2010-12-31 18:13 | ミルフォード・トラック

ミルフォード・トラック 3日目 マッキノン峠越え

3日目はミルフォード・トラックのハイライト マッキノン峠 Mackinnnon Pass 越えです。ポンポローナ・ロッジから700メートル登って峠に達し、今度は一気に900メートル下ってクインティン・ロッジに至るこのトラックでもっともハードな行程ですが、同時にもっとも景色がいいとも言われています。この日は1時間早く起きて、7時半には出発しなければなりません。

天気はやはり時折小雨がぱらつく程度で登山道が滑って危ないというほどではなさそうでした。一応、雨具を着込み完全武装で出かけました。
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ロッジを出てすぐにクインティン滝 St. Quintin Falls が見えました。高さは230メートルあります。
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ここからミンタロ・ヒルの森に入っていきますが、周りの山が冠雪しており、昨夜雪が降ったようです。
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山肌にはたくさんの滝ができていました。写真の下の方にススキのような植物がありますが、これはトイトイ toetoe といってパンパスの仲間です。
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峠が近くなってくるとジグザグの登山道となり、次第に山が近くなってきます。
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ジグザグ道の途中ではいろいろな高山植物が咲いていました。写真は長い名前ですがサウス・アイランド・フォックスグローブ south island foxglove です。キツネノテブクロ foxglove (ジギタリス)と名前が似ています。同じゴマノハグサ科に属しますが、花の形は全く違います。
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下の写真はデイジーの1種ですが、正確な名前は分かりません。ハースト・デイジー Haast Daisy ではないかと思います。
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黄色いのはキク科の花マーガリート marguerite と思われます。
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こういう花を楽しみながら登るので、それほど苦しくはありません。
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高く登るにつれて花が変わっていきます。峠はもうすぐのようです。
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ちょうど12時に峠のマッキノン記念碑に到着しました。ここでガイドのお姉さんが待っていて、暖かいホット・チョコレートを飲ませてくれました。
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何とここでは雪が降っています。ニュージーランドは夏だというのに。じっとしているととても寒いのですが、彼女は最後の人が来るまで1時間半も雪の中で待っていて、ホット・チョコレートをサービスしているのです。
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天気は悪かったのですが、峠から見る景色は最高です。
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(上の写真はレンズに雪がついて一部曇っています)
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記念碑から10分ほど行ったところにマッキノン峠小屋 Mackinnon Hut があり、ここで昼食を取りました。
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小屋の中は暖かく、別のガイドさんが温かい飲み物をサービスしてくれました。カメラのレンズがすぐに曇ってはっきりとは写りませんでしたが。
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昼食が終わるとこれから一気に900メートルをくだらなければなりません。12時50分に小屋を出ました。はるか下に見える川の先に今晩泊まるロッジがあります。
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上りより下りの方がはるかに辛いのですが、花を愛でたり、滝を眺めたりなので、それほど苦にせずゆっくり下りました。

渓流まで下ると瀑布群があり、次から次へと大きな滝が轟音を立てて流れています。
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峠の小屋から約3時間かかって今日の宿泊地クインティン・ロッジ Quintin Lodge に着きました。
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ロッジの前ではパラダイス・ダックの親子が遊んでいました。頭が白いのがお母さん、右にいるのがお父さんです。
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この日はクリスマス・イブでしたが、峠で雪を見たので、皆が夏のニュージーランドでホワイト・クリスマスを経験したと大はしゃぎでした。この日は上り下りがきつい行程だったので、足にまめを作った人や脚を痛めた人が多く、ロッジで手当をしていました。ロッジの従業員が全員でクリスマス・ソングを歌って祝ってくれました。この日の夕食はステーキです。皆さんエネルギーを使ったからですね。
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歩いた距離:15キロ、この日の歩数:31,000歩 (2010/12/24)


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by tochimembow | 2010-12-30 19:55 | ミルフォード・トラック

