人生漂流

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エッフェル塔 アンヴァリッド ロダン美術館

日本へ帰る日となりました。飛行機は夜8時に発つので、午後5時頃までは遊ぶ時間があります。

エッフェル塔 Tour Eiffel
東京に出かけて、東京タワーや東京スカイツリーに行くなどというのはおのぼりさん中のおのぼりさんと思うくらいの私ですから、東京タワーより低いエッフェル塔を観に行くなんぞ、日本人にあるまじき行為という先入観を持っていました。しかし、最後の日に手軽に行けるところとなるとエッフェル塔になってしまいました。ホテルから地下鉄一本で行けます。

「見るだけ見ておくか」とエッフェル塔のビューポイント、シャン・ド・マルス公園まで行きました。
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近くで見ると確かに古さを感じさせる鉄塔ですが、展望台下の部分のデザインなどはフランスらしさ(?)を感じさせます。妻はエッフェル塔を手玉に取っています。
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アンヴァリッド l'Hôtel des Invalides
そこからシャン・ド・マルス公園を突っ切って、アンヴァリッドへ行きました。アンヴァリッドはルイ14世の時代に傷痍軍人の収容施設だったところです。そこにドーム教会が併設されています。
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傷痍軍人収容施設は現在では、軍事博物館となっており、古代からの武具や鎧などが展示されています。日本の鎧、冑もあります。
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中世の騎士たちが身につけていた戦闘着は重そうで、あれで盾を構え、槍やサーベルを振り回して戦闘ができるのだろうかと不思議に思います。
アンヴァリッドの地下にはシャルル・ド・ゴール元大統領の記念館があります。ド・ゴールは私が子供の頃、大統領でしたが、尊大で、強権的な政治家という印象を持っていました。記念館で、彼の伝記映画を観ましたが、ド・ゴールはナチス・ドイツからフランスを解放した英雄で、アルジェリア戦争の解決などの功績で、フランスの国民から敬愛されているようです。
アンヴァリッドのドーム教会はナポレオンの棺が置いてあることで知られています。
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中に入ると壮麗な天井に目を奪われます。
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祭壇もなかなか美しいものです。
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ナポレオンの棺は円天井の下にあります。
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日本でこのような英雄をまつる場所と言えば日光東照宮でしょうか。

ロダン美術館 Musée Rodin
アンヴァリッドの隣りにロダン美術館があります。ここはロダンがパリでのアトリエとして使ったところで、ロダンの彫刻6000点が収蔵されています。ロダン美術館は庭が美しいことで有名です。
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有名な「地獄の門」は庭園の一角にあります。「地獄の門」はダンテの「新曲」をロダンが具体化させようとした制作したものです。
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上の写真で、上の方に「考える人」があるのが分かりますか?これを独立させたのがよく知られる「考える人 Thinker」です。
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ところで「考える人」は世界に26個所にもあることを知っていますか?日本だけでも国立西洋美術館を初め、5個所にあるのです。サイズも3種類あります。これはロダンが作ったのは型で、それをもとに鋳造するので、世界中に「考える人」が増えたというわけです。これだけ世界中にあるということは「考える人」がもっとも人気のある彫刻だということを教えています。一説では一体10億円以上と言われています。
庭にさりげなく置かれているロダンの彫刻もいいものです。
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館内にあるバルザックの像です。
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ロダンが蒐集したゴッホの「タンギー爺さん」などもありました。

これでフランスの旅は最後です。フランスとベルギーで5つの美術館、博物館を廻りました。東京を知らない人が、はとバスに乗って、東京タワー(あるいは東京スカイツリー)、お台場、皇居、上野の博物館、浅草浅草寺などを廻るような典型的お上りさんの旅でした。しかし、それらを廻ってフランスの文化や歴史についてはほとんど何も知らないことが分かりました。これまでフランスのことはヴィクトル・ユーゴー、スタンダール、モーパッサン、フローベル、カミュ、ロマン・ロラン、サルトル、ラクロなどの本を通じて、またフランス映画などを通じて理解してきたつもりでしたが、ほとんど何も知らないことが分かりました。フランスはイタリアに比べるとひどく遅れた国で、イタリアからいろいろな文化が伝わることで独自の文化を形成していったようです。王制、革命、ナポレオン、パリ・コミューンと激動を繰り返しながら文化を形作っていった過程には大変興味があります。これからどこかの国を訪れるときは事前によく調べていきたいものです。(2013.8.29)
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by tochimembow | 2013-09-01 00:28 | パリ旅行
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


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