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トンガリロ・アルパイン・クロッシング Tongariro Alpine Crossing

北島旅行2日目はトンガリロ・アルパイン・クロッシング Tongariro Alpine Crossingを歩きました。朝6時20分にトゥランギのモーテル前にシャトルバスが迎えに来て、マンガテポポ Mangatepopo 駐車場まで約1時間。ここからマウント・トンガリロの火口を越えてケテタヒ駐車場までの19.4kmを7~9時間かけて歩くのがトンガリロ・アルパイン・クロッシングです。一番高いレッド・クレーターと一番低いケテタヒ駐車場の標高差は1130mあります。NZでもっとも人気がある日帰り山歩きコースで、一日に3000人以上が歩くことも珍しくありません。この日もマンガテポポには次から次へとバスが来て人を降ろしていきます。

7:27 いよいよ出発です。この季節、この時間は日の出から間がないのでまだ少し暗いです。マウント・ナウルホエ Mt. Ngauruhoe (2291m)には雲がかかっていました。
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ここからソーダ・スプリングス Soda Springs まではなだらかな上り道です。
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7:42 雲の間から日が差してきました。
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太陽に当たって雪のように白く見えるのはコケです。
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8:46 ソーダ・スプリングス到着。ここから大きな火口壁を登ることになり、南クレーター South Crater まで約300メートルを上がります。振り向くとソーダ・スプリングスまではダンゴになって歩いていた人々が、上り坂になるとばらけてきて点々と人の姿が見えます。歩道はよく整備されているので歩きにくいことはありません。
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9:26 南クレーターの上 (1600m) に出ました。マウント・ナウルホエへの往復は3時間かかりますが、ガイドブックには9時15分までにここに到着してマウント・ナウルホエを往復しないと最終バスに乗り損なうと書いてあります。
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ここからは火山礫の多いガラ場となり滑りやすいところを歩かなければなりません。広い火口に入ると歩きやすくなります。(横長の写真は写真をクリックして拡大したパノラマでご覧ください)
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雲が出ていてマウント・トンガリロは見えないのですが、雲の流れ方によって景色が変わるので、それも面白いです。
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10:00 このコースの最高点レッド・クレーター Red Crater の上 (1886m) に出ました。
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ここからマウント・トンガリロの頂上を往復すると1時間半かかるのですが、頂上は雲で隠れているため行く人はあまりいません。ここまで来た人は休憩して雄大な景色を楽しんでいます。
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ここからまた別の火口に向かって下っていきます。
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10:28 その途中でこのコース最大の見せ場エメラルド湖 Emerald Lake が見えてきました。湖の向こう側では熱湯が湧いているらしく水蒸気が立ち昇っています。
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エメラルド湖は近くに寄ってみると普通の池ですが、苦労して登ってきて上から見ると宝石のように見えるのですね。
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ここから中央火口 Central Crater になります。振り返るとレッド・クレーターのてっぺんはかなり高く見えます(写真左の頂上)。右はトンガリロ山ですが、頂上は見えません。
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この辺が一番山がきれいに見えるところでした。雲の流れ方で山の姿がさまざまに変わるのですが、どうしてもトンガリロの頂上は姿を見せませんでした。
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火口の中は別世界に来たような気分になります。
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ブルー・レイク (Blue Lake, Te Waiwhakatata-o-te Rangihiroa) が見えるようになるとひたすら下る道となります。
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下り道にはいろいろな花が咲いているので飽きません。
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やがてケテタヒ・ハットが見えてきました。
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左手には噴煙を上げている火口があります。
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12:17 ケテタヒ・ハット到着。
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ケテタヒ・ハットから終点までは約1時間半です。ロトアイラ湖 Lake Rotoaira を手前に、ずっと向こうにタウポ湖 Lake Taupo を見ながら下っていきます。
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14:00 終点のケテタヒ駐車場到着。帰りのシャトルバスは1時間おきに来ます。ここからモーテルまで約30分でした。
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※トンガリロ・アルパイン・クロッシングを歩かれる人へのアドバイス
1)交通手段について 車でマンガテポポに行ってもそこに戻ることはできないのでシャトルバスを利用することになります。シャトルバスはタウポ、トゥランギ、ワカパパ・ビレッジ Whakapapa Village などから出ています。バス会社によっては泊まっているモーテルの前でピックアップして、帰りにそこで降ろしてくれるところもあります。6時頃から何本もバスが出ますが、なるべく早いバスに乗ることをお薦めします。それは当然ですが、山は早い時間ほどきれいだからです。
2)持ち物について 水と食料は必らず必要で、天候が急変しやすいので雨具も必要です。火口壁を下りるときは滑りやすいので、ポールを持っていくと便利です。
3)履き物 スニーカーでも歩けないことはありませんが、火口壁の上り下りは軽登山靴の方が歩きやすいです。
4)トイレ トイレは登山口と下山口の他、コースの途中には3ヶ所あります。ソーダ・スプリングスからケテタヒ・ハットまでの約4時間はトイレがありませんからソーダ・スプリングスで済ませておく必要があります。
5)難易度 9時間もかかると言われると相当苦しいように思えますが、きついと感じるところはほとんどありませんでした。私は下りが苦手で、1100mを一気に下りるので一時はひるみましたが、ほとんどの下り道は走ってでも下りられそうになだらかに道ができています。景色がよく、変化に富んでいるので下りでうんざりすることもありません。実際に正味歩いた時間は6時間でした。ガイドブックより1時間ほど速く歩きましたが、これは私より速い人が何人もいたためで、それらの人にあおられて速くなったようです。
(2011/2/24)
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by tochimembow | 2011-03-04 19:38 | 国立公園とその周辺
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


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