ミルフォード・トラック 2日目 ポンポローナ・ロッジへ

この日はグレード・ハウスからポンポローナ・ロッジまで16キロの歩程です。7時から用意された食材を使ってそれぞれがランチを作ります。おやつのお菓子やフルーツもほしいだけ持っていっていいようになっています。朝食はホテル並みにパン、コーヒー、紅茶、目玉焼き、ハム、ベーコン、ソーセージ、シリアルなど好きなものを食べることができます。ご飯、インスタント味噌汁まであるので、おにぎりを作って弁当にすることもできます。

ツアーといっても全員が並んでぞろぞろ歩くわけではなく、めいめいが準備ができたら9時までに出発すればいいようになっています。ガイドさんは一番前の人に一人、一番後ろから歩く人に一人、中間にもう一人つきます。

天気は曇りで小雨混じりです。我々は8時40分に出発しました。
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昨夜かなりの雨が降ったので、山からたくさんの滝が流れ落ちています。
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クリントン川 Clinton River に沿って歩いて行きます。川はかなりの水量があります。
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おおむね道は歩きやすいのですが、大きな水たまりができているところがあり、そこはジャブジャブ入って渡っていくか、周りの草を踏みながら水たまりを避けなければなりません。下の写真は歩く途中で大きな水たまりができているところです。
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一番深いところは30センチほどありそうです。事前に配られた注意書きには、水たまりがあっても、草を踏みつけずにそのまま水に入って歩きなさいとあったですが、靴の中に水が入るのはいやなので結局周りの草を踏みつけて水たまりを避けました。
 道の両側に黄色で「」の印がついた標識があるのが分かりますか?(写真左)
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これは道が冠水してどこが歩道か分からなくなることがあるので、そのための標識です。また写真右は Bus Stop(バス停留所)と書いてありますが、クリントン川に架かる橋の上まで水が来たときはここで水位が下がるまで待ちなさいという場所です。
 前日のグループは増水でどうしても橋を渡れず、ヘリコプターで次のロッジまで運んでもらったそうです。また3日前のグループは腰まで水があるところを水の中を泳ぐように歩いていったそうです。背の低い日本人は胸まで水に浸かったとガイドさんが言っていました。晴れていればもっと山がきれいに見えるのにと雨を恨みがちでしたが、その話を聞いたときはそういう命懸けのウォークをしなくてよかったと思いました。しかし各ロッジにある書き込み帳にある日本人の感想を読むと、ヘリコプターに乗れてラッキーだったとか、水の中をジャブジャブ歩いて面白い経験だったと書いてあるので、それも面白いのかなと思いました。

ミルフォード・トラックで最高地点であるマッキンノン峠 Mackinnon Pass (両側の山に挟まれたところ)が歩く間ずっと見えています。明日はあそこまで登らなければなりません。
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あちこちにきれいな池があります。
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さまざまな鳥が美しい声で鳴いています。声をお聞かせできないのが残念です。写真はファンテイル fantail という鳥で、尾羽を拡げると扇のようになります。
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またクリントン・ハット(インディペンデント・ウォーカー用の小屋)にはケア(キーアkea)がいて、網戸やコードを咬みちぎっていました。
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ハットを管理しているDOC(政府自然保護局)の人がケアに「悪さをするんじゃない」とお説教をしているときは神妙に話を聞いているのですが、お説教が終わると早速いたずらを始め、両者の掛け合いには笑いました。ケアは大変知的な鳥だとそのお役人が言っていました。悪さをするけど愛すべき鳥です。小屋には必ずケアがいますが、それは人間が持ってくる食料を狙っているからです。

午後3時前にポンポローナ・ロッジに着きました。5時からロッジのバーでビールを飲みながらいろいろな国の人達とおしゃべりするのがまた楽しい一時です。夕食のメイン・ディッシュはパスタかチキンからの選択でした。

この日の歩数:26,000歩。高度差:210m (2010/12/23)


