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人生漂流

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マルイア温泉に入る Maruia Springs

(旅行2日目)
グレイマウスから西海岸を北上し、ウェストポートを回って山間部を縫う国道に入り、マルイア温泉 Maruia Springs に来ました。ここはホテルが1軒だけあり、日本人(後述)が経営しています。ホテルから下に降りると温泉になっています。左が個室の浴場(家族湯)、真ん中が露天風呂、右が内湯です。
マルイア温泉に入る Maruia Springs_e0207997_170576.jpg

フロントで聞くと共同の風呂は露天風呂(岩風呂)と日本式浴場(内湯)があり、内湯は男女別だが、露天風呂は男女共用なので水着を着けてくださいと言われました。内湯はみな水着なしで入るのかと聞くと、水着で入る人もいると一体どっちなんだという答です。露天はサンド・フライ*がいるかと聞くと「います」というので、即内湯に入ることに決めました。
写真左は男湯(内湯)の入口、右は露天風呂です。のれんの右横にある注意書に英語で「湯船に入るときはパンツを脱いでください」と書いてあるのには笑いました。
マルイア温泉に入る Maruia Springs_e0207997_1753978.jpg

男湯は誰もいません。かなり大きな浴槽です。ここだけ見ると日本の温泉旅館の風呂と区別がつきません。ただし石けんやシャンプーはありません。
マルイア温泉に入る Maruia Springs_e0207997_17545022.jpg

少し硫黄の匂いがし、湯ノ花が浮かんで、日本の温泉そのままです。30分くらい入っていましたが、誰も来ませんでした。一人で独占して「いい湯だな」を満喫しました。その後露天風呂に行って、湯に浸かっている人に「サンドフライはいないの?」と聞くと「見ないけど」という答でした。内湯に入ったあとで水着を着けて露天風呂に入る気もしないので、内湯だけで帰りました。
 すごく気持ちいい風呂でした。この前ハンマー・スプリングスの”温泉”に失望しただけに気分は最高です。NZ人は皆露天風呂に入って、内湯には来ませんでした。こちらの人はスッポンポンで他人と風呂に入るのを恥ずかしがるのでしょうか。

ここからクライストチャーチに帰るのに3時間近くかかるのが欠点と言えば欠点です。(2010/12/5)

*サンドフライ sandfly 蝿より小さい虫で、夏期に川や池の近くに多くいて、刺されると非常に痒く、刺された個所が硬く腫れて、痒みが1ヶ月以上続くそうです(まだ刺されたことはありません)。オーストラリアやニュージーランドに多い害虫です。



マルイアの女将
マルイア温泉の女将は赤倉温泉にある老舗旅館の娘さんだとのことですが、国がこのブナ原生林を開発してホテルを建てるのはダメだというのを押し切ってこの温泉ホテルを建てたそうです。マルイア温泉は今や重要な観光拠点になっています。日本でもかなり有名な人らしく、テレビにもよく出るそうです。自分でヘリコプターを操縦したり、かなりの豪傑のようです。女将の写真は下のURLから。
http://maruiasprings.co.nz/okami/
(温泉のHP http://maruiasprings.co.nz/
 従業員も日本人です。
by tochimembow | 2010-12-05 20:17 | 国立公園とその周辺
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片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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