人生漂流

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ベトナム紀行 1.ハノイ周辺

ベトナムに行ってみたいと以前から思っていました。その理由は、戦争でフランスとアメリカに勝った世界唯一の国に興味があることとベトナム料理を堪能したいことです。

ハノイやホーチミンに住んでいる人から11月、12月は乾期で、ホーチミンもそれほど暑くないと聞いていたので、11月終わりから12月始めを旅行時期と決めました。実は、フエ、ダナンなど中部はその頃雨期であることを飛行機の手配が終わってから知りました。北、南そして古都である中部をめぐるには、いつ行ってもどこかで雨を覚悟しなければなりません。

11月25日(日)ハノイ到着
ハノイ行きのANAは羽田から出発し、約6時間の飛行で、ハノイのノイバイ空港に着きました。市の中心に行くバスはスリやひったくりの巣窟だから、タクシーで行けとガイドブックやネットに書かれています。タクシーは大手であるハノイタクシー、ノイバイタクシー、マイリンタクシーから選べ、雲助タクシーにうっかり乗るとぼられるとあるので、慎重にタクシーを探しているとやたら客引きの男がうちのタクシーに乗れと声をかけてきます。20万ドン(約1,000円)で行くなどと言うタクシーもありますが、そういうのに限って危ない。メーターがついているノイバイタクシーを選びました。ホテル・ニッコーまで約45分、46万ドン(2,300円)でした。

ベトナムに来ての第一印象はとにかくバイクが多いことです。車の10倍の台数がメダカの群れのように走っています。しかも信号が少なく、信号のない交差点を車とバイクがぶつからずに、右折、左折するのは神業のようです。ここで日本人が車を運転することはまず不可能です。ベトナムに来てレンタカーを運転することは絶対にお勧めしません。
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ホテルニッコーはハノイで唯一の日系ホテルです。部屋は48平方メートルあるので、一人では広すぎます。ホテルの前は小さい公園があり、その隣りにサーカスがありますが、その通りと交差する道路には細長い幅のビル(アパートのようだ)が並んでいます。
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なぜうなぎの寝床のようなビルが多いのか?翌日のツアーで、ベトナム人ガイドが、ビルの一階には店舗が入っているが、間口が広いと店が払う税金が高くなるからだと説明していました(今はその間口税は撤廃されたらしい)。ベトナムは地震がないため、建築物はレンガ造りが多く、鉄筋コンクリートでも耐震・免震構造にはなっていません。

夜、食事に行こうと、ネットで調べたらホテルから歩いて行けるところに評価の高い店が2,3あったので、徒歩圏内の店を探すことにしました。お目当ての店はホテルの裏側にありますが、そこは下町で、歩道にはバイクがたくさん置いてあって通れず、しかも歩道は決壊しているところが多く、車道を歩かなければならず危険です。交差点に横断歩道はありますが、歩行者優先はありそうもなく、道路の横断はよっぽど注意しなければバイクにはねられます。一人で歩いている外国人は見当たらず、たむろしている大勢の人がからんできそうな気がして、あきらめてホテルに戻って高い食事を済ませました。

11月26日(日) ハロン湾ツアー
朝8時、ホテルに迎えに来たJTBのバスでハロン湾ツアーに出かけました。客は23名で、ガイドは2人いました。一人は日本の大学を卒業したそうで、日本語の語彙が豊富でした。ただし、日本語でやたらだじゃれ(しかも面白くない)を連発するのには閉口しました。もう一人も日本語は上手で、ベトナムの経済や産業について上手に解説してくれました。ハロン湾まで4時間かかりますから、そのあいだじゅう説明するには二人必要なのでしょう。

ガイドから聞いたベトナム人の生活。平均月収は3万円くらい。ただし、日本語を話すガイドは倍の給料をもらっているらしい。主な通勤手段はバイクだが、バイクはホンダが最も多い。10~20万円するので、ベトナム人にとってバイクの購入はかなりの出費となる。バイクには大人2人まで乗れ、子供は3人乗せることができる。そこで大人2人、子供3人、計5人が乗る場合もある。ヘルメットはかぶらなければならないが、かぶっていない人も多い。免許は20歳からだが、50CCバイクは中学生から乗れる。車はまだ庶民が手が届くものではない。