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by tochimembow | 2010-12-30 14:09 | ミルフォード・トラック

ミルフォード・トラック(1日目)グレード・ハウスまで

さていよいよミルフォード・トラックに出かける日です。ホテルからワカティプ湖方面を眺めると前夜に続いて厚い雲が覆い、前途多難を想像させられます。
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クイーンズタウンのUltimate Hikesセンターに9時に集合し、ここからバスでテアナウ湖 Lake Teanau まで行きます。バスを待っている間、妻の登山靴の底が剥がれるというハプニングがありました。センターの人がすぐに近くの登山用品店に連れていってくれ、新しい靴を買って事なきを得ましたが、トラックに入ってから靴底が剥がれたときはどういうことになっただろうとゾッとしました。さすが登山基地の町で朝早くから登山用品の店が開いています。このハプニングのおかげで参加者全員に我々の印象が強くインプットされました。
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バスで約2時間半かかってテアナウ湖に着き、そこでランチを摂り、テアナウ湖北端のグレイドワーフ Glade Wharf まで船で移動しました。雨は本格的となりフィヨルド特有の景色も雨に煙ってよく見えません。
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15時にグレードワーフに着き、いよいよこれからミルフォード・トラックのウォーキング開始です。
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ただし、この日は1キロほどしか歩きません。
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上の写真のような道を30分ほど歩くと今日の宿泊地グレード・ハウスに着きました。
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ロッジは個室と相部屋(バンクルーム)があり、個室を利用するとツアー料金が3万円ほど高くなります。我々はバンクルームで予約しましたが、幸いなことに今回のツアーでバンクルームに泊まるのは我々だけで、4人部屋を二人で使うことができました。ただしトイレとシャワー・ルームは部屋の中にはありません。

夕食まで時間があるので、付近を散策しながらガイドさんが自然を説明するネイチャー・ウォークに参加しました。ずっと雨が降り続いているそうで、山からいく筋も滝が流れ落ちています。
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夜は毎回ミーティングがあります。写真左はガイドさんで3人とも女性です。右はミーティングで、この日は自己紹介がメインでした。
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今回の参加者は23名で、日本人は我々だけ、10人がアメリカ人、あとはNZに移住したベラルーシ人、オーストラリア人、台湾人、イスラエル人、バングラデシュ人、イギリス人などで生粋のニュージーランド人はいません。普通は日本人が10名くらい、多いときは半分以上いてそのときは日本人ガイドがつくようになっているそうです。妻の靴が壊れるというハプニングもあったおかげで、我々の自己紹介は大受けでした。おまけにこの日は私の誕生日だったこともあり、ガイドさんから大きなケーキをプレゼントされて、皆で「ハッピー・バースデイ」を歌ってくれました。
 夕食メニューはシカ肉のステーキかサーモン・ステーキを選べるようになっています。ワインやビールはもちろん、デザートやフルーツもふんだんにあり、なかなか豪勢な山小屋です。どのロッジも乾燥室があり、各自洗濯をして乾燥させれば翌朝までには乾くので、それほど多くの衣類を持って歩かなくてすみます。

この日の歩数:7,000歩 (2010/12/22)


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by tochimembow | 2010-12-30 07:02 | ミルフォード・トラック

