人生漂流

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ウエリントン テ・パパ国立博物館 Wellington, Te Papa National Museum

北島旅行3日目の夜はマウント・タラナキ(Mt. Taranaki、別名 マウント・エグモントMt. Egmont)が見える(はずの)ハゥエラ Hawera という町に泊まったのですが、朝起きると全天厚い雲で山は全く見えません。モーテルのオーナーに「富士山によく似ているタラナキを見にきたのに」と言うと「富士山は有名だよね。あっちの方向にでかく見えるのだが、今日は待っていても晴れないだろう」と言われ、がっかりしました。

地震で生活が思うようにできないのでしばらく北島を旅している方がいいと大家さんからもメールが来ているのですが、いったんはクライストチャーチに帰って家の様子を見、状況次第ではまた旅に出ようとウエリントンに向けて出発しました。ランチを食べにFoxtonという町のカフェに入ったら女主人が「どこから来たか」と聞くのでクライストチャーチからだと答えると地震のことをあれこれ聞かれました。そして「元々は日本からか?」と聞くので「そうだ」と言うと「娘が4年間東京に住んでいた」と言って日本のことをいろいろ話し始めました。「東京できれいな庭がある寺に行ったけど知ってるか?」と言われましたが、どこか思いつきません。「近くに池や動物園があった」というので「Ueno か」と聞くと「そんな名前のところだった」と言います。上野なら寛永寺かもしれないが、寛永寺に庭園があるかどうかは知りません。他に客がいなくて暇そうだったので「これからウエリントンに行って夜7時の飛行機に乗るけど、ウエリントンでいいところを知っているか?」と聞くと、誇らしげに「私は国会議事堂のそばで育った。ウエリントンのことなら何でも知ってる。まず最初に行くべきところはテ・パパ国立博物館で、それからケーブルカーに乗って市を見下ろし、ケーブルカー近くの植物園に行くといい」と地図を指しながら説明してくれました。
(Foxtonのカフェ)
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これはいい情報を得たとそこから約1時間半かけてウエリントンに入りました。ウエリントン市内は渋滞で車がなかなか進みません。国会議事堂隣りの首相執務室(蜂の巣の形をしているのでビー・ハイブ Bee Hive と呼ばれる)が有名ですが、その間近を通るとネットで見た写真から想像していたものよりずっと小さく、しかも狭いところにありました。

ようやくテ・パパ博物館に到着しました。
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ここは正式にはニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa といいます。クライストチャーチのカンタベリー博物館よりずっと大きく、近代的です(1998年開館)。余談ながら、ニュージーランドでもっとも地震が起こる危険性が高いのはウエリントンと言われてきました。特にこの博物館が建っている土地は活断層がある埋め立て地で、大きな地震が来たら所蔵品が破壊されてしまうと心配する人もいます。その前にクライストチャーチに大きな地震が来ましたが。
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自然に恵まれた国だけあって、自然に関する展示はよくできていてただ「見せる」だけでなく、「魅せる」、「体験する」機能も充分備わっています。地震コーナーには地震体験ができる模擬ハウスがありました。クライストチャーチで地震があったばかりなのでここは人気です。
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私も入って体験してみましたが、4日前の地震の方が揺れが大きかったような気がします。それよりも恐怖感があるのとないのとではずいぶん感じが異なります。

最上階には美術品の展示もありました。
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最初は1時間くらいで出て、ケーブルカーに行こうと思っていたのですが、内容が豊富なので1時間で出るのはもったいなく結局2時間くらい見て回りました。半日くらいかけてじっくり見たい博物館です。

そこを出るとまた渋滞に捕まってレンタカーのオフィスに着いたのはオフィスが閉まる10分前でした。クライストチャーチに午後8時ごろ着きましたが、ウエリントンの賑やかさに比べてクライストチャーチは静まりかえっていて車もわずかしか走っていませんでした。家では水がまだ出ておらず、トイレに臭気が漂っています。ここでは暮らせないので一日おいて再びダニーデンへの旅に出ることにしました。ダニーデンへの旅は別項で。
(2011/2/26)
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by tochimembow | 2011-03-05 10:57 | クライストチャーチ以外の都市
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


by tochimembow
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