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カテゴリ:ベトナム紀行( 6 )

ベトナム紀行 6.ホーチミン市内観光

12月2日(土)

ベトナムでの滞在は8日目となり、今日の深夜の便で帰ります。三都市を巡って、ややくたびれ気味で、午後1時までレイトチェックアウトにしてホテルで休み、午後からのツアーに出かけることにしました。その間、ドンコイ通りを散策しました。

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ドンコイ通りはマジェスティックホテル(上の写真)から北へ延びる通りです。ブランドショップやレストランが建ち並ぶ、ホーチミンの銀座と言うべきところです。
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ドンコイ通りのほぼ真ん中にあるのが市民劇場(オペラハウス)です。1897年にフランス人が設計して、建てられた劇場です。
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午後1時半に迎えが来て、見ると、参加者はまたしても私一人です。あまりたくさんは回りたくないので、戦争証跡博物館、統一会堂(旧大統領府)、サイゴン大教会、中央郵便局だけにしてくれと頼みました。まず戦争証跡博物館です。
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上の写真は博物館の庭にあるベトナム戦争で使われた米軍ヘリコプターのレプリカです。下はベトナム人民軍の戦車のレプリカです。ソ連製だったようです。
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館内は写真の展示が多く、ベトナム戦争時の各国の報道記事(日本のものが最も多かった)、世界各地での反戦デモの写真、枯葉剤の犠牲となった人々の写真などが展示されています。私は、若い頃はベトナム戦争の経緯に大変関心があり、毎日テレビや新聞記事をむさぼるように見ていたので、古い記事は懐かしく思いました。
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特に印象に残ったのは枯葉剤による被害者たちの写真でした。枯葉剤(ダイオキシンが主)は、森林に隠れている解放戦線兵士や北ベトナム軍兵士を見つけて攻撃するためアメリカ軍が空から散布したもので、400万人のベトナム人に降りそそぎ、100万人に何らかの障害が出たと言われています。その影響は3世代にわたって残り、さまざま身体障害(奇形持が多く出生した)、精神障害が出ました。目をおおうばかりの写真が並んでいますが、これがまさに戦争犯罪の現実であることを世界の人々は知らなければなりません。下半身がつながった結合双生児であるベトちゃん、ドクちゃんは日本人医師も参加して分離手術が行なわれ、日本でも大きなニュースとなりました。ベトちゃんは26歳で亡くなりましたが、ドクちゃんは順調に成長し、双子の子供をもうけました。東日本大震災のあと東北を訪れ、被災者を励ましたり、今年、ベトナムを訪問した天皇・皇后夫妻と面会しています。

次は統一会堂を訪れました。
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ここは南ベトナム政府の大統領府となっていました。1975年4月30日、この建物の前(噴水の向こう)にある大通りから、北ベトナム軍・解放戦線軍が入って、サイゴンが陥落しました。この建物内を細かく案内されましたが、ホーチミンは蒸し暑く、ここは冷房がないため早く退散したくなりました。
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統一会堂から見たビジネス街です。細長いビルがホーチミンで一番高いビル(ビテクスコ・フィナンシャルタワー、68階、266メートル)です。現在、80階以上のもっと高いビルを建設中だそうです。
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次に行ったのが中央郵便局です。なぜ郵便局が観光地なのかわからなかったのですが、パリのエッフェル塔を設計したエッフェルが鉄骨を設計し、フランス風の建物となっているため、観光地となっているようです。
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中にお土産屋がいくつもあります。
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中央郵便局の前にサイゴン大聖堂があります。
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ホーチミンのカトリック教徒が集まる中心となっています。修復中のためか中に入ることはできませんでした。

ティエンハウ寺もコースに入っていましたが、前日行ったので断って、ホテルに戻りました。飛行機まで時間があるので、最後にもう一度フォーを食べようとホテルの近くにあるPho 24という店に行きました。Pho 24はフォーのチェーン店で、ホーチミン市内に10数軒あるようです。おいしかった。
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ハノイはジャンパーがないと寒いくらいでしたが、ホーチミンはとにかく暑く、湿度が高いため余計に暑苦しさを感じました。ホーチミンで一番涼しい時期はいつだと聞いたら「今だ」と答えていました。8月頃に来たらどんな暑さなのでしょう。