ミルフォード・トラックとは? 出発の前日

ミルフォード・トラック
ニュージーランドにはGreat Walksと呼ばれる美しい景色を楽しみながら何日間かかけて歩く9ヶ所のコースがあります。その代表がミルフォード・トラック Milford Track で、約100年前にここを歩いたある女流詩人がイギリスの雑誌に紹介して以来「世界でもっとも美しい散歩道」と呼ばれ、世界中のウォーカーを引きつけるようになりました。ミルフォード・トラックは南島にあるフィヨルドランド国立公園のテアナウ湖畔グレードワーフからミルフォード・サウンドまでの53.8キロメートルを4日間で歩きます。
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いつでも自由に歩けるわけではなく、ガイド付きツアーあるいは個人で歩くインデペンデント・ウォークは予約が必要です。それは宿泊場所(ツアーの場合はロッジ、インデペンデントの場合はハットというところ)の収容人員がそれぞれ50人、40人と限られているからです。ガイド付きツアーは4日で完歩した後、5日目はミルフォード・サウンドをクルージングするパッケージとなっています。インデペンデント・ウォーキングの場合はシュラフ(寝袋)と4日分の食料を持って歩かなければなりません。しかも確実に予約日にロッジ(またはハット)に泊まらないと、次の日の予約者が泊まれなくなるので、いくら天候が悪くても同じロッジ(ハット)に停滞することはできません。ガイド付きツアーは人気で年末年始のシーズンは3ヶ月前に予約しないと取れないといわれています。
 ちなみにミルフォード・トラックのツアー料金は1,995NZドル(約13万円、ハイシーズン・相部屋利用の場合)です。個室(二人部屋)は300ドル高くなります。ツアーを扱っている会社は Ultimate Hikes です。
 http://www.ultimatehikes.co.nz/
インデペンデント・ウォークを行う場合は政府の自然保護局(DOC, Department of Conservation)で事前にチケット(ハイシーズン153.3NZドル)を購入しなければなりません(インターネットで予約可能)。
 http://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/tracks-and-walks/fiordland/fiordland/milford-track/


ミルフォード・トラック出発前日
12月19日に妻がクライストチャーチに来て、2週間ほど滞在するので、ミルフォード・トラックのツアーを予約しました。21日に車でクイーンズタウンまで行き、翌日からミルフォード・トラックを歩きました。

クライストチャーチからクイーンズタウンまでは約7時間かかります。テカポ湖、マウント・クックへの分岐点を過ぎてオタゴ地方に入ったときの写真です。
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ツアー前日の夕方にクイーンズタウンにあるツアーの主催会社 Ultimate Hikesで説明会があります。日本人は別室で日本語の説明を聞くようになっています。コースの紹介、雨・靴ずれの対策、持っていくべき荷物の説明などがありました。天気予報を聞くと翌日は雨だということでした。ミルフォード・トラックでは1年間に200日以上雨が降るので、雨は当たり前のことなのです。

クイーンズタウンはNZで3番目に大きい湖ワカティプ湖 Lake Wakatipu のほとりにあり、NZでもっとも多くの観光客が集まる町です。湖畔のコプソーン・ホテルからワカティプ湖を見ると厚い雲がかかり、切れ間から夕陽が見えました。
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この写真は午後9時40分に撮ったものです。冬至(NZでは夏至)の前日ですが、NZの日没がいかに遅いか分かるでしょう。
(2010/12/21)


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by tochimembow | 2010-12-29 20:12 | 新生活スタート

クリスマスのハグレー公園 Hagley Park

天気が思わしくない日は遠出はせずにハグレー公園に行くことにしています。家から5分で行けるし、そこに車を置いて博物館、美術館、図書館に行くのに便利だし、町の中心まで歩いても行けます。公園はとても広いので毎回歩道を変えて歩けば飽きることがありません。

今日もハグレー公園の植物園を歩いていたら温室がクリスマス用に模様替えしてありました。ポインセチアで真っ赤にデコレーションしてあります。
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温室のそばにあるバラ園は今が見頃です。
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アジサイが咲いている一画がありました。このアジサイは日本から持ってきたものだと思います。
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なんとなく日本の公園みたいでしょう。日本の庭園を参考にしたと書いてある案内板がありました。
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いつ来ても花を楽しめるようにしてあるので、季節を問わず何かの花を鑑賞することができます。
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ポインセチアで飾った温室を見てNZで初めてのクリスマス気分を味わいました。
(2010/12/15)
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by tochimembow | 2010-12-15 14:53 | クライストチャーチと近郊