経済成長率は6.5%前後だから、中国と同じくらいか。これだけ多くの若者がバイクに乗っている姿はベトナムの若さとエネルギーを象徴しているように思えます。中国はまもなく高齢化社会を迎えようとしていますので、ベトナムがこのエネルギーでさらに経済成長率を高めていくと、生活水準は中国に追いついてくるかもしれません。

途中で1回トイレ休憩があり、昼近くにハロン湾に着き、クルーズ船に乗り換えると、すぐにランチが出ました。ランチメニューは、茹でた海老、あさり、揚げ春巻き、ワタリガニ甲羅揚げ、イカすり身のさつま揚げ、魚竜田揚げのあんかけ、ご飯と盛りだくさんです。写真はワタリガニ(左:ソフトシェルクラブ)甲羅揚げと春巻き(右)ですが、ソフトシェルクラブはホーチミンのThe Deckというレストランで食べたものの方が断然美味でした。(写真は3人分のかにと春巻きです)
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ハロン湾には約3,000の島、奇岩があり、世界自然遺産に指定されています。
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下の写真は雄鳥と雌鳥がキスしようとしているという岩です。
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その島の一つダウゴー島にある洞窟ティエンクン洞(Dong(洞) Thien(天) Cung(宮)=天宮洞)に立ち寄りました。
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この鍾乳洞は広さが野球場くらいで、高さは20メートルほどです。
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赤、青、緑、黄色などでライトアップされていますが、いろいろな色を使うため場末の飲み屋街のようでかえって安っぽく見えます。
天井の1個所に穴が空いていて、そこから外に出るようになっています。
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25年ほど前、この穴から覗き込んだ人が中が鍾乳洞になっていることを発見しました。その発見者はこの鍾乳洞でハロン湾の観光収入が増えたので、報奨金を払うよう政府に要求し続けていますが、無視され続けているそうです。

ハロン湾クルージングが終わって、ハノイに戻りました。このツアーにはオプションでディナーがついていたので、レストランを探す手間を省くため、それを申し込みました。夕食はSeasons of Hanoiというところでした(47万ドン、2,350円、TripAdvisorでは☆4となっている)。
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料理はフォー・ボー、生春巻き、牛肉の炒め物など。ディナーの後はホテルへ送ってもらいました。
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結局、ハノイの町はほとんど歩きませんでした。

※ベトナム旅行のTips 1 両替
円をベトナムドンに替えるときは、日本国内よりベトナムに入ってからの方が有利です。羽田で両替したら、1円=157ドンだったのに、ハノイ空港では1円=203ドンでした。同じハノイ空港の中でも、銀行によって両替率が異なるので、換算表をよく見た上で店を選ぶべきです。余ったドンを円に替えるときもベトナム国内をお勧めします。

※ベトナム旅行のTips 2 ツアー催行会社の選び方
現地ツアーはVeltraという会社が一番手広くやっていて、その他にJTB、H.I.S.も催行しています。JTBツアーは1回しか参加していないので、断言はできませんが、VeltraよりJTBの方がベトナム人ガイドの日本語が上手なような気がします。料金はやや高めですが、同じ行き先でJTBとVeltraがあったら、JTBを選ぶ方がよいかもしれません。(Veltraは世界中で商売しています。Veltraが直接やっているわけではなく、現地の旅行会社を使っているだけですが)

※ベトナム旅行のTips 3 ツアー料金、一人は高い
一人旅行で現地ツアーに参加する場合、催行人数が一人だけだと料金が倍になる企画が多く設定されています。フエで2回、ホーチミンで1回のツアーは参加者が私一人で、倍の料金を請求されました。これは世界中、同じでしょう。またキャンセルポリシーをよく読んで、何日前までにキャンセルすれば全額返金されるかを調べておく必要があります。





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by tochimembow | 2017-12-05 15:38 | ベトナム紀行
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


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