ベトナムを縦断して、満喫感がありました。アジアはこれまで中国、韓国、タイ、フィリピン、インドネシア(ジャワ島)を訪れましたが、今回のベトナム旅行が最も充実した旅でした。

ベトナム旅行のTips 5 タクシーの選び方
空港に着くとタクシーの客引きが大勢寄ってきます。「25万ドンでOK」などと安い料金を言ってきた場合は要注意です。その料金ですむことはないそうです。ハノイで信用できるタクシー会社はハノイタクシー、マイリン(Mai Linh)タクシー、ノイバイ(Noi Bai)タクシー、タクシーグループと聞きました。ホーチミンではヴィナサンタクシー(Vinasun)が圧倒的に多く、マイリンタクシーも信用できます。ただしヴィナサンタクシーの偽物があり、本当のヴィナサンタクシーは屋根やドアに38 27から始まる電話番号が表示されていますので、それを確認してください。タクシー会社名がなくTAXIとだけ表示していたり、メーターがついていないタクシーは乗らない方がいいでしょう。シクロ(人力車)は絶対乗るなと言われました。バイクタクシーも最初は1万ドンで行くと約束していて、回り道をして、2万ドンをふっかけたりするそうです。ベトナムのタクシー料金は日本の半額以下(ホーチミンの空港からホテルまで14万ドンくらい)ですから、市内交通手段としてはこれを使うのがよいと思います。

ベトナム旅行のTips 6 麺料理
ベトナムの麺料理は奥が深いです。いろいろな種類がありますので、詳細については下記のサイトを参考にしてください。

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by tochimembow | 2017-12-09 14:44 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 5.メコン川クルーズ

12月1日(金)
ホーチミンでの宿はホテル・マジェスティック・サイゴンです。フランスの植民地であった時代から続く伝統あるホテルで、アメリカとのベトナム戦争ではロケット弾が打ち込まれたり、開高健がここに滞在して「ベトナム戦記」を執筆していたことが知られています。
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このホテルはドンコイ通りの南端にあり、レストランからサイゴン川が見えます。ベトナム戦争の末期(1975年4月)砲弾が撃ち込まれたのはこのレストランです。
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この日はメコン川クルーズを予約していました。今回は9名のツアーでした。市から約1時間走って、メコン川に着き、メコン川を渡ります。
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メコン川は中国に発し、ラオス、ミャンマー、カンボジアを経てホーチミンに流れ込みますが、ホーチミンまで下ると川幅はなんと3km、日本にはない大河です。泥の川のように見えますが、水はきれいだそうです。船に約20分乗ってミトーに着きました。ミトーはメコンデルタにある町です。

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家や塀を見ると割と裕福な集落のように見えます。
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門には犬の置物を置くそうです。沖縄でシーサーを置くのと似た風習です。門扉の奥にオレンジ色に見えるのは墓です。陶器でできているような立派な柩を自分に家の庭に置くそうです。ベトナムは今でも土葬が主流で、柩には一人しか入りませんから、家で何人も物故者が出ると、庭に柩がいくつも並ぶことになります。

クルージングの船着き場近くになるとたくさんのお土産屋が並んでいます。
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蜂蜜農場を見て、ココナツキャンディ工場に立ち寄りました。
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さて本日のメインイベント、マングローブの林の中を小舟でクルージングする船乗り場に着きました。
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客は3~4人しか乗れません。狭い川に300隻の船が行き来していて、ぶつかり合いながら、進んでいきます。
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クルージングが終わるとメコン川を渡る船に乗り込み、ココナツジュースが振る舞われました。甘いですが、全部は飲みきれません。
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そこからランチでメコン・レスト・ストップというレストランへ行きました。5年前に皇太子が来て食事をしたそうで、写真が飾ってあります。
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テーブルに象耳魚(elephant ear fish)という大きな魚の唐揚げが乗っています。メコン川で捕れる魚です。右のボール状のものはゴールデン・ライス・ボール、餅の中に空気を入れて揚げると中が空洞でソフトボールくらいの球になります。下は揚げ春巻きです。
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このツアーでの名物料理だそうですが、おいしいとは思いませんでした。下は元の姿。
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下の写真の左は手巻きの生春巻き、右はフォーだと思います。野菜、パイナップル、牛肉、フォーなどを巻いて食べます。
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食事が終わって、ホーチミンに戻り、最後にティエンハウ寺(天后宮)という中国系の寺院に行きました。
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この頃になるともう疲れて、早く帰りたいと思うようになりました。
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この日の夜は、妻のいとこの招待でThe Deckというレストランで豪華な食事を頂きました。生牡蠣とソフトシェルクラブが絶品でした。