クライストチャーチ 点描

まとまったレポートではありませんが、市内をめぐりながら撮りためた写真からクライストチャーチの情景をご紹介します。

ショッピング・モール

 市内に大きなショッピング・モールが6ヶ所ほどあります。Countdown、New World、Pack'n Saveなどのスーパーの他、Farmersという衣料品店、Warehouseという雑貨・日用品店、各種ブランド店、靴屋、携帯ショップ、フード・コートなどがあります。
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モールのフード・コートには寿司店がたいてい2店あります。ハンバーガー、サンドイッチ、中華、インドカレーなどの店があるなかで一番早く売り切れるのが寿司です。寿司はヘルシーというイメージがあるからでしょう。寿司店には巻き寿司の他、にぎり寿司(サーモン、イクラ、茹でたエビが多い)、いなり寿司、おにぎり(ソフトボールくらいの大きさがある) rice ball、弁当 o-bento (チキンカツ弁当のようなもの)を売っています。
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エイボン川周辺 Avon River
 エイボン川は市の中心を流れる川ですが、町のど真ん中をながれるにもかかわらずきれいな水で、川沿いは美しく整備されており、高級住宅が並んでいます。この川を船に乗って遊覧するパンティング punting という遊びがあります。
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 トラム・カーという観光用の路面電車が走っています。このトラム・カーにはレストランになっているものがあり、夜は電車の中で食事をしながら、繁華街をぐるぐる回ることができます。一人80ドルもするので、ちょっと二の足を踏みますよね。
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ビクトリア広場 Victoria Square
大聖堂広場から一番近い公園がビクトリア広場です。昔はここにマーケットがあって、鉄道が通っていました。写真左は広場の北にあるタウン・ホールの噴水です。右は鉄道の鉄橋があった跡です。白い柵の下に鉄橋が残されています。
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広場の中央にあるキャプテン・クック James Cook の像です。クック(1728~1779)はオーストラリアやニュージーランドにヨーロッパ人が入植するのに大きな功績を残しています。マウント・クックもこの人の名にちなんでつけられたものです。
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日本の食べ物屋さん
クライストチャーチには日本人が経営するレストランが多く、純和食、寿司屋(回転寿司もある)、うどん屋、ラーメン屋などがあります。町の中心には日本人がやっているパン屋さんがあります。あんパン、クリームパン、どら焼きなどがあり、ときどき買って日本のパンの味を思い出しています。パン屋さんの向かい側は大阪屋という食堂です。ラーメン、カレーなど日本の大衆食堂にあるものが食べられます。
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NZのケーキはたぶん甘過ぎるだろうと思って、買ったことがありませんが、リカトンというところには日本人のケーキ屋さん Yahagi があります。もともと私はケーキをあまり食べないのですが、この前どんなものがあるだろうと寄ってみたら、えらくていねいに応対されるので、ケーキを買ってしまいました。
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ブルーベリー・ケーキなのでそんなに甘くありません。マドレーヌもちょうどいい甘さでした。
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by tochimembow | 2010-12-14 17:11 | クライストチャーチと近郊

ペガサス湾のあご Southshore Spit

クライストチャーチの海岸は南北で際立った違いを見せます。市の南リテルトンからアカロアにかけては火山地帯であったため、複雑な海岸線を示すバンクス半島 Banks Peninsula となっていますが、北側は約70キロに延びる砂浜が続くペガサス湾 Pegasus Bay となっています。その砂浜の南端が Southshore Spit で保護区となっています(地図赤丸、日本語に訳せば南海岸の突出部)。
この先端 Spit からクライストチャーチを眺めるとどう見えるかと行ってみました。
この一帯は砂丘です。ごく狭い海水の通り道を挟んで南にRed Cliffが見えます。ここから丘陵地帯(旧火山)が始まります。
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Southshoreで堰き止められたような内側の海はとても浅く船が入ることはできません。前方はクライストチャーチの市内ですが、向こう岸まで3キロほどあるので建物などは見えません。
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砂丘にはNZ特有の植物 flax (フラックス、赤い花をつけた背の高い草)や cabbage tree (キャベツ・ツリー)が生えていました。キャベッジ・ツリーはリュウゼツランの仲間で、木のてっぺんにカリフラワーのような花がつくのでその名前がついているのだと思います。フラックスは亜麻の一種です。この二つはNZではふんだんに見られる植物です。
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いろいろな鳥がいましたが、blackbird ブラックバードがいて1メートルまで近づいても逃げません。
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ブラックバードとはそのまんまの命名ですが、日本語の正式名はクロウタドリです(日本にもいる)。日本語名から分かるように、きれいな鳴き声を発し、しかもいろいろな鳴き方をします。私の家の周りでも明け方から夜までさえずっています。目の周りとくちばしがオレンジ色でカラスよりは可愛いでしょう。ビートルズの歌 Blackbird はこの鳥を指します。
(2010/12/14)
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by tochimembow | 2010-12-14 11:16 | クライストチャーチと近郊

やっぱり山の頂上はいい! Mt. Thomas

クライストチャーチの西50キロからアーサーズ・パスにかけては広い森林地帯で、サザン・アルプスの前衛となる1000メートル級の山々があります。前日にDOC(自然保護局)クライストチャーチ事務所に行って資料をもらい、歩き方を聞いた上でその中のトーマス山 Mt. Thomas に登ることにしました。ガイドブックにはグレードが「初心者~中級者」と書いてあります。DOCではwaspに気をつけろと注意を受けました。waspの日本語名はスズメバチですが、アシナガバチを指すこともあり、どっちを指しているのか分かりません。スズメバチだといやだなと思い、気をつけながら登りました。標高は1023メートルしかありませんが、高度差700メートルを上がらなければなりません。
 ニュージーランドの山はどこも標識がしっかりしていて迷うことはめったにありません(車の運転では迷うけど)。道の分岐点には必ず案内板があり、山道の要所要所に写真右のようなオレンジ色の三角標識が木につけてあります。
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ブナ林の中のジグザグ道をえっちらおっちら登っていくだけなので、かなりうんざりしてここを選んだことを少し後悔していました。2時間半も登り続けてようやく尾根に出ました。展望は素晴らしく、はるか海も見えます(写真右)。写真左の高いところが頂上です。草の茂みのような植物がたくさんあるのが分かりますか?これはNZに多いタソック tussock でどこでも見ます。
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低い山ながら山頂付近はいろいろな花が咲いていました。左の写真はマウンテン・デイジーです。
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頂上にいた韓国人グループに写真を撮ってもらいました。
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下山は別のルートを使いましたが、まっすぐ降りる道で登りに3時間もかかったのに、下りはわずか1時間でした。膝が痛くなりましたけど。結局、ハチは1匹も見ませんでした。人騒がせな。
 NZで一般者が頂上まで行ける山は標高1500メートルくらいまでで、2000メートルを越えると熟練者しかいけませんが、低くても山の頂上に立つのは気持ちがいいものです。バカと煙は高いところに昇りたがる?
(2010/12/11)
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by tochimembow | 2010-12-11 20:05 | トラッキング

英語が分かったふりをする

週に2~3回教会などの英会話教室に行っていましたが、夏休みに入ったのでどこも2月までお休みとなり今週が最後です。

昨日(12月8日)はElim Churchが最後の教室でクリスマス・パーティを行いました。パーティとは言ってもクリスマス・キャロルなどを歌ったあと、持ち寄りの食べ物を並べてそれを食べながらおしゃべりするだけです(写真左)。
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韓国人が巻き寿司を作ってきたので「これは日本の食べ物じゃない?」と聞くと、韓国でも寿司は日常的な食べ物になっているそうです。韓国でも名前は sushi です。