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by tochimembow | 2017-12-08 17:54 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 4.ホーチミンに入る

11月30日(木)

フエからホーチミンへは30日にヴェトジェット航空で移動しました。しかし、その2日前にチケットを斡旋した会社(Expedia)からメールで運航便が変更になったから午前7~12時に会社(日本)に電話してくれと緊急連絡がありました。電話すべき日は天国の洞窟ツアーでしたから出発前に事情を聞かなければならず、朝5時(日本時間午前7時)に電話をすると、中国人らしい女性が応対に出て、予定していた便が欠航になった、ベトジェットの16時50分発なら空きがあると言います。ホーチミンで人に会う約束だから何とか他の航空会社でいいからもっと早い便のチケットをとってくれと頼んだのですが、要領を得ず、こちらの希望が通りません。ともかくもっと早い便をとって連絡をくれと言って電話を切りました。ツアーから帰った時間ではサポートデスクに電話が通じません。どうなっているか分からないまま、翌日の早朝になって16時50分発に変更したという自動メールが来ました。細かい要望を理解できない外国人を相談窓口に置いているなんてどういう会社だと思いました。

そういういきさつがあり、飛行機まで時間が空いたので、ホテルの隣りにあるスーパー(Big C Market)に行ってみました。小さなモールとなっており、フードコートもあります。
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値段が見えるでしょうか?うなぎも売っていました。
飛行機が夕方になったので、ホテルに交渉したら、追加料金なしでレイトチェックアウトを認めてくれました。昼はホテルのレストランに行くと、カツカレーがメニューにあったので、それを注文しました。残念ながらカツがうまくなく、はずれでした。
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16時50分発のつもりで空港に行ったら、機材到着遅れのため出発が45分遅れました。ホーチミンのタンソンニャット空港に着いたら、今度は荷物が出てくるのに30分以上かかり、妻のいとこに会うのがすっかり遅くなってしまいました。LCCは人手がないため一人で荷物をベルトコンベヤに載せているようです。格安航空は今後絶対乗らないぞと心に誓いました。

妻のいとこはホーチミンでJICAの関係で地下鉄建設に携わっています。もう10年以上ホーチミンに居住しています。久しぶりに日本食を食べたいだろうとリトル東京(レタントン通り)というところに連れて行ってもらいました、
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ここは狭いところに日本の居酒屋、蕎麦屋、焼き鳥屋、寿司屋などがぎっしり集まっています。中には超ミニスカートの女性が呼び込みをしている怪しげな店もあり、新宿の歌舞伎町裏通りを連想します。時津洋という店で和食を食べ、久しぶりに焼酎をあおりました。
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ベトナム料理はヘルシーですが、さすがに5日も続くと飽きるし、胃が疲れてきていたので、ここで和食はいいタイミングでした。

ベトナム旅行のTips 4 ベトナム国内の移動
ベトナムで一番大きい航空会社はベトナム航空(Vietnam Airline)で、ベトジェットやジェットスターはLCCです。気をつけてもらいたいことはベトナムの国内便は乗客が少ないと、欠航にして、次の便に回すのが通例になっているそうです。ベトナム航空ですらやっています。次の予定があるときは早めの便を予約しておく必要があります。鉄道はすごく時間がかかります。ハノイからホーチミンまでは鉄道で36時間と聞きました。高速道路はありますが、一般道との交差点があったり、バイクが頻繁に走っていますから、あまり高速では走れません。ちなみに一部にETC(VETC)もありますが、利用している車は少ないようです。


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by tochimembow | 2017-12-08 11:56 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 3.フエの帝廟・寺院を巡る

11月29日(火)
昨日、天国の洞窟をガイドしてくれたニャットさんが迎えに来ました。今日はフエの帝廟・寺院巡りですが、参加者はまた私一人でした。フエに来てから日本人を見かけません。8月にコロラドに行ったときも、日本人は我々だけで、一体日本人はどこに行っているのでしょう。海外に出かける人が少なくなっているのだろうか?

フオン川渡航
市の真ん中を流れるフオン川をドラゴンボートで渡りました。
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大きな川ですが、橋が二つしかなく、川の北と南を行き来するには橋でかなり渋滞します。しかしこのボートは観光用で、日常の渡し船ではありません。ボートの中でお土産を並べているおばさんがいて、しつこくスカーフや絵などを買えと迫ってきました。いくら断ってもベトナム語で同じものを何度も買えと離れません。こんなときは一人だけのツアーは困ります。目の肥えた日本人はとても買わないようなものばかりですが、あまりにしつこいので、一番安い農村風景を描いた水彩画を2枚買いました(2枚で約1,000円)。昨日のツアー中にこういう笠(ノンラーという)をかぶったベトナム人と牛を何度も見かけたけど、車が走行中で写真を撮れなかったからまあいいか。
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ティエンムー寺
川を渡ったところに車が待っていて、そこから郊外にあるティエンムー寺へ行きました。
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この寺は1601年に建てられた禅寺で、八角形で7層の塔が中心となっています。塔の各階には仏像がありますが、中に入ることはできません。天女が建てたという伝説があり、天女の寺という異名もあります。この寺の住職が1963年、南ベトナム政府の仏教弾圧に抗議して、サイゴンのアメリカ大使館前でガソリンをかぶって、火をつけ、焼身自殺したことは有名です。そのときお祈りをしながら、身じろぎもせずに死んでいく姿の動画は世界に衝撃を与え、反米・反南ベトナムの機運を高めるきっかけとなりました。心臓は燃えず、その心臓はハノイに保存されているそうです。そのとき住職がサイゴンまで乗っていったオースチンが陳列されています。

グエン朝(阮朝)王宮
次にフオン川の近くにある世界文化遺産・グエン朝(阮朝)王宮に行きました。ここで1802年から1945年までグエン朝12代が続きましたが、1887年から1945年まではフランスの支配下にありました。
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周囲2.5kmの広大な城郭の中に10以上の建造物があります。この王宮はベトナム戦争のとき戦場となり、いまだ修復中の建物もあり、石の壁には弾痕が残っています。
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「夏草やつわものどもが夢の跡」といった風景でしょうか。
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ドンバ市場
ゆっくり見るには2時間はかかるでしょうが、1時間くらいで切り上げて、王宮の近くにあるドンバ市場へ行きました。
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上野のアメ横のようなところです。
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食料品、衣料、雑貨などの雑多な店が2階建ての建物の中にひしめいています。
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ここはスリが多いということをあとで知りました。このあと王宮近くのレストランでランチをいただきました。
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ブンボーフエ、お好み焼き風オムレツ、豚肉、野菜炒め、エビ・ピーマン・玉ねぎの炒めものでした。

カイディン帝廟
食事の後に行ったのはカイディン帝廟です。グエン王朝12代カイディン帝(啓定帝)の廟(霊を祭るところ)になっています。墓所だからか建物は黒くくすんで、何となく不気味です。
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しかし中はフランスの味付けをした装飾が施され、かなり立派です。下の写真はカイディン帝(1885-1925)。カイディン帝はフランスの傀儡と言われ評判は悪かったようですが、フランスの留学時、フランスの文化に触発され、フランス風の装飾を取り入れました。壁はタイルでフランスと中国の文化を混合したようなデザインが施されています。
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カイディン帝の柩。
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トゥドゥック帝廟
カイディン帝廟の近くにトゥドゥック帝廟があります。トゥドゥック帝(嗣徳帝 1829-1883)はグエン王朝では在位36年と一番長く王位にいました。
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初夏であればベトナムの象徴である蓮の花が美しい池があります。
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トゥドゥック帝には109人の正室・側室がいたそうですが、幼少の頃、天然痘にかかって子供はいなかったそうです。
この日、回った4つの史跡はすべて世界遺産となっています。