写真真ん中は私についている Avrill先生ですが、彼女に「私の英語の発音はどこがおかしいですか?」と聞くと、"walks"とか"walked"とか言ったとき、語尾が聞き取りにくいと言われました。しかし「あなたの英語はそんなに悪くない "Your English is not so bad."」とも言われました。"not so bad"という表現は微妙です。アメリカ人などに日本の食べ物を出して"not so bad(そんなに悪くない)"と言ったら、あまり気に入らなかったがそれをはっきり言うと失礼なので「そんなに悪くない」という言い方をします。ウ~ム、私の英語はあまりよくないという意味が込められているだろうか。ともかく参考になるアドバイスです。Avrillさんは、自分が話していることを我々がどの程度理解しているかを推し量りしながら話してくれるので、いい先生です。英会話教室を主催しているボランティアには学校の先生だった人が多いようで、そういう人は相手が理解したかどうかを判断しながら話を進めるので助かります(そうでない元先生もいますが)。慣れていない人は一方的に喋るのでお手上げです。

今日(12月9日)はCrockford Bridge Clubでの英会話教室(写真右)です。赤いマントを着ている女性(Margaret)がイギリスからクライストチャーチに開拓者が入って、町を発展させた歴史をある家族の物語として語ってくれました。最初、時代時代で使われた帽子をかぶり直しながら、概略を話して本題に入っていったのですが、だんだん彼女の英語が分からなくなりました。隣にいたJudithという女性が心配そうに「彼女の英語が理解できるか?」と聞いてきました。
 私「最初は分かったけど途中から分からない」
 Judith「彼女は1840年代の英語を使い、その当時の人々が使っていた訛りで話している」
 「それで分かりにくいのか。すごく話し上手なのは分かるのだけど・・」
 「彼女は学校の先生なので話は上手なの」(実はJudithの英語も半分くらいしか分かりませんでした)
 「彼女は単語の最初のHはわざと発音していないの」
 「それではHerefordはヘレフォードと言わないのか?」
 「エレフォードのように発音している」
 「あなたたちも単語の最初のHは発音しないのか?」
 「私たちはHはちゃんと発音する」

コーヒー・ブレークのときに日本人の奥様方が3人固まっていたので「Margaretの話は分かりましたか?」と聞くと、3人とも「全然分からなかった」と言います。面白いことにそれぞれの人が他の人は話が理解できているのに自分だけ理解できなかったと思っています。それぞれ分かっているような顔をして聞いているからですね。

私のテーブルの前にいた韓国人はNZ人に一生懸命話しかけて議論しています。ところが横でよく聞いているとお互いの話が完全にすれ違っていて、どちらも相手の話していることが分かっていないようです。NZ人は「私が聞いているのは・・・ということだ」と言っているのですが、韓国人は全然違うことを答えているようです。最近、気がついてきたことですが、英語を母国語とする人と外国人が会話しているとき、双方が相手の言っていることをちゃんと理解していなくて、分かったような顔をして話を続けているのではないかと思うことがときどきあります。NZ人は相手が言っていることが分からないのであれば、聞き直せばいいのですが、文法もおかしい、発音もおかしい外国人ばかりだと聞き直すのが面倒になっているのかもしれません。

こういう教室に来ている外国人に英語を読むこと、書くこと、喋ること、聞くことのどれが一番難しいかと聞くとみな口を揃えて「聞くこと」だと言います。グループ会話で誰かの言うことが聞き取れないとき一言一言聞き直していたら、とても話が進みませんが、こういう中途半端なコミュニケーションで分かったようなそぶりをしていて、相互理解ができるのだろうかと疑問を感じます。1体1で話しているときは分からないことはなるべく何度も聞き直そうと思っています。日本人同士でもそうですね。相手が言っていることをちゃんと「聞くこと」が大事です。
(2010/12/9)
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by tochimembow | 2010-12-09 17:33 | 英語苦労話
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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