4時頃にホテルに帰着し、夕食はホテルのコンシェルジェのお勧めでNook Cafe & Barという店で、ブン・ボー・フエ、春巻きを頂きました。
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もう一品注文したら、ウエイトレスがそんなに食べられないからやめた方がいいと、忠告してくれ、2つにしましたが、正解でした。親切な店員です。

昨日と今日、2つのツアーでガイドをしてくれたニャントさんです。2日間で16時間くらい付き合ってくれました。
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下は3泊したインドシナ・パレスのコンシェルジェの女性です。
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大変親切で、ハノイやホーチミンにはない温かいもてなしを受けました。右の若い女性は外国人観光客に人気があるようでTripAdvisorの口コミ欄に宿泊客が撮った写真がいくつも出てきます。

フエは立ち寄った3つの都市では一番のお気に入りでした。ここの人々と接していると、日本人はベトナム人とウマが合うのではないかと思えてきます。また訪れてみたいところです。

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by tochimembow | 2017-12-07 18:38 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 2.フエから天国の洞窟へ

11月27日(月) フエに移動

ハノイからベトジェット航空(Vietjet Air)で1時間10分、中部にある都市フエHueに飛びました。後でわかったのですが、ベトジェットはLCC(格安航空)で、国内で最も大きな航空会社はベトナム航空です。ホテルが手配してくれたシャトルで約40分、2時頃にホテル・インドシナ(Hotel Indochine Palace)にチェックインしました(料金は36万ドン、タクシー料金の10%引きにしてくれました)。
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TripAdvisorなどでは評価が高いホテル(10点満点で9.3ポイント)です。繁華街の南端から歩いて5分くらいのところにあります。
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部屋は45平方メートルあります。ウエルカムフルーツとしてドラゴンフルーツ(右の赤い果物)、マンゴー(左の緑の果物)、多分パパイヤ(黄色)、ミカンが置いてありました。ドラゴンフルーツとパパイヤは甘かったのですが、マンゴーは硬くて、あまり甘くありませんでした。宮崎のマンゴーは柔らかく、とても甘いのですが、値段は原産地の人が聞いたらびっくりするくらい高く、東南アジアのマンゴーとは別の果物と考えた方がいいでしょうね。

部屋の窓から見下ろす道路ではやはりバイクが走り回っています。数はハノイよりやや少ないでしょうか。
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TripAdvisorでホテルから近いレストランを調べて、いくつかの候補をコンシェルジェに見せて、どこがいいかと相談したらHanh Restaurant Local Foodを勧められました。歩いて行ける距離だというので、夕方出かけましたが、ホテルと繁華街の間に片側3車線の大きな交差点があります。しかし信号がありません。横断歩道のマークはありますが、歩いて渡る人などいません。見ていると直進する車やバイクがやや少なくなると一斉に右折、左折が始まります。つまり間断なく車やバイクが走り抜けます。どうしよう、ホテルに戻ってタクシーで行くか、思案しましたが、思い切って車がやや少ないタイミングで、手を挙げてバイクに合図しながら中央分離帯まで走って渡りました。そうすると意外にバイクは止まってくれます。同じようにして中央分離帯から反対側の道路まで走りました。命がけの道路横断でした。考えてみたら日本で高速道路を走って横断するような無謀な冒険ですね。

レストランは庶民的な大衆食堂のような店でしたが、外国人の客が多くいました。注文したものはBun thit nuong(左:ブンという麺), Banh Khoi (中:お好み焼きのようなもの), Gol cuing tom thit(春巻)とビールです。ベトナムには麺料理が多く、有名なフォー(pho)は丸い麺であるのに対して、ブンは平たい麺で、製法も異なるようです。フエはブンが主流です。

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これだけでビールを含めて11万ドン(約550円)。安いでしょう。

食事の後はタクシーを拾って帰りました。32,000ドン、約160円、山手線の最低運賃くらい。行くときもタクシーにすればよかった。

11月28日(火) 天国の洞窟ツアー
ベトナムにある世界自然遺産は先日行ったハロン湾とフエ近郊にあるフォンニャ・ケバン国立公園です。フォンニャ・ケバン国立公園には約300の洞窟(鍾乳洞)があり、その中でも有名なフォンニャ洞窟は船で川から洞窟の穴をくぐって、入口に着き、そこから歩くことになります。そのため川の水位が高いと穴をくぐることができず、結局雨期であるこの時期はツアーが中止となりました。代わりにフォンニャ洞窟からさらに車で40分ほど行ったところにある天国の洞窟 Paradise Caveはツアーを催行していましたので、それを申し込みました。ここも国立公園の一部のようです。朝8時にホテルへニャントさんという男性が迎えに来ました。「何人参加ですか?」と聞くと「お客様一人です」と言われ、それでは料金が倍になるが仕方ないと思いながら出発しました。ミニバンがラオスとの国境に向かって、約5時間走りました。途中でグアバの畑、アヒルの養殖地、水牛の村などを見ながらひたすら走ります。ベトナムの農村風景はのんびりして、道路を牛が歩いていたり、ニワトリが飛び出したりで、なかなか面白いです。昼頃にレストランで昼食を取りました。写真は提供された昼食です。
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春巻、鶏肉炒め、豚肉・野菜炒め、野菜炒め、スープ、フレンチフライ(なぜ?)、ご飯とこれを一人で全部食べろというわけです。がんばって半分くらい食べたらお腹がいっぱいになりました。

そこから少しで天国の洞窟の駐車場に着きました。電気自動車に乗りかえて洞窟の近くまで行き、そこから坂道を約10分歩いて上ります。雨はしとしと降っていましたが、洞窟に入れば雨は関係ありません。
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天国の洞窟は2005年に発見され、遊歩道などが整備され、つい最近公開されたものです。全長31キロあるといわれていますが、公開されているのはほんの一部で、大部分はいまだ調査中だそうです。入ってみて中が広いのにびっくりしました。高さは一番高いところで80メートルあるそうです。ハロン湾の洞窟の10倍以上あります。ハロン湾洞窟は極彩色のライトアップがされていましたが、ここは自然な光を使っています。
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現時点で世界一大きな洞窟はこの国立公園にあるソンドン洞(全長9キロ)だそうですが、この洞窟の全貌が明らかになったら、天国の洞窟の方が大きいことが明らかになるでしょう。
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とにかく想像をたくましくさせる奇岩の群れで、何に見えるかはご想像にまかせます。
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上の写真はウサギに見えますか?
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日本では秋芳洞が、ニュージーランドではワイトモという地方が鍾乳洞が多いことで有名ですが、これだけスケールの大きな鍾乳洞は見たことがありません。ただただ圧倒されます。

車に乗っている時間が10時間、洞窟内を歩くのが1時間でしたが、それだけ遠くても十分満足のいくツアーでした。
帰りは繁華街で一番ブン・ボー・フエがおいしい店のところで下ろしてくれと頼んだら、小さい店を紹介してくれました。フエに行ったらブン・ボーフエをぜひ食べろと言われていたのですが、昨日のレストランにはありませんでした。
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昨日食べたブンは汁なしですが、ブン・ボーフエはスープ麺です。上に見える黒いものは豚か牛の血を固めたものだそうで、あまりおいしくはありません。それ以外は大変美味でした。パクチーが別皿に山盛りでのっていますので、それを入れて食べました。唐辛子も置いてありましたが、一切れを口にしたら激烈な辛さで、完全に味覚が麻痺してしまい、いくらビールを流し込んでも和らがず、口に入れたことを後悔しました。

昼に食べ過ぎたので、今日はこれで終わりとしました。

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by tochimembow | 2017-12-06 18:45 | ベトナム紀行

ベトナム紀行 1.ハノイ周辺

ベトナムに行ってみたいと以前から思っていました。その理由は、戦争でフランスとアメリカに勝った世界唯一の国に興味があることとベトナム料理を堪能したいことです。

ハノイやホーチミンに住んでいる人から11月、12月は乾期で、ホーチミンもそれほど暑くないと聞いていたので、11月終わりから12月始めを旅行時期と決めました。実は、フエ、ダナンなど中部はその頃雨期であることを飛行機の手配が終わってから知りました。北、南そして古都である中部をめぐるには、いつ行ってもどこかで雨を覚悟しなければなりません。

11月25日(日)ハノイ到着
ハノイ行きのANAは羽田から出発し、約6時間の飛行で、ハノイのノイバイ空港に着きました。市の中心に行くバスはスリやひったくりの巣窟だから、タクシーで行けとガイドブックやネットに書かれています。タクシーは大手であるハノイタクシー、ノイバイタクシー、マイリンタクシーから選べ、雲助タクシーにうっかり乗るとぼられるとあるので、慎重にタクシーを探しているとやたら客引きの男がうちのタクシーに乗れと声をかけてきます。20万ドン(約1,000円)で行くなどと言うタクシーもありますが、そういうのに限って危ない。メーターがついているノイバイタクシーを選びました。ホテル・ニッコーまで約45分、46万ドン(2,300円)でした。

ベトナムに来ての第一印象はとにかくバイクが多いことです。車の10倍の台数がメダカの群れのように走っています。しかも信号が少なく、信号のない交差点を車とバイクがぶつからずに、右折、左折するのは神業のようです。ここで日本人が車を運転することはまず不可能です。ベトナムに来てレンタカーを運転することは絶対にお勧めしません。
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ホテルニッコーはハノイで唯一の日系ホテルです。部屋は48平方メートルあるので、一人では広すぎます。ホテルの前は小さい公園があり、その隣りにサーカスがありますが、その通りと交差する道路には細長い幅のビル(アパートのようだ)が並んでいます。
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なぜうなぎの寝床のようなビルが多いのか?翌日のツアーで、ベトナム人ガイドが、ビルの一階には店舗が入っているが、間口が広いと店が払う税金が高くなるからだと説明していました(今はその間口税は撤廃されたらしい)。ベトナムは地震がないため、建築物はレンガ造りが多く、鉄筋コンクリートでも耐震・免震構造にはなっていません。

夜、食事に行こうと、ネットで調べたらホテルから歩いて行けるところに評価の高い店が2,3あったので、徒歩圏内の店を探すことにしました。お目当ての店はホテルの裏側にありますが、そこは下町で、歩道にはバイクがたくさん置いてあって通れず、しかも歩道は決壊しているところが多く、車道を歩かなければならず危険です。交差点に横断歩道はありますが、歩行者優先はありそうもなく、道路の横断はよっぽど注意しなければバイクにはねられます。一人で歩いている外国人は見当たらず、たむろしている大勢の人がからんできそうな気がして、あきらめてホテルに戻って高い食事を済ませました。

11月26日(日) ハロン湾ツアー
朝8時、ホテルに迎えに来たJTBのバスでハロン湾ツアーに出かけました。客は23名で、ガイドは2人いました。一人は日本の大学を卒業したそうで、日本語の語彙が豊富でした。ただし、日本語でやたらだじゃれ(しかも面白くない)を連発するのには閉口しました。もう一人も日本語は上手で、ベトナムの経済や産業について上手に解説してくれました。ハロン湾まで4時間かかりますから、そのあいだじゅう説明するには二人必要なのでしょう。

ガイドから聞いたベトナム人の生活。平均月収は3万円くらい。ただし、日本語を話すガイドは倍の給料をもらっているらしい。主な通勤手段はバイクだが、バイクはホンダが最も多い。10~20万円するので、ベトナム人にとってバイクの購入はかなりの出費となる。バイクには大人2人まで乗れ、子供は3人乗せることができる。そこで大人2人、子供3人、計5人が乗る場合もある。ヘルメットはかぶらなければならないが、かぶっていない人も多い。免許は20歳からだが、50CCバイクは中学生から乗れる。車はまだ庶民が手が届くものではない。

経済成長率は6.5%前後だから、中国と同じくらいか。これだけ多くの若者がバイクに乗っている姿はベトナムの若さとエネルギーを象徴しているように思えます。中国はまもなく高齢化社会を迎えようとしていますので、ベトナムがこのエネルギーでさらに経済成長率を高めていくと、生活水準は中国に追いついてくるかもしれません。

途中で1回トイレ休憩があり、昼近くにハロン湾に着き、クルーズ船に乗り換えると、すぐにランチが出ました。ランチメニューは、茹でた海老、あさり、揚げ春巻き、ワタリガニ甲羅揚げ、イカすり身のさつま揚げ、魚竜田揚げのあんかけ、ご飯と盛りだくさんです。写真はワタリガニ(左:ソフトシェルクラブ)甲羅揚げと春巻き(右)ですが、ソフトシェルクラブはホーチミンのThe Deckというレストランで食べたものの方が断然美味でした。(写真は3人分のかにと春巻きです)
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ハロン湾には約3,000の島、奇岩があり、世界自然遺産に指定されています。
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下の写真は雄鳥と雌鳥がキスしようとしているという岩です。
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その島の一つダウゴー島にある洞窟ティエンクン洞(Dong(洞) Thien(天) Cung(宮)=天宮洞)に立ち寄りました。
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この鍾乳洞は広さが野球場くらいで、高さは20メートルほどです。
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赤、青、緑、黄色などでライトアップされていますが、いろいろな色を使うため場末の飲み屋街のようでかえって安っぽく見えます。
天井の1個所に穴が空いていて、そこから外に出るようになっています。
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25年ほど前、この穴から覗き込んだ人が中が鍾乳洞になっていることを発見しました。その発見者はこの鍾乳洞でハロン湾の観光収入が増えたので、報奨金を払うよう政府に要求し続けていますが、無視され続けているそうです。

ハロン湾クルージングが終わって、ハノイに戻りました。このツアーにはオプションでディナーがついていたので、レストランを探す手間を省くため、それを申し込みました。夕食はSeasons of Hanoiというところでした(47万ドン、2,350円、TripAdvisorでは☆4となっている)。
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料理はフォー・ボー、生春巻き、牛肉の炒め物など。ディナーの後はホテルへ送ってもらいました。
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結局、ハノイの町はほとんど歩きませんでした。

※ベトナム旅行のTips 1 両替
円をベトナムドンに替えるときは、日本国内よりベトナムに入ってからの方が有利です。羽田で両替したら、1円=157ドンだったのに、ハノイ空港では1円=203ドンでした。同じハノイ空港の中でも、銀行によって両替率が異なるので、換算表をよく見た上で店を選ぶべきです。余ったドンを円に替えるときもベトナム国内をお勧めします。

※ベトナム旅行のTips 2 ツアー催行会社の選び方
現地ツアーはVeltraという会社が一番手広くやっていて、その他にJTB、H.I.S.も催行しています。JTBツアーは1回しか参加していないので、断言はできませんが、VeltraよりJTBの方がベトナム人ガイドの日本語が上手なような気がします。料金はやや高めですが、同じ行き先でJTBとVeltraがあったら、JTBを選ぶ方がよいかもしれません。(Veltraは世界中で商売しています。Veltraが直接やっているわけではなく、現地の旅行会社を使っているだけですが)

※ベトナム旅行のTips 3 ツアー料金、一人は高い
一人旅行で現地ツアーに参加する場合、催行人数が一人だけだと料金が倍になる企画が多く設定されています。フエで2回、ホーチミンで1回のツアーは参加者が私一人で、倍の料金を請求されました。これは世界中、同じでしょう。またキャンセルポリシーをよく読んで、何日前までにキャンセルすれば全額返金されるかを調べておく必要があります。





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by tochimembow | 2017-12-05 15:38 | ベトナム紀行
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定年退職後、リフレッシュのためニュージーランドを半年間漂流しているうちクライストチャーチ大地震に遭遇。日本に戻ったら、またしても働くことに。 片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず(芭蕉)


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